« April 2011 | Main | June 2011 »

May 2011

May 30, 2011

東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

※2011.06.01(水)17:55追記:
関連記事「東京電力による報道配布写真改ざん検証(「ビニル袋を被せた感じ」の偽装その他)」を掲載した。

東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている
この写真はIAEA福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の写真で、オリジナル写真は東京電力が公式ホームページ上で公表している(表示画像ではサイズを小さくしてある)が、この写真は東京電力によって改ざんされている

東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている
この写真は改ざん箇所分かりやすいように赤く示したものだ。

改ざん内容は防塵服の背中の一部分3か所(中に映っている人々のうち3人)を削除しているもので、削除された部分には所属・氏名などが記載されていたものと考えられる。

※2011.06.01(水)14:40追記:
改ざんされた場所が分かりやすいよう、原画像から3箇所を切り取ったものを追記する。左の部分から順に並べる:

東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

個人情報保護の目的で氏名等を削除することも考えられなくはないが、その場合一般的にはモザイク」や「黒塗り」など、削除したことが明確になる手法を用い、その上で念のため、そのような編集を行ったことを注釈として示す

しかしこの事例では「近辺の似たような画像を拡大・縮小等してコピーする」という手法が用いられており、一見して編集が行われたことが発見しにくい。これは一般的な個人情報保護の手法ではなく、ことに報道配布写真においては絶対に用いるべきではない手法だ。何らかの情報を隠蔽しようとする明確な意図が無ければこのような編集を行うことは考えられない。

はっきり言おう。これは東京電力による悪意に基づく改ざんであり、「ちょっと間違っただけ」とか「いや実はそんなつもりはない」といった類の言い訳が通用するレベルではない。「改ざんかもしれない」と疑問形にできるような甘いものでは断じて無い。

東京電力がこの写真で何を隠そうとしたのか分からないが、明確な意図を持って世間を欺こうとしたことは間違いない。100歩譲って「このくらい誰でもわかると思っていた」としても、一部上場企業がやる広報として到底許容できる範囲ではない。

問題の写真は現時点では「報道配布 写真・動画ダウンロード|TEPCOニュース|東京電力」に掲載されている「IAEA福島訪問(2011年5月27日撮影)」の3枚目の写真である。

なお、同ページには写真の撮影日時も記載されているが、ダウンロードした写真をPC上で確認したところ、Exif情報の撮影日時と一致しない最大45分のずれがある!)。

良心的に解釈すると「カメラの内部時計がずれているだけ」という可能性もあるので、同日(5/27)に撮影したと記載されている前後の写真併せて4枚で比較する(下記):


・福島第二原子力発電所 バックオフィス(1)
 (2011年5月27日10時10分撮影)
【Exif情報】
撮影日時:2011/05/27 10:10 →ずれ無し
カメラのモデル:Canon EOS 60D
東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

・福島第二原子力発電所 バックオフィス(2)
(2011年5月27日10時28分撮影)
【Exif情報】
撮影日時:2011/05/27 10:28 →ずれ無し
カメラのモデル:Canon EOS 60D
東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

・福島第一原子力発電所 3号機付近
(2011年5月27日13時26分撮影)
【Exif情報】
撮影日時:2011/05/27 12:45 →41分のずれ
カメラのモデル:Canon IXY 30S
東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている

・福島第一原子力発電所 免震重要棟
(2011年5月27日15時3分撮影)
【Exif情報】
撮影日時:2011/05/27 15:04 →1分のずれ
カメラのモデル:Canon IXY 30S
東京電力はIAEAが福島第一原発を調査した際(2011.05.27)の報道配布写真を改ざんしている


以上の比較により、Exif情報が改ざんされていないと仮定すれば、以下の事が分かる:

1.現場では2種類(Canon EOS 60D、Canon IXY 30S)のカメラが使用されている。

2.最初の2枚の写真は「Canon EOS 60D」で撮影されており、記載されている撮影日時とExif情報の撮影日時一致する

3.残りの2枚の写真は「Canon IXY 30S」で撮影されており、記載されている撮影日時とExif情報の撮影日時は3枚目(冒頭に掲げた改ざん写真)で41分のずれが、4枚目で1分のずれが、それぞれあり一致しない

当日の撮影に使用したカメラが2台なのか3台以上なのかによって結論が変わるが、仮に2台だとすると「残り2枚」の撮影日時に改ざんの疑いが生じる。良心的に考えると「Canon IXY 30S」は2台あってそれぞれ上記のような内部時計のずれがあるだけ、ということになる(合計3台以上で撮影していたことになる)。撮影日時について分かるのはここまでだ。

しかし、冒頭のような改ざんをするような企業である以上、Exif情報についても改ざんを疑うべきではないだろうか。

今回の問題で、これまでに東京電力が発表して来た写真の信憑性は全て怪しいものとなった。余裕があれば過去の全ての写真についてチェックし、何か見つかれば続報を掲載する。

※2011.06.01(水)15:00追記:
・この改ざん写真は国内だけではなく東京電力の海外向け広報ページ(英語)にも掲載されており、東京電力は自ら国際的な信用を失墜させている。
・さらに残念なことだが、下図の通り、改ざん写真はIAEA公式ホームページにも利用されており、IAEAのチェック機能にも問題があることを示している:
改ざん写真はIAEA公式ホームページにも利用されている

下図はIAEAが利用している背景画像のみ抜き出したもの:
改ざん写真はIAEA公式ホームページにも利用されている
※上図はキャッシュ画像(公式元のURLは時々画像が変わっているため)。



| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 28, 2011

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))

一昨日(5/26)の放送でブラックアウトした部分が昨日(5/27)の放送で流されたようだ。フジテレビの公式ホームページに詳細記事と動画が掲載されていた。

以下、昨日と同様、当該映像の画面キャプチャから事件の検証を試みる。

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(冒頭、文科省発表(リード)に続き、“除染プロジェクト”VTRの説明)
アナウンサー「福島県の学校で子供たちが受ける放射線量について、文部科学省は今日、年間1ミリシーベルト以下を目ざすと発表しました。しかし、子供たちの行動範囲は学校をはるかに超えています。昨日の放送で途切れたVTRでは、福島市で始動した、住民が自ら除染に取り組もうというプロジェクトに密着取材していました。」

