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Jul 02, 2011

京都市は学校給食に使用される農産物の放射能検査を実施

茨城県産の給食の食材に放射能検査を実施していない北九州市教育委員会学務部学校保健課に比べると京都市保健福祉局保健医療課の積極的な取り組みは評価できると思う。

しかし、検査対象品が「茨城県産キャベツ,群馬県産キャベツ 計2検体のみである点、「暫定規制値を超える放射性ヨウ素及び放射性セシウムは検出されませんでした。という記載のみ具体的な測定値(何Bq/kgであったのか)が記載されていない点に懸念が残る。せっかく検査しているのに残念な話だ。

以下、京都市保健福祉局保健医療課の発表を公式ホームページ「学校給食に使用される農産物の放射能検査結果について/[2011年6月29日]おしらせ」から引用する:


(引用ここから)

平成23年6月28日
保健福祉局(保健医療課 222-3429)

学校給食に使用される農産物の放射能検査結果について

 福島第一原子力発電所事故に伴い,周辺地域の農産物や水産物から暫定規制値を超える放射性物質が検出される事例を受け,本市では,本日,6月29日(水曜日)に学校給食で使用される農産物(茨城県産キャベツ及び群馬県産キャベツ)の放射能検査を実施致しました。
 その結果,暫定規制値を超える放射性ヨウ素及び放射性セシウムは検出されませんでしたので,お知らせします。

1 学校給食に使用される農産物に関する放射能検査結果について
(1)検査日(検体採取日) 
  6月28日(火曜日)
(2)検体採取場所及び検査対象品
  中央卸売市場第一市場
  茨城県産キャベツ,群馬県産キャベツ 計2検体
(3)検査実施機関
  京都市衛生環境研究所
(4)検査結果
  検査を実施した2検体いずれからも,暫定規制値を超える放射性ヨウ素及び放射性セシウムは検出されませんでした。

検査結果

 検体名

 生産地

 検査結果(ベクレル/kg

 放射性ヨウ素

 放射性セシウム

 キャベツ

 茨城県

 検出しない

 検出しない

 キャベツ

 群馬県

 検出しない

 検出しない

(暫定規制値:放射性ヨウ素2,000 放射性セシウム500 単位:ベクレル/ kg)

2 今後の対応について
 引き続き,福島,茨城,群馬,栃木,千葉県から入荷する学校給食用の農産物については,随時,京都市衛生環境研究所において放射能検査を実施し,暫定規制値を超える農産物が学校給食に使用されることがないよう,措置を講じるとともに検査結果については,本市ホームページ等で公表致します。

(引用ここまで)


以下、関連する報道を2件引用する:

(引用ここから)

行政ファイル:学校給食の食材の放射能検査 /京都
 京都市は28日、市内の学校給食で29日に使用される茨城県と群馬県産のキャベツの放射能検査を実施。いずれも国の暫定規制値を超える放射性ヨウ素及び放射性セシウムは検出されなかった。引き続き福島、茨城、群馬、栃木、千葉の各県から入荷する学校給食用の農産物について、随時検査を実施する予定。
毎日新聞 2011年6月29日 地方版
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20110629ddlk26010473000c.html

学校給食の農産物、放射能測定し公表…HPで京都市
「京都市 学校給食 放射能検査」の記事をお探しですか?最新関連記事が 5 件 あります。 福島第一原発事故を受け、京都市は、給食に使う東日本の農産物が放射性物質に汚染されていないか測定し、結果を市のホームページで公表し始めた。
 福島、茨城、群馬、栃木、千葉の5県の農産物を対象とし、市衛生環境研究所(京都市中京区)で放射性ヨウ素と放射性セシウムを測定する。28日には茨城、群馬県産のキャベツを検査したが、これらの放射性物質は検出されなかった。
 市保健医療課は「保護者から不安を訴える声が寄せられたため、対応することにした」としている。
(2011年6月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20110629-OYT8T00678.htm

