« ナノセンス社(フランス)会社情報 | Main | メモ:国産の放射線測定器(堀場製作所・環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)、システムトークス・放射線測定器GC-SJ1) »

May 01, 2011

緊急注意:下水汚泥から高濃度放射能=福島(時事ドットコム)

福島県郡山市の下水汚泥を他地域に搬送したり、ましてや焼却したりすると「放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為」に該当するのではないだろうか。緊急に注意すべきだと思う。

以下、ニュース引用:

(引用ここから)

下水汚泥から高濃度放射能=福島

 福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で処理する下水汚泥から1キロ当たり2万6400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同県は降雨により多量の放射性物質が下水に流れ込んだためと推測している。
 汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キロ当たり33万4000ベクレルが検出された。(2011/05/01-17:42)

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011050100134
(引用ここまで)

※2011.05.01(日)18:45追記:
引用ニュース中に「溶融スラグ」とあることから、問題の下水汚泥は間違いなくすでに焼却されている焼却の過程で相当量の放射性物質が大気中に放出されているのではないだろうか。行政は緊急に対応しなければならない。

※2011.05.01(日)18:55追記:
引用ニュースの画面キャプチャを掲載する:

※2011.05.01(日)19:43追記:
NHKニュースでも報道があった。すでに他地域へセメント材料として流出している。このセメントが建築物に利用されれば恐怖の放射能ビルとなる。下水処理、輸送、建築、すべての作業に関わった人の健康被害が懸念される

(引用ここから)

下水汚泥に高濃度放射性物質
5月1日 19時2分

福島県郡山市にある下水処理施設の汚泥などから、比較的高い濃度の放射性物質が福島県の調査で検出されました。処理された汚泥は県外に運ばれて、セメントの材料として再利用されていたということで、福島県では追跡調査を行っています。

放射性物質が検出されたのは、福島県郡山市日和田町にある県の下水処理施設「県中浄化センター」です。福島県が先月30日まで行った調査の結果、汚泥からは1キロ当たり2万6400ベクレル、汚泥を焼き固めた「溶融スラグ」からは33万4000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。このうち、溶融スラグから検出されたセシウムは、原発事故の前に処理されたものと比べると、およそ1300倍に達するということです。福島県では「地面の放射性物質が雨で下水に流れ込み、処理の過程で濃縮されたのではないか」とみています。この浄化センターから出る汚泥は、県外に運ばれてセメントの材料として再利用されていたということで、県では、当面の間、再利用を見合わせるとともに、原発事故のあとで搬出された汚泥がどのように使われているのか、追跡調査を行っています。また、県内の同様の施設でも汚泥などの調査を行うほか、作業員の健康に影響がないか調べるとともに、作業員の安全確保や、放射性物質を含んだ汚泥の処理などについて、早急に方針を示すよう国に求めています。この問題を受けて、国土交通省は、原子力安全・保安院に報告したうえで、環境省など関係機関と調整を図って、汚泥を安全に処理する方法などを検討することにしています。汚泥は、対応が決まるまで浄化施設に保管するしかなく、国土交通省は「このままでは汚泥がたまっていくことになる。これまでにないケースなので、どのように処理するのか不明な点が多いが、できるだけ速やかに対応を決めたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110501/t10015660021000.html(リンク

(引用ここまで)

※2011.05.01(日)19:55追記:
NHKニュースは福島県ローカル版もあった。ほぼ同内容だが微妙に内容が異なる。比較のため下記に引用しておく。

(引用ここから)