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(保育園1.8μSv/h)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(文科省発表)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(親コメント)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(線量計配布)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(プロジェクト説明1)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(草むら28μSv/h)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(公園18μSv/h)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(中里見博准教授コメント)
※ブラックアウトしたシーン

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(プロジェクト説明2)

【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))
(山田国廣教授コメント)

報道事故なのか、報道規制なのか、これだけでは決め手に欠き、相変わらず釈然としない。

直観的に引っ掛かるのは下記の4点だ:

1.公式ホームページを見ると5/26分では静止画の掲載なのに5/27分では動画の掲載になっている。

2.これだけ大騒ぎになった「事件」であるにもかかわらず、「昨日の放送で途切れたVTR」と述べるだけで、その経緯や理由の説明もお詫びの言葉も全く無かった。

3.5/26分は“除染プロジェクト”のVTRであったが5/27分では文部科学省が「今日」「初めて」言及した「当面、年間1mSvを目指す」をタイトルにされている。

4.学校への線量計配布が「発表を受けて」実施されたようになっているが、発表してすぐ線量計が配布できるとは思えない(不自然)。事前に相当の準備期間があったはずで、前後関係があいまい。

下表5/26と5/27の放送内容を簡単に比較したものである:

5/26と5/27の放送内容を簡単に比較
※表はクリックすると拡大表示する。
※公式ページに記載の詳細内容から比較したものである。興味と時間のある方は下記PDFも参照されたい:
 ・放送内容比較(概要/2011.05.28).pdf
 ・放送内容比較(詳細/2011.05.28).pdf

現時点で明確に「報道規制があった」と結論を出すことはできないが、「単なる事故」と言うには不自然な点が多く、「事件」と言って良いと思う。途切れたVTRの「続き」を放送しただけではなく、文部科学省の「アリバイ工作」のために色々と追加したということではないのだろうか。

さて、ご覧の皆様のご意見はいかがだろう。


※上記の画像をキャプチャした公式ページの詳細は下記の通り:

(詳細ここから)

文科省、福島県内の学校での放射線量を年間1mSv以下目指すと発表 県が全校に線量計配布

福島県の学校で子どもたちが受ける放射線量について、文部科学省は27日、年間1ミリシーベルト以下を目指すと発表した。
しかし、子どもたちの行動範囲は、学校をはるかに超えている。
福島市内にある私立保育園では、独自に線量計を導入している。
さくら保育園の園長は「1.8(マイクロシーベルト)ぐらいですかね。きょう本当に風が強いから、かなり針の揺れがすごいですね」、「やっぱここは赤ちゃんたちまだ出れてないですね、ここには」と話した。
保育園内には、無邪気に遊ぶ子どもたちの姿があった。
こうした中、文部科学省がようやく重たい腰を上げた。
高木文科相は「当面、年間1ミリシーベルト以下を目指すと」と発表した。
文部科学省は、福島県内の学校で、子どもが1年間に浴びる放射線量について、1ミリシーベルト~20ミリシーベルトという、これまでの基準は変えないものの、初めて1ミリシーベルト以下という目標に言及した。
子どもを持つ親は「遅い対応だと思ったし、20ミリシーベルトに最初、設定する方が、変だと思います」と話した。
発表を受けて福島県では、子どもたちの放射線量のモニタリングをするため、県内の全校に線量計を配布した。
子どもを持つ親は「ただ文科省が言うのは、学校での生活の話だけなので、わたしたち、学校外の敷地外の生活をもちろんしているわけで、それについては誰も守ってはくれないのかなという、心配はまだまだあります」と話した。
福島大学の研究者らによる除染プロジェクトの調査で、通学路や公園など、子どもたちの生活環境の一部に、高い放射線量が確認された。
18日、福島市内の通学路で28マイクロシーベルト、そして公園では18.04マイクロシーベルトが観測された。
福島大学の中里見准教授は、被ばくによる、子どもの健康被害を予防する対策は、学校だけでは不十分であると指摘している。
「放射能除染・回復プロジェクト」福島大学行政政策学類・中里見 博准教授は「今まさに進行しつつある、これから出るであろう被害等へのですね、対応というのがやっぱり、最も置き去りにされている。とにかく子どものことを考えると、一番胸が痛みますね」と話した。
除染プロジェクトでは、通学路から自宅まで、地域全体の放射性物質を取り除く除染を、住民が自ら実施できる方法を、6月上旬に提案する方針。
「放射能除染・回復プロジェクト」京都精華大学(環境デザイン論)・山田国広教授は「何か自治体にしてもらおうと思うのは無理。政府にしてもらうのも無理。だから自分らでやりますという、そういうことを広げようということですけども。やろうと思えばできる」と話した。
(05/28 02:02)

FNNニュース 文科省、福島県内の学校での放射線量を年間1mSv以下目指すと発表 県が全校に線量計配布
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00200307.html

(詳細ここまで)


当該放送の番組データは下記:

(番組データここから)

5月27日放送 23:58 - 0:23 フジテレビ LIVE2011 ニュースJAPAN

(ニュース)
“除染プロジェクト”も始動 「1ミリシーベルト以下」 子供たちは福島県の学校で子どもたちが受ける放射線量について、文科省は年間1ミリシーベルト以下を目指すと発表。しかし子どもたちの行動範囲は学校をはるかに越えている。

キーワード
さくら保育園 放射能 放射能除染・回復プロジェクト 文部科学省 田村市 福島市 線量計 高木義明

LIVE2011 ニュースJAPAN|フジテレビ|2011-05-27(金)2358 TVでた蔵
http://datazoo.jp/tv/LIVE2011+%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9JAPAN/488498

(番組データここまで)


なお、下記でも当該放送の映像を掲載している:

(映像情報ここから)

mmng000 さんが 2011/05/27 にアップロード

先にアップした【ニュースJAPAN放送事故?】の訂正放送分(フジテレビ/ニュースJAPAN:2011年5月27日放送)です。前日に放送が途切れた部分を流してくれ-ました。但し、放送が途切れた原因について説明は無く、FNNのwebサイト→http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00200232.html
にテキスト化されている『今回の調査で、通学路や公園、そして自宅まで、子どもの周りには、高い放射線量が存在することが確認された。子どもたちを被ばくから守るには、ほ-かの地域へ移るのか、住んでいる場所から放射性物質を取り除く「除染」を行うか、どちらかを選択する段階になっていると、山田教授は指摘する。』という箇所はナレーション-で流れませんでした。しかしながら、きちんと放送してくれたフジテレビさんに感謝します。エンディングも大変印象的だったので、加えてみました。

