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Mar 13, 2012

要検証:東北地方はアスベスト(石綿)汚染を理由に阪神・淡路大震災(1995年)のがれき処理を拒否したのか

本日(3/13)付けでYahoo!ニュースに投稿されたコメントにて、東北地方はアスベスト(石綿)汚染を理由に阪神・淡路大震災(1995年)のがれき処理を拒否していたという指摘があった。阪神・淡路大震災では結果として震災アスベストで初めて中皮腫の労災認定が出るに至ったのだが、東北地方の関係者が当時それを予見していたとすれば先見の明があったと言える。しかし、当時、本当に東北地方がアスベストを理由にがれき処理の受け入れを拒否したのか、確認が取れない。資料をご存知の方がいらっしゃったらご教授いただきたい。

以下、Yahoo!ニュースに投稿された当該コメント:

xxx*****さん
2012年03月13日 10時52分
1918点307点
関西在住の方はご存知だと思いますが、
阪神大震災の瓦礫はそのほとんどが、
被災地に増設された焼却場で処理されました。
その当時の建物がアスベストを使っていて、
健康への被害が危惧されたからです。
地元以外で処理して頂いたのは、
神奈川、埼玉、福岡県の3県だけです。
当時は村山政権でしたが、
神戸市内だけでも、15基の焼却場を増設しています。
環境省の出した資料で瓦礫の量を比べても、
阪神大震災の瓦礫は2000万トンで、
東北大震災の瓦礫は2300万トンです。
範囲は広いのですから、十分に処理施設を増設できるはずです。
阪神大震災の瓦礫は3年で処理出来ました。
今回は1年経ってまだ6%台。
どうして村山政権には出来たのに、
民主党政権には出来ないのですか!?
○出典:
自治体に週内要請=被災地のがれき受け入れ―閣僚会議 ヤフコメログ - Yahoo!ニュースコメント

○参考:
阪神・淡路大震災 - Wikipedia
南三陸・気仙沼地区、大気中粉じん・アスベスト濃度測定結果 平成23年4月20日(PDF、353KB)
※上記資料によると気仙沼市本郷交差点でアスベストの浮遊が確認(0.42 本/L)されている(2011年4月11日測定)。

※2012.03.14(水)01:21追記:
東北が拒否したという直接的な記述ではないが、「神奈川、埼玉、福岡県の3県だけ」については下記の報道で確認できた

最終処分 困難な場所確保
2004/07/18
分別、再利用の推進を
 一瞬の揺れが高速道路、ビル、家を破壊し、がれきの街に変えた。阪神・淡路大震災で発生した廃棄物量は兵庫県内で二千万トン、うち自治体が処分した住宅・建築物系は千四百五十万トン。処理事業をすべて終えるまでに三年余りかかった。
早急にがれきを処理し、復興への道を開く必要があり、住民も「少しでも早く」と願った。県は震災直後の二月、一時的に搬入する仮置き場四十五カ所を確保。膨大な廃棄物は県内だけでは処理しきれず、神奈川、埼玉、福岡県まで運んだ。
 当時の担当者、築谷尚嗣・兵庫県環境整備課主幹は「仮置き場は重要。大地震に備え、事前に確保しておく方がいい」と、震災後、他の自治体防災担当者に話してきた。
◇ ◇ ◇
 被災地はがれき運搬のトラックであふれた。二月二十五日、神戸市西区の処分場、布施畑環境センターに、この日だけでトラック四千七百二十九台が搬入した。
 「平常時に比べ、建物解体から出るがれきはかなり容積が大きく、運搬手段もそれを考慮しないといけない。事前の対策計画を立てるべきだ」
 京大環境保全センターの高月紘教授は指摘する。教授ら研究グループは、神戸、西宮市で地震被害を受けた木造家屋からどのくらいの廃棄物が出るかを調査した。
 重量は約三十トン、一般家庭の三十年分の廃棄物だ。重機を使った解体では、かなりかさ張り、二階建て延べ九十六平方メートルの家屋に、四トン車十九台を使ったケースもあった。
 震災の廃棄物リサイクル率は50・1%。高月教授はリサイクル率を上げて処分量を抑制すべきだと強調する。ただ、東南海・南海地震による津波被害については「津波の強い力でめちゃくちゃになり、さらに海水でぬれてしまうと分別収集は困難だ」と懸念する。
<<解体より補修重視に>>
 布施畑処分場や、尼崎沖、泉大津沖のフェニックス埋め立て処分場があったからこそ、阪神・淡路のがれき処理はスムーズに進んだといわれる。しかし、泉大津、尼崎沖はもう満杯。二〇〇一年末から受け入れ始めた神戸沖も埋め立てはすでに17%。四番目の大阪沖処分場を建設中だが、それでもこのペースで推移すれば、「寿命はあと二十年ももたない」という。
 神戸市の震災廃棄物処理にかかわったコンサルタント会社「環境戦略研究所」の井上求社長は「大災害が起きても、ごみをなるべく出さない施策がいる」と訴える。その一つは損壊家屋への補修補助だ。
 震災時の公費解体は復興のペースを早めた半面、住宅のスクラップ化を促してしまった。まだ使えそうな家屋まで廃棄物にした。「大災害による損壊建物の補修に補助を出し、ごみにしないような制度をつくってはどうか」
 廃棄物処理が最終処分場に頼れない時代がそこまで来ている。
○出典:
神戸新聞Web News 廃棄物発生

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