下水汚泥から高濃度放射性物質

福島県郡山市にある下水処理施設の汚泥などから、比較的濃度の高い放射性物質が福島県の調査で検出されました。
処理された汚泥は県外に運ばれて、セメントの材料として再利用されていたということで、福島県では追跡調査を行っています。
比較的濃度の高い放射性物質が検出されたのは、郡山市日和田町にある下水処理施設「県中浄化センター」です。
福島県が先月30日まで行った調査の結果、▼汚泥からは1キロあたり2万6400ベクレル、▼汚泥を焼きかためた「溶融スラグ」からは33万4000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
このうち、「溶融スラグ」から検出されたセシウムは、原発事故の前に処理されたものと比べると、およそ1300倍の濃度だということです。
県では「地面の放射性物質が雨で下水に流れ込み、処理の過程で濃縮されたのではないか」としています。
この浄化センターから出る汚泥は、県外に運ばれてセメントの材料として再利用されていたということで、県では当面の間、再利用を見合わせるとともに、原発事故のあとで搬出された汚泥がどのように使われているのか、追跡調査を行っているということです。
また、県内の同様の施設でも汚泥などの調査を行うほか、作業員の健康に影響がないか調べるとともに、作業員の安全確保や放射性物質を含んだ汚泥の処理などについて、早急に方針を示すよう国に求めています。

05月01日 18時36分

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055658391.html(リンク

(引用ここまで)

※2011.05.01(日)20:25追記:
時事ドットコムのニュースは続報が入っている。すでに500トンもの汚泥が外部に流出した状態で、これだけあれば本当に恐怖の放射能ビルが出来ていても不思議ではない。以下、続報を引用:

(引用ここから)

下水汚泥から高濃度放射能=再利用停止、降雨で流入か-福島

 福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で発生した下水汚泥から1キロ当たり2万6400ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。県は、福島第1原発事故で外部に放出された大量の放射性物質が降雨により下水に流れ込んだと推測している。
 汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キロ当たり33万4000ベクレルが検出されたという。原発事故前に処理したスラグから検出されたのは246ベクレルだった。
 同センターでは毎日80トンの汚泥が発生し、うち10トンを再利用のため県外のセメント会社に搬送しているが、県は1日付で再利用を停止。事故発生以降にセメント会社に運ばれた汚泥は計500トンとみられ、実際に再利用されたかなどついては今後調べるという。(2011/05/01-18:48)

http://www.jiji.co.jp/jc/eqa?g=eqa&k=2011050100134(リンク

(引用ここまで)

※2011.05.02(日)08:43追記:
共同通信、読売新聞、朝日新聞からも報道されている。基本的に同内容だが、「溶融スラグは1日に2トン発生」(共同通信)、「敷地周辺で測定した放射線量は毎時1.8~3.4マイクロシーベルト」(朝日新聞)など新たに具体的な数値も出ている。以下、比較のために記事4件を引用しておく:

(引用ここから)

郡山市の浄化センターで高濃度セシウム検出
福島県郡山市の県中浄化センターで、汚泥を焼却処理した溶融スラグから高濃度のセシウムを検出。 2011/05/01 17:35 【共同通信】
速報 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/news/flashnews/


福島の汚泥から高濃度セシウム 郡山市の下水処理場
 福島県は1日、同県郡山市の下水処理場「県中浄化センター」で、汚泥と汚泥を焼却処理した溶融スラグから高濃度の放射性セシウムを検出したと発表した。県は、降雨により地表の放射性物質が混入したとみている。
 県によると、汚泥からセシウムを1キログラム当たり2万6400ベクレル、溶融スラグから同じく33万4千ベクレルを検出した。原発事故前の溶融スラグは同246ベクレルだった。
 1日に80トン出る汚泥のうち、70トンは溶融炉で処理し、10トンは県外のセメント会社が再利用している。溶融スラグは1日に2トン発生する。
 県は1日からセメント会社への搬出を停止したが、事故以降に500トンが運び出された。溶融スラグも道路の砂利などとして利用しているが、同センターは事故以来出荷していなかった。
 県の担当者は「溶融スラグの濃度が高いのは、焼却などの下水処理の過程で濃縮されたためとみられる」と話した。
2011/05/01 18:50 【共同通信】
福島の汚泥から高濃度セシウム 郡山市の下水処理場 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050101000577.html