YouTube - ニュースJAPAN放送事故?の訂正放送
http://www.youtube.com/watch?v=jN3Dq3NzbkA

(映像情報ここまで)

※2011.07.16(土)10:00追記:
関連記事「福島県から発表された住民向け除染マニュアル」を掲載した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 27, 2011

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

※2011.05.28(土)10:30追記:
関連記事「【文部科学省のアリバイ工作?】フジテレビニュースJAPANのVTRブラックアウト事件で途切れた部分を放送(2011.05.27(金))」を掲載した。

フジテレビで昨夜(2011.05.26(木)23:30~23:55)放送された「ニュースJAPAN」の番組中、福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」のビデオの途中で突然ブラックアウトしたということだ。単なる放送事故なのか、それとも報道規制なのか、当該映像の画面キャプチャから検証してみた。以下は当該ビデオのうち冒頭部分の一部とブラックアウト前後の画面キャプチャを並べたものである。

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

(この間、公的な放射線計測方法、地下通路、個人住宅、学校除染などについて言及している部分が続くが、枚数が多くなりすぎるので画面キャプチャは省略する)

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】
(ここで突如としてビデオが途切れ、画面はブラックアウト)

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】
アナウンサー「このあとはこちらです」

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】
アナウンサー「さきほどはVTRの途中で切れてしまいました。失礼いたしました。」

【放送事故?】フジテレビニュースJAPAN・福島市の「放射能除染・回復プロジェクト」ビデオ途中でブラックアウト(2011.05.26(木)放送)【報道規制?】

ブラックアウトする直前は放射能被害の核心的な部分を述べようとしている途中だった。ブラックアウト直後のアナウンサーはペンを持って別の作業を行っていたことから、アナウンサーにとっては予期せぬ中断であったようだ。

当該番組をリアルタイムで視聴していなかったため分析はここまでで保留したい。視聴されていた方で、CM前後の様子など、放送事故か、報道規制か判断できる情報をお持ちの方はお知らせいただきたい。

以下、映像の参照情報を示す。


上記の画像をキャプチャした映像ページとその詳細は下記のとおり:

(映像詳細ここから)

mmng000 さんが 2011/05/26 にアップロード
TV画面を撮影しており、見にくいです。すみません。
2011年5月26日(木)放送分。福島大学の中里見准教授のインタビュー中に突然放送が途絶え、画面が暗転します。(暗転中、画面に映っているのは、室内の様子です。若干ホラー映画っぽいですが、気にしないでくださいw)
きちんとアップ出来る方お待ちしています。
それにしても、踏み込んだ内容だっただけにとても残念。
YouTube - ニュースJAPAN放送事故?
http://www.youtube.com/watch?v=puPQvxDxiZs

(映像詳細ここまで)


放送の詳細データは下記のとおり:

(放送詳細ここから)

5月26日放送 23:30 - 23:55 フジテレビ
LIVE2011 ニュースJAPAN
(ニュース)
「除染プロジェクト」も始動 “潜む”放射線 子供の安全は
福島市で「放射能除染・回復プロジェクト」が始まった。京都精華大学の教授らが、福島市の子供たちの家や通学路や公園の放射線量を調査すると、高い数値が記録される所もあった。放射線医療の専門家は、子供の被ばくリスクに警鐘を鳴らした。
キーワード
エネルギー省 京都精華大学 放射能除染・回復プロジェクト 文部科学省 東京都立駒込病院 東京電力福島第一原子力発電所事故 福島大学 福島市 福島第一原子力発電所
LIVE2011 ニュースJAPAN|フジテレビ|2011-05-26(木)2330 TVでた蔵
http://datazoo.jp/tv/LIVE2011+%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9JAPAN/488277

(放送詳細ここまで)

※2011.05.27(金)10:55追記:
公式ホームページ(下記)に番組の詳細が、途切れたコメントの続きも含めて掲載されている(画面キャプチャ1枚だけで映像は無し)。これを読むと、「通学路の草むら」で28μSv/hといった高い放射線量などが具体的に記載されておりインパクトがある。この草むらに30年ほど住めば累積線量(外部被曝だけで!)がLD100を軽く超えることになる。掛け値なしに「死の土地」だ。

以下、公式ページから引用:

(引用ここから)

福島市で始動した「放射能除染・回復プロジェクト」を取材しました。
福島第1原子力発電所からおよそ60km離れた福島市で、「放射能除染・回復プロジェクト」が始動しました。
市内の通学路や公園など、子どもたちの日常行動を想定した放射線量の測定を取材しました。

