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Nov 08, 2011

福島県郡山市の幼稚園児の体重増加が昨年の26%(245人について6月までの1年間・NHK)


昨日(11/7)のNHK報道によると、福島県郡山市の小児科医(菊池信太郎医師)の調査で、同市の幼稚園児245人について6月までの1年間の体重増加が昨年の同時期の26%に減少したという結果が示されている。

震災と原発事故の影響が考えられる期間は3か月(3月~6月)しかない。これは仮説だが、対象期間の1/4の影響で体重増加が1/4に減少したとすると、3月起点であれば、体重増加は1/4どころかマイナスになっているのではないだろうか

NHKに先立つ先週(11/2)のMSN産経の報道によると、菊池信太郎医師による別の調査でも体重増加率が昨年の42%に減少した(1/2.4=42%)という結果が示されている:

(調査結果ここから)

菊池医師が毎年5月に行う定期健康診断で、郡山市内の私立幼稚園児約30人の体重の伸びを比較したところ、一昨年から昨年にかけては平均2・4キロ増えたのに対し、昨年から今年にかけては平均1キロしか増えていなかった。

(調査結果ここまで)

MSN産経の報道では同医師による下記の見解が示されている:

(見解ここから)

被曝を恐れ、子供の遊びが室内中心に変化したことで、(1)ゲームをしたり漫画を読んだりすることによる肩こりや筋肉のこわばり(2)運動不足で幼児の運動発達遅延の疑いやストレス増加-などが見られる

(見解ここまで)

この見解では「被曝を恐れ、子供の遊びが室内中心に変化したことで」と放射能の影響が指摘されているが、内部被曝そのものによる体重減少効果についても注意を払うべきだと思う。

菊池信太郎医師について検索したところ医療法人仁寿会菊池医院の医師紹介に同姓同名の小児科医(副院長先生)がいらっしゃるようだ。

菊池信太郎医師は先月開催された第44回日本小児呼吸器疾患学会「東日本大震災特別企画シンポジウム」で「福島の子どもたちに未来はあるか?」というタイトルで学会発表をなさっている。
プログラム第1日目・10月15日(土)(PDF、568KB)(キャッシュ

関連(某巨大匿名掲示板のスレッド):
【原発問題】福島県郡山市の240人余りの幼稚園児の体重の増え方 4分の1に

以下、関連報道2件:

(報道ここから)

原発事故の2次被害防げ 安心できる育児環境が急務
2011.11.2 07:01 (1/3ページ)[環境・エコ]
福島県郡山市は「震災後こどもの心のケアプロジェクト」の一環として、室内で思い切り遊べる遊び場を設置した=8月26日、同市(ボーネルンド提供)
 東京電力福島第1原発事故による被曝(ひばく)を恐れ、子供を屋外に出さないことや親の不安が子供に伝わることでの心理的影響を懸念する声が小児科医らから上がっている。原発事故がもたらした2次被害といえ、放射性物質(放射能)の実害以上の影響を受けないため、親が安心して子供を育てられる環境の確保が急務だ。(村島有紀)
                   ◇
 東日本大震災の被害に加え、放射線と風評被害にも直面している福島県郡山市。同市は医師会などと連携し、「郡山市震災後こどもの心のケアプロジェクト」を実施している。
運動発達遅延?
 8月末の3日間、親子の室内遊び場「キドキド」などを運営するボーネルンド(東京都渋谷区)の協力を得て、約500平方メートルの広い室内遊び場を市の交流施設に設置した。
 参加した父母からは「外遊びが大好きな年頃(1歳)。積極的に外遊びをさせたいが外に出られず困っていた。体を動かせる場は貴重」「子供のストレスを発散できる場所を作ってほしい。常設を希望」などの声が寄せられた。
 プロジェクトマネジャーの小児科医、菊池信太郎医師によると、被曝を恐れ、子供の遊びが室内中心に変化したことで、(1)ゲームをしたり漫画を読んだりすることによる肩こりや筋肉のこわばり(2)運動不足で幼児の運動発達遅延の疑いやストレス増加-などが見られるという。
原発事故の2次被害防げ 安心できる育児環境が急務+(1-3ページ) - MSN産経ニュース