福島県の下水汚泥など、高濃度の放射性物質検出
 東京電力福島第一原発事故を巡り、福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で処理した下水汚泥と、汚泥を焼却して乾燥させた溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出されたと発表した。
 県は放射性物質を含む雨水が大量に流れ込んだためとみている。汚泥の一部は再利用目的で県外のセメント会社に搬送されており、県は追跡調査を行う。また、放射性物質を含む汚泥の取り扱い方には国の基準がなく、県は同日、処理方法や作業員の安全確保の方針などを定めるよう国に要請した。
 県によると、4月22日に溶融炉周辺の放射線量を測った際、郡山市中心部の数値の数倍に達したため、28日に汚泥とスラグの濃度を測定。汚泥は放射性セシウムが1キロ・グラムあたり2万6400ベクレル、スラグは同33万4000ベクレルが検出された。事故前に処理したスラグの1300倍以上の濃度となっている。
(2011年5月2日02時34分 読売新聞)
福島県の下水汚泥など、高濃度の放射性物質検出 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110501-OYT1T00537.htm


下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質 福島・郡山
2011年5月2日3時1分
 福島県郡山市にある下水処理施設の下水汚泥と、汚泥を燃やしてできる砂状の「溶融スラグ」から高濃度の放射性セシウムが検出された。県が1日発表した。施設周辺の大気からは、市内の別の地点より高い放射線量が計測された。県は、汚泥の焼却時に放射性物質が拡散するかどうかについて「調査中」としている。
 下水汚泥が高濃度の放射性物質を含む場合、その処理に関する国の指針やマニュアルはない。このため、下水処理施設を所管する国土交通省は2日、どのように処理していくか、原子力安全・保安院と対応を緊急に協議する方針。また東日本の自治体に対し、汚泥中の放射性物質濃度を計測するよう求める見通しだ。
 施設は郡山市日和田町高倉の県中浄化センター。県によると、4月30日に調査したところ、汚泥から1キロあたり2万6400ベクレル、スラグから同33万4千ベクレルの放射性セシウムが検出された。スラグの数値は、福島第一原発事故の前の約1400倍だった。
 県は、地表面の放射性物質が雨などによって流れ込み、下水処理の過程で濃縮されたとみている。
 県によると、汚泥は1日80トン発生し、70トンは施設内の溶融炉で燃やすことでスラグ2トンになる。残り10トンはセメントの材料としてセメント会社に送るという。
 原発事故後、計約500トンの汚泥がセメント会社に搬出されたといい、県が追跡調査をしている。スラグは施設内でビニールシートをかぶせて保管している。
 県はセンターの作業員に放射線量計を持たせるとともに、セメント会社への搬出を当面の間休止。県内の別の22施設についても同様の調査をするという。
 県が1日にセンターの敷地周辺で測定した放射線量は毎時1.8~3.4マイクロシーベルトと、約10キロ離れた郡山合同庁舎付近の約1.6マイクロシーベルトより高かった。
 現行の下水道法は、汚泥は積極的に再利用するよう全国の自治体に求めている。国交省によると、全国で発生する汚泥の8割は建材などに再利用され、残り2割ほどが埋め立て廃棄されているという。(矢崎慶一、北川慧一)
asahi.com(朝日新聞社):下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質 福島・郡山 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0501/TKY201105010383.html

(引用ここまで)

※2011.05.04(水)06:40追記:
NHKで「道路などの建設資材として使われた可能性が高い」と続報があった。こういう場合は過小報道されることが多いので、おそらく「道路など」の「道路」はカモフラージュであり、「など」の方が重要と見るべきだろう。道路を全面に出すことで、住宅建材として使われている可能性を印象付け無いようにしているのではないだろうか。すなわち「行間を読む」と、こうなる。

行間に書いてあること(推測):
高濃度放射能を含むセメントを使用した恐怖の放射能ビルが既に施工されてしまった可能性がある!