福島市の子どもたちが直面している放射線被ばく。
この状況を変えるため、京都精華大学の山田国廣教授らが、子どもたちの生活環境にある放射線量を調査することになった。
まずは、通学路の草むらで数値が計測された。
「28(マイクロシーベルト)」との言葉に、山田教授は「完全にホットスポットですよ。流れ込む途中で、ここにトラップ(捕捉)されている」と話した。
その場所は、車道と歩道が分離していないため、子どもたちが草むらに直接、触れる可能性もある。
行政機関で行う放射線量の測定は、条件を同じくするため、機器の高さや測定時間などの手順が厳密に決まっている。
これに対して、山田教授たちの放射線測定は、子どもたちの身長や行動パターンを想定して行う。
厳密な測定値より、リアルな状況の把握が目的だからだという。
次は、通学路の排水溝で計測され、「9.0ですね。9.0です、中、側溝の中」との言葉が飛んだ。
子どもたちの通学路に存在しているホットスポット。
一方、地下通路では、対照的な結果が出て、「あんまり、あれですね、非常に低いですね。やっぱり屋内」との言葉が聞かれた。
そして、小学校の校門前の花壇は、3.26マイクロシーベルトだった。
京都精華大学(環境未来論)の細川弘明教授は、「非常にはっきりわかったのは、やっぱり草むら脇が(放射線量が)高いということで、たとえば同じ道路の両側で、草むらの側とそうじゃない側で同じ条件で測ると、草むら側がやっぱり3倍ぐらい高い」、「水がたまる側溝なんかでも、下に泥がたまっているところは線量が高いというのは、はっきり傾向が出ています」と話した。
文科省とアメリカ・エネルギー省による地上に蓄積した放射性物質セシウム134、137を測定した結果を見ると、福島市内の中心部に相当量の蓄積が及んでいることがわかる。
放射線医療の専門家として、唐沢克之医師は、子どもの被ばくリスクに警鐘を鳴らす。
都立駒込病院(放射線診療科部長)の唐沢克之医師は、「セシウム137っていうのは、30年間の半減期を持っていますから、その間、十分高い線量が加わるわけでして、フォールアウト(放射性物質のちり)が積もったところからの被ばくですから、背の低いお子さんほど高い被ばくをしてしまう」と話した。
福島市内の公園では、意外な場所で高い放射線量が確認された。
公園の滑り台下で、最高18マイクロシーベルトを記録した。
京都精華大学(環境デザイン論)の山田国廣教授は、「乳幼児というのは、やっぱりすごく感度が、被ばくの感度がいいわけですね、どんどんどんどん細胞分裂して。だから、もう本当に注意しなければいけないと、みんなそれは誰も否定しないでしょう」、「生徒さんは、どういうふうにそこと接するかということをやらないと、なんか運動場だけ(放射線量の測定を)やっているのは、アリバイみたいに思っている、僕は」と語った。
2010年に新築された福島市内の住宅。
2人の子どもがいるこの家にも、ホットスポットが存在していた。
住宅の裏口の外での計測で、「9~10あたりですね、ここは」との言葉が聞かれた。
さらに住宅の中、2階の子ども部屋へ上がって計測すると、「0.8かな。下(1階)より、ちょっと高い」と話した。
放射性物質は取り除かないかぎり、長期間にわたって健康被害を及ぼす可能性を持つ。
現在、福島市で放射性物質を取り除く「除染」が実施されているのは、学校の校庭や公共施設が中心で、個人の住宅については、まったく対象となっていない。
除染プロジェクトの中心メンバー・中里見 博准教授は、被ばくによる子どもの健康被害を予防する対策が不十分であると指摘する。
福島大学(行政政策学類)の中里見 博准教授は、「今、まさに進行しつつある、これから出るであろう被害等への対応が、置き去りにされている」、「子どもたちのことを考えると、胸が痛みます」と語った。
今回の調査で、通学路や公園、そして自宅まで、子どもの周りには、高い放射線量が存在することが確認された。
子どもたちを被ばくから守るには、ほかの地域へ移るのか、住んでいる場所から放射性物質を取り除く「除染」を行うか、どちらかを選択する段階になっていると、山田教授は指摘する。
京都精華大学(環境デザイン論)の山田国廣教授は、「自治体に(除染を)してもらおうと思うのは無理。政府にしてもらうのも無理。だから、自分らでやりますと、そういうことを広げようということです」と語った。
山田教授のグループは6月上旬、住民たちが実施できる除染対策を実験し、広く提案していく考え。
(05/27 00:49)

※FNNニュース 福島市で始動した「放射能除染・回復プロジェクト」を取材しました。
 http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00200232.html

(引用ここまで)

※2011.05.29(日)04:30追記:
上記の映像は削除されている。現時点で下記が確認できたためリンクする。
YouTube - 揺れる子供の安全 放射線の現実:放射能除染・回復プロジェクト
http://www.youtube.com/watch?v=gB6Se8w8hUw

※2011.07.16(土)10:00追記:
関連記事「福島県から発表された住民向け除染マニュアル」を掲載した。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

May 25, 2011

ふくいちライブカメラに無数の黒点(2011.05.25(水)06:00:11)

ふくいちライブカメラに無数の黒点(2011.05.25(水)06:00:11)
今朝一番(2011.05.25(水)06:00:11)のふくいちライブカメラに無数の黒点が映り込んでいる(上の画像)。鳥の群れなのか、レンズに付着したゴミなのか判別し難いが、こんな画像はこの2か月で初めてみたので驚いた。今朝の震度5弱の地震と関係があるのだろうか。

※2011.05.25(水)07:20追記:
次の更新(07:00:16)では黒点が無い(下記画像)のでレンズに付着したゴミではなさそうだ。たまたま飛び去る鳥の群れだったのだろう。

以下、地震情報より引用:

(引用ここから)

地震情報2011年5月25日 5時40分現在
最新の情報を見るために、常に再読込(更新)を行ってください。
情報発表時刻 2011年5月25日 5時40分
発生時刻 2011年5月25日 5時36分ごろ
震源地 福島県浜通り
緯度 北緯37.1度
経度 東経140.9度
深さ 10km
規模 マグニチュード 5.1
震度5弱 福島県 福島県浜通り いわき市 いわき市三和町


震度3 福島県 福島県中通り 古殿町 楢葉町 古殿町松川 いわき市小名浜 いわき市平四ツ波 楢葉町北田


震度2 宮城県 宮城県北部 宮城県南部 大崎市 岩沼市

福島県 郡山市 白河市 須賀川市 鏡石町 天栄村 中島村 矢吹町 棚倉町 玉川村 平田村 浅川町 田村市 福島伊達市 福島広野町 川内村

茨城県 茨城県北部 茨城県南部 水戸市 日立市 高萩市 笠間市 ひたちなか市 茨城町 常陸大宮市 城里町 小美玉市 土浦市 石岡市 つくば市 筑西市 かすみがうら市 桜川市 鉾田市 常総市 つくばみらい市

栃木県 栃木県北部 栃木県南部 那須町 宇都宮市 市貝町 芳賀町


震度1 岩手県 岩手県内陸南部 藤沢町

宮城県 宮城県中部 宮城加美町 色麻町 栗原市 登米市 宮城美里町 白石市 名取市 蔵王町 大河原町 村田町 柴田町 宮城川崎町 丸森町 亘理町 山元町 仙台青葉区 仙台宮城野区 仙台若林区 仙台太白区 仙台泉区 石巻市 東松島市 松島町 利府町 大衡村

