蜘蛛の糸(芥川龍之介)
「こら、放射能汚染地域ども、汚染されていない食物は九州のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、取り寄せに来た。止めろ。止めろ。」
九州がこのように主張して汚染されていない食物の送り出しを拒否したら、その途端に「蜘蛛の糸」は切れてしまうだろう。
しかし、汚染されていない食物を汚染地域に送り出した九州は、入れ替りに汚染された食物を受入れるべきなのだろうか。
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Comments
はじめまして。
食料だけではなく、汚染灰も来ましたね。もうすぐ瓦礫も来そうですし。
差別問題と混同されていますが、放射性物質を拡散させてはいけないのはの鉄則ですし、比較的きれいな土地を残しておくことこそ、後々まで被災地の助けになると思うのですが…。
今度のことで、自治体としての故郷北九州には失望しました。市民を被曝の危険から守ろうともしないで、何が環境都市かと。0・2マイクロシーベルト/時って、余裕で年間1ミリシーベルトこえるのに、人体に影響ないって…。そんなスタンスで瓦礫を受け入れるなんて、おそろしすぎです。息子(1歳)と沖縄にでも逃げたいです…。とりあえずガイガーカウンターは買います。
Posted by: 中間市民 | Jul 20, 2011 05:19 AM
中間市民 さん、コメントありがとうございます。
下記の関連記事を掲載しました。こちらも是非ご覧ください。
「環境首都」を目指すがゆえに「放射能対策」が後手に回る北九州市のジレンマ
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/07/post-be6d.html
Posted by: 中村友一 | Jul 21, 2011 10:36 AM