また、今後は基準値として「1キログラム当たり100ベクレル」を採用するとの見通しだが、食品並みの基準で本当にいいのか早急に議論が必要だろう。

以下、NHKニュース(2件)を引用する:

(引用ここから)

下水汚泥 建設資材に使用か
5月3日 17時40分
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出された問題で、この処理施設から出た汚泥が栃木県にあるセメント工場に運ばれ、すでに道路などの建設資材として使われた可能性が高いことが分かりました。
この問題は、郡山市にある県の下水処理施設「県中浄化センター」の汚泥などから放射性セシウムが検出されたものです。この処理施設から出た汚泥は、栃木県佐野市にある「住友大阪セメント」の工場で、セメントの材料として再利用されていましたが、住友大阪セメントによりますと、震災翌日の3月12日から先月30日までに928トンの汚泥が運びこまれ、多くが加工して出荷されて、栃木県や周辺の県で道路やビル、橋などの資材として使われた可能性が高いということです。住友大阪セメントは、当面、栃木工場からのセメントの出荷を停止するとともに、工場にあるサンプルを調べて、すでに出荷したセメントにどの程度の放射性物質が含まれていたか調べることにしています。
下水汚泥 建設資材に使用か NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110503/t10015689931000.html


汚泥問題 分析後に対応策判断
5月4日 4時57分
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出され、セメントの材料として再利用されていた問題で、経済産業省の原子力安全・保安院は、福島県が行っているセメントに含まれる放射性物質の濃度の調査結果を待って、今後の対応策について判断することにしています。
この問題は、郡山市にある福島県の下水処理施設「県中浄化センター」の汚泥などから、放射性セシウムが検出され、この汚泥が栃木県佐野市にある「住友大阪セメント」の工場で再利用されていたものです。会社や原子力安全・保安院によりますと、再利用されたセメントはすでに出荷され、道路や橋などの資材として使われた可能性があり、会社側が追跡調査を進める一方、福島県が工場に残されていたセメントを採取して放射性物質の濃度を調べています。これについて、原子力安全・保安院は、福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質が下水に流れ込んだとみていますが、今回のようなケースは想定がなく、関係する省庁と対応を協議しています。具体的には、原子力発電所から出る放射性廃棄物の処理について定めた国の規則を参考にする方向で、放射性物質として扱わなくてもよいとされる放射性セシウムの濃度の、1キログラム当たり100ベクレルが今後の対応策を決めるうえでの1つの目安になるとしています。原子力安全・保安院は、福島県の調査結果を待って、最終的な判断をすることにしています。
汚泥問題 分析後に対応策判断 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110504/k10015694991000.html

(引用ここまで)

※2011.05.08(日)15:50追記:
群馬県内の下水汚泥からも放射性物質されたようだ(東京新聞)。調査が進めば新たな汚染が見つかるだろう。
また、そのほかに建設業界紙でも関連記事の報道があった。内容はほぼ既報で新たな情報はほとんどない。なお、報道されていないものの、建材関連企業に動きがあるので、別途記事にしたい。

以下、ニュース2件を引用する:

(引用ここから)

【群馬】
県内の処理施設3カ所 下水汚泥からも検出 「外部への影響なし」
2011年5月7日
 県下水環境課は、県内の下水処理施設三カ所で採取した下水汚泥から放射性物質を検出したと発表した。同課は「福島第一原発事故の影響は否定できない」と説明した上で、「半減期の長い放射性セシウムについては、福島県郡山市で検出された量の百分の一以下であり、外部への大きな影響はない」としている。
 同課によると、県が管理する下水処理施設六カ所のうち、一日に西邑楽水質浄化センター(千代田町)、三日に県央水質浄化センター(玉村町)と桐生水質浄化センター(桐生市)で汚泥を採取。一キロ当たりの放射性物質を測定した結果、半減期が約三十年と長いセシウム137を一一〇~二二〇ベクレル検出。さらに、ヨウ素131(半減期約八日)を八六~一〇〇ベクレル、セシウム134(同約二年)を一〇〇~一九〇ベクレル検出した。
 下水汚泥については、暫定規制値など放射性物質の危険度を判断する指標はない。同課は「放射性物質が検出された汚泥については、処理方法に関する国の指針が出るまで、施設内などに保管する」と説明している。 (中根政人)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110507/CK2011050702000058.html県内の処理施設3カ所 下水汚泥からも検出 「外部への影響なし」群馬(TOKYO Web)