山形県 山形県村山 山形県置賜 上山市 山辺町 中山町 南陽市 高畠町 白鷹町

福島県 福島県会津 福島市 二本松市 桑折町 国見町 川俣町 大玉村 西郷村 泉崎村 矢祭町 鮫川村 石川町 三春町 小野町 本宮市 相馬市 新地町 飯舘村 南相馬市 下郷町 西会津町 猪苗代町

茨城県 常陸太田市 北茨城市 大洗町 東海村 大子町 那珂市 下妻市 牛久市 茨城鹿嶋市 美浦村 阿見町 五霞町 坂東市 稲敷市 行方市

栃木県 日光市 大田原市 那須塩原市 栃木市 鹿沼市 真岡市 益子町 茂木町 岩舟町 高根沢町 那須烏山市 栃木那珂川町 下野市

群馬県 群馬県北部 群馬県南部 沼田市 前橋市 高崎市 伊勢崎市 太田市 館林市 渋川市 安中市 群馬明和町 群馬千代田町 邑楽町

埼玉県 埼玉県北部 埼玉県南部 行田市 加須市 鴻巣市 深谷市 久喜市 春日部市 草加市 幸手市 吉川市 宮代町 白岡町 杉戸町 松伏町 さいたま北区 さいたま見沼区 さいたま緑区 さいたま岩槻区

千葉県 千葉県北東部 千葉県北西部 多古町 野田市 成田市

東京都 東京都23区 東京荒川区

新潟県 新潟県中越 新潟県下越 南魚沼市 阿賀野市 新潟秋葉区

地震情報 - Yahoo!天気情報
http://typhoon.yahoo.co.jp/weather/jp/earthquake/2011-05-25-05-36.html

(引用ここまで)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 24, 2011

静岡県でツートンカラー(緑+黄)の茶葉が発見される

静岡県でツートンカラー(緑+黄)の茶葉が発見される

大高茶園(静岡県)の一昨日(5/22)付ブログ記事によると、真ん中の葉脈から左右の色が異なるツートンカラー(緑+黄)の茶葉が発見されたそうだ(冒頭の画像は当該ブログ記事の画面キャプチャ)。

当該ブログ記事では「これを育てれば新品種として売り出せるかな~」「名づけて!『ま~くんハーフリーフ』」等々、嬉々として紹介されている。

ネット上で調べてみたが類似の事例は見当たらない。本職である茶園の当時者が「珍しい」「珍種」と言うほどなので、私のような素人には調べようがないのかもしれない。

実は大高茶園は先週(5/19)、荒茶の放射性物質の検査問題でのFNNニュースに登場している(下記の関連記事を参照)。

※関連記事:
静岡県が「荒茶」検査を実施しない方針なので防衛のためお茶パック1年分まとめ買い(2011年5月)

こうなると当然ながら「放射能が影響した可能性」も連想されるが、日照条件や病気など他に色々な要因も考えらるため、原因の特定は難しい。

また、放射能の影響であれば、静岡よりも距離的に福島に近い茨城などで類似の事例が見つかっていても良さそうなものだが、今のところそういった話は聞かない。いずれにせよ、現時点での判断は困難だ。

本件は変化があれば続報を出したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

静岡県が「荒茶」検査を実施しない方針なので防衛のためお茶パック1年分まとめ買い(2011年5月)

お茶パック1年分まとめ買い(2011年5月)

先週、静岡県が「荒茶」の放射性物質の検査を実施しないという報道があったため、防衛手段として、昨日(5/23)、近所の量販店で家族用のお茶(伊藤園のティーパックタイプ・34袋入)を1年分(税込299円×30個=合計8,970円)ほどまとめ買いしてきた(上の写真)。貧乏な消費者にとって精一杯のささやかな抵抗である。なおアマゾン(下記)では今日現在368円と高め。今後、荒茶の検査について消費者の不信が高まれば、新茶出荷以降に暴落するかもしれない。しばらく価格動向を注視したい。

報道によると、静岡県に近い神奈川県西部で茶葉から放射性物質が検出されており、隣接する静岡県のお茶についても同様の汚染が懸念されることから、この検査を求める事は合理的である。その検査が実施されないとなると出荷されるお茶も信用することはできない。静岡茶は全国への影響が大きいブランドで、静岡茶の信用が下がれば国内のブレンド茶の信用も全般的に下がると思う。

来年の今頃はこの問題が解決していることを期待しているが、収穫された新茶が出回る今のタイミングが買いだめの最後のチャンスだろう。来年になっても解決していなければ、八女や嬉野といった近場に出向いて現地でブレンドされていないものを買うしかない。

下記はFNNニュース(5/19付)の動画からキャプチャしたものだが、事件のポイントと生産者の本音が垣間見えて分かりやすいので紹介する:
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)

※以上の動画のキャプチャ元:
茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00199714.html


最後に出てくる生産者(大高茶園・大高一彦さん)のコメントが印象的だったのでキャプションをテキストに起こしてみた:

>(荒茶検査に)反対とは言わないが
消費者に正しく伝わるよう発表してほしい
>それが一番心配

消費者に正しく伝わるよう発表することが一番心配」だそうだ。要するに静岡県のお茶の生産者にとって「消費者に安全なお茶を届けることは二番以下ということだ。生産者の立場から見ると、自分たちの生活がかかっているから理解できる発言だ。これを私は非難できない

その代わり、私のような消費者の立場から見ると、家族の健康がかかっているから、冒頭のように買いだめや産地選別といった防衛策を取らざるを得ない。これを生産者は非難できない

本件は変化があれば続報を出したい。

以下、関連する報道を4件ほど引用する。

(引用ここから)

