放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社の謎(公式ホームページがドメインごと消失ほか)
先月、放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社だが、先ほど同社の英語圏向け公式ホームページにアクセスしてみると、英語圏向けページどころか、ドメイン(nanosense.fr)ごと消失しており、プロバイダのホームページにリダイレクトされる(上記の画像は2011年05月08日(日)09:44現在の画面キャプチャ)。
2009年2月2007年6月のアーカイブ(英語ページ注意:該当する日付をクリックするとその日のアーカイブが表示される)が残っている(少なくとも2年前4年前から活動していた形跡がある)ことから架空企業ということではないだろう。
whois情報でもNanoSense社の登録情報はまだ残っており、ホスティング料金の滞納など何らかの事情で一時的に利用停止になっているものと思われる。
今朝09:10に代表メールアドレス(infos@nano-sense.com)宛にメールを送信したが、いまのところ返信はなく、エラー等で戻ってきてもいない。
ところで、先月(4/11)の記者発表に参加したジャーナリストの取材メモには「総販売台数とその予定」について「2~3週間以内には発表し、早急に販売できると考えている。」とあったが、3週間以上経過した現時点で新たに記者発表などで発表されたという情報は入っていない。
他にも調査中だが、ナノセンス社には謎が多い。変化があれば続報を出す。
※経緯をご存じ無い方は下記の関連記事を(コメント欄も含めて)ご覧ください:
・仏企業、放射線計測器を日本で発売 価格は2万円未満(日本経済新聞 電子版)
・仏企業が日本向け放射線測定器を販売へ(テレ朝ニュース)
・ナノセンス社(フランス)会社情報
・Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503(1週間前4/30にナノセンス社に英文メール問い合わせ→未だ応答無し)
※2011.05.08(日)18:20追記:
アーカイブへのリンクが正常に表示されないので修正。また、最古のページが2009年2月ではなく2007年6月であったので関連する記述を抹消訂正。
※2011.05.09(月)04:25追記:
さきほど(04:20)確認するとホームページは正常にアクセスできるようになっている。技術上もしくは運営上のトラブルがあたものと考えられるが、詳細は分からない。
※2011.05.19(木)08:00追記:
関連記事「「RADEX RD1503」53,000円(大量購入時の最安条件で1個25,300円)の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問」を掲載した。
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