原発事故の2次被害防げ 安心できる育児環境が急務
2011.11.2 07:01 (2/3ページ)[環境・エコ]
福島県郡山市は「震災後こどもの心のケアプロジェクト」の一環として、室内で思い切り遊べる遊び場を設置した=8月26日、同市(ボーネルンド提供)
 幼稚園児の体重が増加していないという報告もある。菊池医師が毎年5月に行う定期健康診断で、郡山市内の私立幼稚園児約30人の体重の伸びを比較したところ、一昨年から昨年にかけては平均2・4キロ増えたのに対し、昨年から今年にかけては平均1キロしか増えていなかった。
 菊池医師は「被曝を恐れるあまり、震災後は一歩も屋外に出されることなく、生活している乳幼児がいる。十分な運動ができないことによる発育の遅れや影響が心配だ」。
子供にも悪影響
 ボーネルンドは9月、0~6歳の子供を持つ母親1千人に、子供の遊びと成長に関する意識調査をインターネットで実施した。その結果、震災後に昨年と比べて外遊びを減らした母親は14・5%、福島県では75%に上った。外遊びが減少することで子供の成長に不安を感じる母親も多く、「とても不安に感じる」が11・9%、「やや不安を感じる」が44・8%だった。
 福島県相馬市と南相馬市で内部被曝の検査や健康相談を行う坪倉正治医師は「多くの親が精神的ダメージを受け、悩み、悶々とした日々を過ごしている。大人が抱える問題が子供にも悪影響を及ぼす事例が目立つ。親の不安を取り除くことが子供の健康維持に欠かせない」と話している。
原発事故の2次被害防げ 安心できる育児環境が急務+(2-3ページ) - MSN産経ニュース

園児の体重の増え方 4分の1に
11月7日 19時40分
福島県郡山市の幼稚園児240人余りについて、ことし6月までの1年間の体重の増え方を調べたところ、去年の同じ年齢層の4分の1程度にとどまっていたことが分かり、調査した小児科医は「原発事故で外遊びができず、食事の量が減るなどしたのではないか」として、追跡調査の必要性を指摘しています。
郡山市の小児科医、菊池信太郎医師は、市内の2つの幼稚園の4歳児と5歳児のクラスに通う245人の体重の増え方を調べました。その結果、ことし6月までの1年間に増加した体重は平均で0.81キロで、去年、同じ年齢層で測定した増加幅、平均3.1キロの26%にとどまったことが分かりました。このうち、5歳児クラスの体重増加の平均は0.84キロで、厚生労働省が去年、全国で行った発育調査の平均の1.8キロを大きく下回っていました。菊池医師によりますと、調査は原発事故の3か月後のものですが、幼稚園でも家庭でも外遊びができない状況が続き、ほかに要因が見当たらないことから、事故が影響して、体重の増加幅の減少につながった可能性があるということです。菊池医師は「外遊びができずに運動量が減り、食欲がわかなくなって食事の量が減ったり、我慢を強いられる生活にストレスを感じ、成長ホルモンの分泌に変化が起きたりしたのではないか。一時的なものであれば回復すると考えられるが、成長の停滞が長引かないよう、追跡調査を行って対策を講じるべきだ」と指摘しています。また、幼稚園の赤沼順子主任教諭は、「子どもたちは一見元気そうですが、ストレスを心の奥に押し込めて、実は、体は悲鳴を上げているということかと思いました。子どもたちが思い切り遊べるような場を地域に作ってほしいです」と話していました。子どもの発育や発達に詳しい、山梨大学教育人間科学部の中村和彦教授は、「事故から3か月の期間であっても、子どもたちの発育への影響は大きいと思う。幼少期には体の運動能力と認知的な能力、それに情緒や社会性といった能力が互いに関わりあいながら成長している。このため、体重の停滞が長く続くと、体の発育だけでなく機能の発達にも影響が出るおそれがある。さらに詳しいデータを集めて現状を分析し、子どもたちにどんな環境を整えればいいのか、早急に検討すべきだ」と話しています。
園児の体重の増え方 4分の1に NHKニュース魚拓

(報道ここまで)

※2011.11.08(火)08:35追記:
NHK報道ビデオの画面キャプチャをページ冒頭および下記に掲げる。















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