放射性物質:「荒茶」検査に静岡県が反発 要望書を提出
 茨城、神奈川両県産の一部の茶葉から放射性セシウムが検出されたことを受けて厚生労働省が自治体に依頼した「荒茶」の検査に、茶どころの静岡県が反発している。茶葉は暫定規制値を超えていないのに、加工段階だと超える可能性があるためだ。岩瀬洋一郎副知事らは17日同省を訪ね、細川律夫厚労相に荒茶を検査対象にしないよう求める要望書を提出した。
 厚労省は16日、生の茶葉に加え乾燥させた「荒茶」も検査し規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えるものが流通しないよう東北、関東などの14都県に通知した。加工工程でセシウムが5倍程度濃縮するので、安全管理のため検査が必要と判断したという。
 要望書は「荒茶は消費者が直接口にするものではない」「生葉と飲用茶で規制値を下回った茶葉が、荒茶で規制値を上回る矛盾が生じる」と指摘。生葉と飲用茶だけで検査するよう求めた。細川厚労相は「よく検討したい」と話したという。
 神奈川県も17日、黒岩祐治知事名で厚労相、農相あてに、生葉だけを検査するよう求める要望書を提出した。【佐々木洋、仲田力行、北川仁士】
毎日新聞 2011年5月17日 21時08分(最終更新 5月17日 23時15分)
放射性物質:「荒茶」検査に静岡県が反発 要望書を提出 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110518k0000m040096000c.html

「荒茶」検査、実施せず 県方針 厚労省の依頼に困惑 静岡
2011.5.19 01:58
 県境を接する神奈川県西部の茶の生葉から国の暫定基準値を超える放射性物質(セシウム)が検出されたことで、「県産茶は大丈夫か」との問い合わせが相次いでいる。県の検査では県内産の生葉と飲用茶のセシウムは暫定基準値を大きく下回っているが、国はさらに「荒茶」の検査を要求。茶の取引はこれから本格化するだけに、茶農家には動揺が広がっている。
 「今の状況は風評被害ではなく、降ってわいた想定外の人災だ」。18日の新茶PRイベントに参加した茶業関係者は、静かな口調の中に怒りをにじませた。
 JA南駿(沼津市)の職員も「私だけですでに10件以上、『沼津のお茶は安全ですか』という問い合わせを受けました」と、消費者の不安を実感している。
 県はこれまで、県内18カ所の生葉や飲用茶を検査し、すべて暫定基準値を大きく下回ることを確認。関係者は胸をなで下ろした。
 ところが厚生労働省が16日、本県をはじめ全国の茶どころに生葉を乾燥させた「荒茶」での検査を求め、波紋が広がった。生葉と飲用茶のセシウムは暫定基準値を下回っても、水分が抜けて成分が凝縮される荒茶で検査すれば、暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える懸念は捨てきれないからだ。実際、神奈川県南足柄市では、生葉の570ベクレルに対し、荒茶では5倍近い3000ベクレルのセシウムを検出している。
 このため、川勝平太知事は18日、「生葉の検査は空気中を浮遊したり土壌から吸い上げられる放射性物質を調べる意味があるし、消費者が実際に口にする飲用茶は調べた方がいい。しかし、製造の一過程である荒茶を調べることにどんな意味があるのか」と疑問を呈し、荒茶の検査を実施しない方針を明言した。
 県の担当者も「荒茶については現在、厚労省と農林水産省で調整中と聞いており、16日の検査依頼はフライングだ」との立場だ。ただ、荒茶の検査をめぐる騒動が長引けば、消費者の不安を増幅させる可能性も捨てきれず、関係者の困惑は尾を引きそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110519/szk11051901590002-n1.htm
「荒茶」検査、実施せず 県方針 厚労省の依頼に困惑 静岡 - MSN産経ニュース

茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める
お茶の葉や牧草などから相次いで暫定規制値を超える放射性物質が検出されている問題で、生産者から悲鳴が上がる中、検査方法をめぐってお茶王国・静岡が待ったをかけた。
6月1日のアユ釣り解禁の前にもかかわらず、茨城・久慈川では、アユを捕獲するための投網が行われた。
そのわけは、アユの放射能検査。
各地で、食への放射能汚染への懸念が広がっている。
放射性セシウムが検出されたのは、宮城・丸森町の町営牧場。
140頭の牛を預かっているということだが、現在放牧は行われておらず、牧草地に牛の姿は見られない。
宮城・丸森町の町営牧場の牧草から検出されたのは、国の暫定規制値の5倍以上にあたる1,530ベクレル/kgの放射性セシウム。
同じ町内にある一條牧場の一條 薫さんは、「(被害額は?)全然、見当がつかない。(餌代は)25トンのコンテナ1台で120万~130万円しているのを、1年間で何本買うかですよね」と話した。
東北と関東の牧草から、相次いで検出される規制値を超える放射性セシウム。
宮城、福島、茨城、群馬の全域と、岩手、栃木、埼玉、千葉の一部で、肉牛と乳牛の放牧自粛要請が出ている。
千葉・印西市にある牧場では、つい10日ほど前に牛に食べさせる牧草を収穫したが、牧草を食べさせないようにとの自粛要請を受け、収穫した牧草は、牧場の隅に置かれたままとなっている。
この牧草が使えないと、餌を輸入飼料に変える必要があり、生産者には重い負担となる。
生産者は「収穫する時の燃料代や、ここまで運ぶ労働代を考えると、月50万円ぐらい負担が増えるかもしれない」と話した。
高い放射線量の牧草を食べた牛の肉や牛乳を摂取した場合の人体への影響について、首都大学東京の大谷准教授は「牛の排出機能などを含めると、原乳に含まれているセシウムは非常に小さな低い値になると思います。筋肉にたい積することにはなるんですけれども、セシウムの場合。牛の大きな体重の中でどんどん減っていきますので」と話した。
一方、お茶の葉をめぐっては、厚労省が新たに「荒茶」を検査するよう求めた。
荒茶とは、お茶の葉を製茶する工程の1つで、お茶の葉を蒸して乾燥させたもの。
重量が5分の1程度になるため、放射性物質も濃縮されることになる。
そのため、静岡県などの産地は、暫定規制値超えなどの懸念から、検査は行わないとしている。
大高茶園・大高一彦さんは「(荒茶検査に)反対とは言わないが、消費者に正しく伝わるように発表してもらいたい。ただそれが一番心配です」と話した。
(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質...
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00199714.html