(引用ここまで)

※2011.07.04(月)13:08追記:
冒頭に誤字があったため訂正(○:「Bq/kg」←×:「Ba/kg」)

※2011.07.09(土)19:40追記:
京都新聞の報道には「京都お母ちゃんネットワーク」というグループが中心になって市に要請した経緯などが紹介されている。このグループを検索したところ公式ページなどは見当たらない。現時点で言及されているページは「京都市の学校給食の安全についての質問状 (放射能汚染のことで)」など第三者によるもののみだ。詳細は不明なのでこのグループの是非についての判断は留保するが、自治体の役人の立場に立った場合、この手のグループによる働きかけが無ければ動きにくいということは想像に難くない。参考になる動きではないかと思う。

以下、京都新聞の引用:

(引用ここから)

給食食材の放射性物質影響 京滋保護者が不安視
原発事故による放射能汚染と学校給食との関連を京都市教委の担当者に質問する保護者たち(15日、京都市中京区)
 学校給食に使う食材をめぐり、福島第1原発事故による放射性物質の影響を不安視する声が京滋の保護者から出されている。背景には国が定めた食品の暫定基準への不信感があり、独自基準の設定を求める意見も上がる。一方、過度に踏み込んだ対策は逆に被災地の風評被害につながる懸念もあり、学校側は対応に苦慮している。
 「京都が他に先駆けて、給食の食材に独自の放射性物質基準を設けてほしい」。「京都お母ちゃんネットワーク」の5人が15日、京都市教委に要請した。同ネットは、原発事故を受けて市立小学校の保護者らが立ちあげた。
 国は食品の放射性物質に出荷停止を伴う暫定基準値を設けている。にもかかわらず同ネットが独自基準を求めたのは、国の対策が「不確かであいまい」(山崎典子代表)と映るからだ。学校での被ばく量上限をめぐり、国が従来の20倍に緩和する方針を公表、撤回した二転三転の対応も、信頼性をゆるがせた。
 市教委は独自基準の設定には「自治体ごとに基準が違えば混乱する」と難色を示す。一方で22日の市議会委員会で、過去に出荷停止を受けた福島など東北・北関東5県産の給食食材を、7月上旬から独自検査する方針を打ち出した。そのうえで「保護者の関心は理解できる。科学的にどういう根拠で安心できるのか、明確な説明がない」と、国の対応に不満をにじませた。しかし学校側にとっては、独自策が過度になると「風評被害につながりかねない」と、踏み込んだ対策を取りにくい事情もある。特に風評被害に苦しむ福島県の農家支援を打ち出す京都府、滋賀県は困惑する。
 滋賀県の嘉田由紀子知事は4月下旬、「福島県産品の販売を後押しする」として職員食堂で使うと表明した。ところが「給食で積極的に使う」とテレビが誤報し、「撤回しろ」「子どもは給食、食材を選べない」と1日で42件もの抗議が殺到。子どもの健康に直結する給食の安全性に関する敏感さを示した。
 この騒動に振り回された県教委スポーツ健康課の担当者は「今までとルールを変えると風評被害を生みかねない。『積極的に使う』とも『使用を自粛する』とも、あえて言わない」と打ち明ける。
【 2011年06月26日 10時42分 】
給食食材の放射性物質影響 京滋保護者が不安視 京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110626000028

(引用ここまで)

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Comments

「検出しない」=「検査数値が出ない」です。
つまり限りなく0に近いって事。
数値が出たら当然数値を出すはずです。

Posted by: | Jul 14, 2011 at 09:53 PM

ご指摘ありがとうございます。

そこは記事を書く時に少し悩んだのですが、京都市の発表は「暫定規制値を超える放射性ヨウ素及び放射性セシウムは検出されませんでした」であり、「暫定規制値を超える」と限定しています。引き続き調査しますが、現時点では確認できないため記事は訂正しません。

Posted by: 中村友一 | Jul 15, 2011 at 07:29 AM

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