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Feb 02, 2012

食品安全委員会は管理だけが目的で予防原則には立てないらしい/厚生労働省「食品中の放射性物質対策に関する説明会」(2012.01.31・福岡)

厚生労働省が一昨日(1/31)福岡で開催した「食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会~」の映像がIWJから配信されていたので2本で合計3時間以上に及ぶアーカイブをざっと視聴したが、冒頭のあいさつから最後の質疑応答に至るまで、主題の「食品に関するリスクコミュニケーション」を図ろうとする姿勢があまり感じられなかった。議事進行は一方的に安全を説明するだけという印象を強く受けた。

説明会の終了が告げられた直後、参加者の一人が壇上に駆け寄り講演者(内閣府食品安全委員会事務局勧告広報課リスクコミュニケーション専門官・久保順一氏)に内部被曝の軽視について詰め寄る数分間は視聴に値する(最後は時間切れで中継終了となった)。

特筆すべきは講演者が予防原則の軽視について言及する場面だ。言葉を濁しているためはっきりとは聴き取れないが、前後の話の流れを見る限り、要するに、食品安全委員会は管理するだけで予防原則には立てない、ということのようだ。当該アーカイブを下記に示すので視聴して確認して欲しい:

冒頭から視聴しても「ほとんど無駄」なので下記のタイムコードから視聴して欲しい:
・02:53:54 説明会の終了
・02:54:29 参加者が壇上に駆け寄る
・03:00:27 予防原則に関するやりとり

※冒頭の画像は上記シーンの画面キャプチャ。

映像中で参加者が「1日10ベクづつ食べて行くと1000日ぐらいで1000ベクレル超える」と言及している「ICRP PUBLICATION 111」のグラフは下記のものと思われる:

※上図は「放射性セシウムの一回摂取と長期摂取による体内残存量の経時推移 (ICRP PUBLICATION...」より。


○関連情報:
食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会~|厚生労働省
ustream.tv ユーザー IWJ_FUKUOKA ①食品中の放射性物質対策に関する説明会, IWJ_FUKUOKA1 2012-01-31 0730. 市民
ustream.tv ユーザー IWJ_FUKUOKA ②食品中の放射性物質対策に関する説明会, IWJ_FUKUOKA1 2012-01-31 0733. 市民

○参考:
食品に関するリスクコミュニケーション~食品中の放射性物質対策に関する説明会 in 福岡 We are all one
同情編のための前置き:許容可能リスク・ALARA・予防原則・汚染者負担原則 - Take a Risk 林岳彦の研究メモ
科学的証明が先か、安全重視か:低線量の放射線被曝・水俣や肝炎・薬害・津波・インフルエンザなどに予防原則・予防的な対策が適用されてきた/されてこなかったのか - Togetter
予防原則 - Togetter

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