【群馬】放射能検査 「荒茶」は当面せず
2011年5月24日
 県は、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けたお茶の放射性物質検査のうち、厚生労働省が実施を求めた乾燥半加工の「荒茶」の検査を当面行わない方針を固めた。理由については「荒茶の検査の是非について、厚労省と農林水産省との間に見解の相違があるため」と説明している。生茶葉については二十四日に検体を採取し、二十五日以降に結果を確認する予定。 (中根政人)
 お茶に関する放射性セシウムの暫定規制値は、生茶葉、荒茶とも一キロ当たり五〇〇ベクレルに設定されている。だが、荒茶は生茶葉に比べて重量が五分の一程度となるため、生茶で規制値以下であっても荒茶では規制値超えとなる可能性がある。
 消費者保護の観点から、厚労省は十六日に本県を含む東日本の十四都県に荒茶を含めた検査を依頼したが、茶どころの静岡県などが拒否。生産者への影響を懸念する農水省も「消費者が実際に口にする飲用茶は、放射性セシウムの濃度が薄まる」としており、国の方針が定まっていない。
 一方、生茶葉については、福島、神奈川、茨城、栃木などの各県内で暫定規制値を超える放射性セシウムが相次いで検出されている。県は「群馬のお茶の生産量は他県に比べて少ないが、各地で出荷自粛が起きている現状も考慮しなければならない」として、生茶葉の検査に着手する。
 荒茶については「国の新たな規制基準が定まらない限り、検査を行っても結果の評価が困難」としている。
東京新聞放射能検査 「荒茶」は当面せず群馬(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110524/CK2011052402000088.html

(引用ここまで)

※2011.05.24(火)23:33追記:
関連記事「静岡県でツートンカラー(緑+黄)の茶葉が発見される」を掲載した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

メモ:Autodesk 123D(無料3次元CADソフト)


無料のCADソフトといえば Jw_cad が、無料の3Dモデリングソフトといえば Google SketchUp が、長年に渡り定番ソフトとして不動の地位を誇っていたが、これからはどちらも Autodesk 123D が独占することになるだろう。早速インストールしてみた(上図)。

402MBのβ版(英語版のみ)をダウンロードする時にはメールアドレスの登録が要求される。インストールは1時間くらいかかった。インストール中も環境ファイル等をダウンロードしていたようだ。

10年前なら数十万円で買っていたようなソフトだが、それが無料で手に入る時代になったのだと思うと非常に感慨深い。

※2011.05.24(火)06:01追記:
発表日は5/11以前だ。タイトルにつけていた「5/20発表」は明らかに誤りなので削除した。

※2011.05.24(火)06:10追記:
画像が分かりにくかったので差替えた。

※2011.07.12(火)10:55追記:
関連記事「Autodesk 123Dが「Beta 5」にアップデート」を掲載した。

※2011.12.20(火)12:05追記:
下記の関連記事を掲載した:
Autodesk 123Dが「Beta 8」にアップデート

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 22, 2011

仙台から東京まで東北新幹線の片道2時間半で平均40μRの被曝(米国エネルギー省/2011年5月3日調査)

米国エネルギー省が5/13に発表したデータによると、仙台から東京まで東北新幹線の片道2時間半で平均40μRの被曝になるらしい(2011年5月3日調査)。時間当たりシーベルトに換算すると0.16μSv/hになる。

原文:「2 1/2 hours one-way trip from Sendai to Tokyo has an average dose of 40μR.」

上記原文と図は下記パワーポイントから引用:
Radiological Assessment - of effects from - Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant May 13, 2011(パワーポイント2007形式 pptx ファイル、2.53MB)

・出典ページ:
The Situation in Japan (Updated 05-13-11) DOE Blog

| | Comments (0) | TrackBack (0)

注意:台風2号が発生(2011年5月)

注意:台風2号が発生(2011年5月)
まだ5月だというのにもう2号が発生した。放射性物質で汚染された地域に台風が上陸すると汚染が全国に拡散するおそれがある。

※関連記事:
注意:フィリピンで9人死亡の台風1号が今週後半5/11(水)以降、日本へ接近(2011年5月)

上記画像と下記詳細はいずれも台風情報(日本気象協会)より引用:

(引用ここから)

台風2号.2011年5月22日4時30分発表 台風2号は、22日3時にはカロリン諸島付近にあって、西北西へゆっくり進んでいます。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/sです。この台風は、このあとも西北西へ進み、25日3時にはフィリピンの東へ達する見込みです。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。次回の台風情報は、5月22日10時30分の予定です。

2011年5月22日 6時0分現在

名称 ソングダー 強さ ---
地域 カロリン諸島 方向・速さ 西北西に10km/h
緯度 北緯9度25分 中心気圧 998hPa
経度 東経137度5分 最大風速 18m/s
大きさ --- 最大瞬間風速 25m/s
台風の予報・実況は、3時間ごと(日本に接近した場合は1時間ごと)に発表されます
.※台風の中心は必ずしも予報円の中心を結ぶ線に沿って進むわけではありません

(引用ここまで)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 21, 2011

速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)

速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
TBS/JNNライブカメラに福島第一原発沖合にメガフロートが到着した様子が映し出されている。タグボートで曳航中だ。分かりにくいが画面の右から左に向かって進んでいる。

速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)

画面はすべてクリックすると拡大したものが表示される。画像キャプチャ時刻は画面右下の時計で確認できる(インターネットで補正しているので誤差はほとんどないが、配信による誤差が数秒~数十秒程度あるものと考えられる)。

関連記事:
いまだ放射性物質(原子炉建屋から立ち上る水蒸気)による大気汚染が続く福島第一原発(ライブ映像あり)
今朝(2011.05.13)の5号機および6号機外観(福島第一原発・TBS/JNNライブ映像より)

※2011.05.21(土)08:14追記:
キャプチャ画像を2点追加。

メガフロートに寄った画像:
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
大まかな構造が分かる。

原子炉建屋との位置関係が分かる引きの画像:
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
分かりにくいが、画面左端に原子炉建屋が、画面右端にメガフロートが、それぞれ見える。

※2011.05.21(土)08:25追記:
NHKの報道では昨日朝にも到着してる予定であったが遅延しているようだ。点検等に時間を要したのだろうか。以下、NHKから関連する記事を3件ほど引用しておく:

(引用ここから)