日刊建設工業新聞 - 今日のニュース
5月6日
福島原発事故、建材にも影響波及/下水汚泥から放射性物質/国交省ら対応検討
 東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故の影響が、建設資材にも波及してきた。福島県内で発生した下水汚泥を処理してできる溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出された。汚泥はセメント会社が再生利用しており、事故発生後に計約500トンの汚泥が運搬されたとみられており、県が実際に再利用されたかなどの追跡調査に乗りだした。県の要請を受け、国土交通省と経済産業省原子力安全・保安院の検討チームも発足。関係機関と調整を図りながら対応していく。
 福島原発では、放射能漏れを防ぐために原子炉冷却機能の回復に向けた復旧作業が連日行われているが、収束の見通しは立っていない。放射能による汚染の問題は、食品や飲料水など人体に直接的被害を及ぼす分野を中心に、風評被害も含めて深刻化している。そうした中で今回新たに、福島県郡山市にある県中浄化センターで発生した下水汚泥と溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出されたことが明らかになった。
 汚泥の再生利用品である溶融スラグから1キログラム当たり33万4000ベクレルの放射性セシウムが検出された。原発事故が起きる前の通常のスラグでは246ベクレル程度だったという。県の災害対策本部は今回の調査結果を4月30日に確認し、高濃度汚染の原因を「降雨で地表面の放射性物質が混入し、下水処理過程で濃縮されたこと」と推定している。
 同センターでは1日当たり80トンの下水汚泥が発生し、うち10トンをセメント会社に持ち込み、残り70トンを溶融炉で処理して溶融スラグ2トンを再生利用している。溶融スラグについては同センター場内のストックヤードに保管し、バリケードで立ち入りを制限した。セメント会社での再利用は1日に休止しているが、これまでに県外のセメント会社に約500トンの汚泥が搬送されたとみられており、県が追跡調査を実施している。県は県内の他の下水関連施設を含めて放射線量の調査を行う方針だ。県災害対策本部の要請を受け、国交省と原子力安全・保安院が中心となって検討チームも設置した。
http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201105060103001

(引用ここまで)

※2011.05.08(日)21:45追記:
一昨日の下野新聞で「セシウム検出汚泥、使用は1%未満」という微妙な状態であることが報道されている。均一に混ざっているとしたら危険性は薄まるが、集中していたらと思うとぞっとする。また、さきほどのNHKの報道によると、さらに高濃度のケースがあったようだが、これは建物によっては「当たり外れ」があるという恐るべき状態にあると考えられる。

以下、ニュース2件を引用する:

(引用ここから)

