« 日本医師会は「白血病患者急増」を否定しないのか | Main | 福島県内の下水処理施設で発生した放射能汚染汚泥のフレコンパックによる処理手順 »

Dec 03, 2011

環境省の検討委員会がセシウム1キロ当たり10万ベクレルの放射能汚染焼却灰は実質無管理の方針を決定


NHKの報道によると、環境省が昨日(12/2)開催した「第十回災害廃棄物安全評価検討会」(下記)において、「放射性物質汚染対処特措法に基づく廃棄物の処理について」の検討が行われ、「放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超え10万ベクレル以下」の放射能汚染焼却灰をペラペラのこん包など実質的に無管理と言えるずさんな方法で処分させる方針が決まったそうだ(冒頭の画像は放射能汚染焼却灰を「フレコンパック」でこん包した様子で、NHKの報道ビデオに「資料映像」として出た画面キャプチャ):
環境省 報道発表資料-平成23年11月29日-第十回災害廃棄物安全評価検討会の開催について(お知らせ)魚拓

フレコンパックによるこん包は非常に脆弱であり、長期間の保存は不可能だ。数年程度で劣化・破損し浸潤などが懸念される。これは放射性物質の処分としては実質的に無管理だ。

ところで、検討会の添付資料によるとこの検討会の委員は下記の8名:

(委員ここから)

平成23年度「災害廃棄物安全評価検討会」
委員名簿(五十音順、敬称略)
平成23年11月現在
・井口哲夫(名古屋大学大学院工学研究科教授)
・大垣眞一郎(独立行政法人国立環境研究所理事長)(座長)
・大迫政浩(独立行政法人国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター長)
・大塚直(早稲田大学大学院法務研究科教授)
・酒井伸一(京都大学環境科学センター長)
・杉浦紳之(独立行政法人放射線医学総合研究所緊急被ばく医療研究センター長)
・新美育文(明治大学法学部専任教授)
・森澤眞輔(京都大学iPS細胞研究所特定拠点教授)

○「委員名簿」[PDF 79KB](魚拓

(委員ここまで)


上の画像はNHKの報道ビデオより座長・大垣眞一郎氏(中村がネット情報から推定)の画面キャプチャ。

委員のうち3名について下記のような参考情報がある:
・井口哲夫氏→原発業界御用学者リスト @ ウィキ - 井口哲夫
・大塚直氏→「電力系研究機関から報酬」(2011年9月24日、読売新聞):

原子力賠償審の2委員、電力系研究機関から報酬
 東京電力福島第一原発事故による損害賠償の指針を定める政府の原子力損害賠償紛争審査会の委員2人が、電力会社とつながりのある研究機関「日本エネルギー法研究所」(東京)から報酬を得ていたことがわかった。
 同審査会は4月11日に設置。文部科学省によると、委員9人のうち学習院大の野村豊弘教授と、早稲田大の大塚直教授がエネ法研から月20万円の報酬を得ていた。野村教授は4月にエネ法研の理事・所長に就任。大塚教授は研究部長だったが、6月末に辞め、4月以降の報酬を返納したという。
 文科省によると、エネ法研は、各電力会社が出資している財団法人「電力中央研究所」(東京)から研究委託を受け、部課長には東電社員が派遣されている。
(2011年9月24日08時50分 読売新聞)
原子力賠償審の2委員、電力系研究機関から報酬 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)魚拓

・杉浦紳之氏→原発業界御用学者リスト @ ウィキ - 杉浦紳之

以下、当該報道(画像は同報道ビデオの画面キャプチャ):

(報道ここから)






















汚泥焼却灰の処理方針まとまる
12月3日 4時32分
放射性物質が検出され処理が滞っている下水処理施設の汚泥の焼却灰について、環境省は、放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレルを超え10万ベクレル以下のものは、雨水の浸入などを防ぐ措置を取ればセメントで固めなくても埋め立てができるなどとする方針をまとめました。
これは、2日開かれた専門家による検討会で環境省が示したものです。原発事故の影響で東日本を中心とした各地の下水処理施設では、汚泥やその焼却灰から放射性物質が相次いで検出され、政府はことし6月、放射性セシウムの濃度が1キロ当たり8000ベクレル以下のものは、埋め立てができるとする方針を示しています。今回示したのは、濃度が8000ベクレルを超え10万ベクレル以下の汚泥の焼却灰の処理方法で、灰の上下に土の層を設けて雨水の侵入などを防ぐとともに、灰をこん包して汚泥の飛散を防ぐ対策をすれば、埋め立てができるとしています。同時に、一般ゴミの焼却灰に比べてセシウムが水に溶け出しにくいとして、セメントで固める必要はないとしています。環境省は、汚泥の焼却灰の処理方針を示したことで、各自治体の処理が進むことを期待していますが、8000ベクレルを超える汚泥そのものについては、明確な処理方法を示せておらず、引き続き検討することにしています。
汚泥焼却灰の処理方針まとまる NHKニュース魚拓

(報道ここまで)

関連記事:
日本は核のゴミ捨て場(放射性廃棄物の最終処分場)へ
「汚染がれき処理法」成立→何故か本文は未公開
「汚染がれき処理法」成立4日後にやっと全文を公開
汚染がれき処理法(全文テキスト)

※2011.12.03(土)17:30追記:
下記の関連記事を掲載した:
福島県内の下水処理施設で発生した放射能汚染汚泥のフレコンパックによる処理手順

|

« 日本医師会は「白血病患者急増」を否定しないのか | Main | 福島県内の下水処理施設で発生した放射能汚染汚泥のフレコンパックによる処理手順 »

放射能対策」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50105/53392943

Listed below are links to weblogs that reference 環境省の検討委員会がセシウム1キロ当たり10万ベクレルの放射能汚染焼却灰は実質無管理の方針を決定:

« 日本医師会は「白血病患者急増」を否定しないのか | Main | 福島県内の下水処理施設で発生した放射能汚染汚泥のフレコンパックによる処理手順 »