セシウム検出汚泥、使用は1%未満 安全性判断は保留 住友大阪セメント栃木工場
(5月6日 18:02)
 福島県郡山市の下水処理施設「県中浄化センター」の下水汚泥から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、この汚泥をセメントの原料としていた住友大阪セメント栃木工場(佐野市)は6日、対応について第2報を発表した。
 同社の発表によると、汚泥はセメントの原料となる粘土源の代替として使用しており、「その量は生産したセメントに対して1%未満」としている。原料の8割は石灰石が占め、ケイ石、鉄原料などと調合・粉砕した上で、1450度で熱してセメントを生産しているという。
 生産したセメントの安全性については、「福島県による検査結果および関係機関からの見解も踏まえて判断する予定」などとした。
 一方で操業停止に伴い受け入れできない汚泥は、あらかじめ福島県の許可で他の処理事業者に受け入れてもらっているといい、その数量は307トンに上るとみられる。この汚泥は外部に搬出されず受け入れ施設内にとどまっている、としている。
 2日発表の第1報によると、3月12日~4月30日までに928トンの汚泥が使用された。製造したセメントの一部が県内や周辺地域に出荷されており、ビルや道路に使われた可能性があるという。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20110506/512340
セシウム検出汚泥、使用は1%未満 安全性判断は保留 住友大阪セメント栃木工場 |下野新聞「SOON」


福島市の施設で放射性物質検出
5月8日 21時4分
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出された問題で、福島県が、ほかの施設も調査したところ、福島市の施設から、さらに高い濃度の放射性物質が検出されました。
この問題は、郡山市にある下水処理施設で汚泥などから比較的濃度の高い放射性物質が検出されたもので、福島県は、今月2日から県内の19の下水処理施設で汚泥などを調査してきました。その結果、福島市の「堀河町終末処理場」の汚泥から、1キロ当たり44万6000ベクレルと、先に明らかになった郡山市の施設の汚泥を上回る放射性セシウムが検出されるなど、新たに4つの施設の汚泥などから1キロ当たり1万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。ただ、放射性物質が検出された施設の周辺では、大気中の放射線量が増加する傾向は見られないということで、福島県は「外部の環境には影響を与えていないのではないか」と話しています。一方で、福島県によりますと、一部の施設の汚泥はセメントの材料などとして運び出された可能性もあるということで、追跡調査を行うことにしています。福島県は、放射性物質を含んだ汚泥の処理などについて、国に基準を示すよう求めていて、7日に福島県を訪れた大畠国土交通大臣は、今週半ばまでに基準を示すという考えを県に伝えています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110508/t10015758741000.html
福島市の施設で放射性物質検出 NHKニュース

(引用ここまで)

※2011.05.08(日)21:55追記:
昨日の毎日新聞によると新潟でも汚染が確認されたようだ。しかし、ここまでの対応はあまりに遅すぎる気がする。調査が進めば汚染はもっと広範囲で明らかになる。

以下、ニュースを引用する:

(引用ここから)

毎日新聞 2011年5月7日 地方版
東日本大震災:福島第1原発事故 下水処理施設の泥に放射性物質--新潟 /新潟

 県下水道課は6日、新潟市東区下山3にある下水処理施設「新潟浄化センター」の汚泥から、放射性セシウム134と137が1キロあたり、それぞれ23ベクレル検出されたと発表した。同施設の汚泥に同セシウムの規制値は定められていないが、同200ベクレルとなっている飲料水の規制値と比べ数値が低く、人体に影響はないという。
 調査は、福島県郡山市の同施設で、汚泥を高熱で処理して建設資材に再利用する「溶融スラグ」から高濃度の放射性セシウムが検出されたことを受け、県内で初めて実施した。同課によると、福島第1原発の事故の影響とみられるという。【畠山哲郎】

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110507ddlk15040208000c.html
東日本大震災:福島第1原発事故 下水処理施設の泥に放射性物質--新潟 /新潟 - 毎日jp(毎日新聞)

(引用ここまで)

|

« ナノセンス社(フランス)会社情報 | Main | メモ:国産の放射線測定器(堀場製作所・環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)、システムトークス・放射線測定器GC-SJ1) »

放射能対策」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/50105/51549258

Listed below are links to weblogs that reference 緊急注意:下水汚泥から高濃度放射能=福島(時事ドットコム):

« ナノセンス社(フランス)会社情報 | Main | メモ:国産の放射線測定器(堀場製作所・環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)、システムトークス・放射線測定器GC-SJ1) »