汚染水ためるメガフロート 福島へ
5月15日 6時46分
東京電力福島第一原子力発電所で、放射性物質に汚染された水をためる施設として使われる、メガフロートと呼ばれる鋼鉄製の人工島が、およそ1か月の改修工事を終え、15日朝、横浜港から福島に向けて出発しました。
メガフロートは、東京電力が静岡市から提供を受けた、長さ136メートル、幅46メートルの鋼鉄製の人工島で、15日午前5時半ごろにタグボートにえい航されて横浜港を出港しました。内部に最大でおよそ1万トンの水をためることができるということで、東京電力では、福島第一原発で増え続けているとみられる放射性物質に汚染された水をためる施設として使うため、静岡県から横浜港に移して、およそ1か月かけて水漏れやさびを防ぐ工事や、大型のクレーンや配管の取り付け工事を進めてきました。メガフロートは今後、福島県いわき市の小名浜港で最終的な確認が行われ、問題がなければ、1週間から2週間後に福島第一原発の沖合に到着する予定だということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110515/k10015897101000.html

メガフロート 福島県沖に到着
5月17日 7時13分
東京電力福島第一原子力発電所で、放射性物質に汚染された水をためる施設として使われるメガフロートと呼ばれる鋼鉄製の人工島が、17日朝、福島県いわき市の沖合に到着し、港に接岸する予定です。
メガフロートは、東京電力が静岡市から提供を受けた長さ136メートル、幅46メートルの鋼鉄製の人工島で、内部に最大でおよそ1万トンの水をためることができます。東京電力が、福島第一原発で増え続けているとみられる放射性物質に汚染された水をためる施設として使うため、15日、横浜港を出港し、17日朝に福島県いわき市の沖合に到着し、小名浜港に接岸する予定です。東京電力によりますと、メガフロートは小名浜港で最終的なチェックが行われ、問題が無いことを確認したうえで、福島第一原発の沖合に向かうということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110517/k10015928491000.html

メガフロート 小名浜港に到着
5月17日 11時34分
東京電力福島第一原子力発電所で放射性物質に汚染された水をためる施設として使われる、メガフロートと呼ばれる鋼鉄製の人工島が、17日朝、福島県いわき市の小名浜港に到着しました。早ければ、今月20日の朝にも福島第一原発の岸壁に接岸する見通しです。
メガフロートは、東京電力が静岡市から提供を受けた、長さ136メートル、幅46メートルの鋼鉄製の人工島で、内部に最大でおよそ1万トンの水をためることができます。東京電力が、福島第一原発で増え続けているとみられる放射性物質に汚染された水をためる施設として使うため、15日、横浜港を出港しました。そして、17日朝、福島県いわき市沖に到着し、午前8時ごろ、3隻のタグボートでえい航されるなどして小名浜港に接岸しました。メガフロートは、これまでおよそ1か月かけて、水漏れを防ぐ工事のほか、大型のクレーンや配管の取り付け工事が行われています。東京電力によりますと、メガフロートは早ければ19日の夕方にも小名浜港を出港し、20日の朝には福島第一原発の岸壁に接岸する見通しだということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110517/k10015932551000.html

(引用ここまで)

※2011.05.21(土)08:43追記:
キャプチャ画像を3点追加。

メガフロートに寄った画像:
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
曳航するタグボートは先頭(画面左側)1隻だけかと思っていたが、後尾(画面右側)にも1隻いた。さらに後尾に寄った画像が下記:
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)

原子炉建屋との位置関係が分かる引きの画像:
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
画面左端が原子炉建屋、画面右端がメガフロート。さきほどより分かりやすくなった。

※2011.05.21(土)09:27追記:
キャプチャ画像を5点追加。

タグボートが前後ではなく左右に配置を変え、メガフロートを方向転換させながら岸に接近しているようだ。
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)

このあと次第に山陰に隠れて行き、09:14ごろ船影が確認できなくなった。執拗に追い続けるTBS/JNNカメラマンの執念を感じる。
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)
速報:福島第一原発沖合にメガフロート到着(TBS/JNNライブカメラより)

※2011.05.21(土)18:27追記:
ネットではずっと指摘されていることであるが、1万トンの汚染水を収容したところでどうなるものでもないし、汚染水を満載した状態でまた津波が来たらどうなるのか心配だ。一体どうするなるのだろうか。以下、メガフロート到着を報道するNHKニュースの引用:

(引用ここから)

汚染水ためるメガフロート到着
5月21日 11時32分
東京電力福島第一原子力発電所で、放射性物質に汚染された水の保管場所の確保が課題となるなか、比較的濃度の低い汚染水をためる施設として使われるメガフロートと呼ばれる鋼鉄製の人工島が、21日午前、福島第一原発に到着しました。
メガフロートは、東京電力が静岡市から提供を受けた長さ136メートル、幅46メートルの鋼鉄製の人工島で、内部に最大でおよそ1万トンの水をためることができ、福島第一原発で放射性物質に汚染された水をためる施設として使われます。メガフロートは、20日午後6時ごろに停泊していた福島県いわき市の小名浜港を出港し、21日朝、福島第一原発に到着し、9時35分に原発敷地の中にある専用港に接岸しました。福島第一原発では、爆発などで放射性物質が飛び散った地面に雨が降って地下水となるなど、比較的濃度の低い汚染水が増え続け、施設の地下にしみ出すケースも出ていますが、汚染水は処理しないまま流すことができないため保管先に移すしかなく、梅雨に入ると事態がより深刻になると懸念されています。メガフロートにはこうした比較的濃度の低い汚染水を一時的に保管していく計画で、接岸後は、水を移すための配管の設置作業などが行われる予定です。東京電力によりますとメガフロートは1か月かけて水漏れやさびを防ぐ工事が行われているということですが、今後、海に浮かんでいる間に汚染水が漏れ出さないようにする対策も求められることになります。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110521/t10013026591000.html

(引用ここまで)


| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 20, 2011

メモ:電力会社10社の電気料金(従量電灯1kWhの単価)比較


発電方法による発電単価の違いが話題になっているようなので沖縄電力(原発なし)と東京電力(原発あり)他を含め電力会社10社の電気料金を、従量電灯1kWhの単価で比較しておく。

以下、およその目安としてメモするものであり、従量電灯の基本料金から超過した分1kWhの単価を並べている。複数のプランがある場合はその中の一つを抜き出しており、利用状況により変わりうる条件を設定していない。詳細な議論の際は注意が必要。

電力会社料金(円/kWh)
北海道電力18.27
東北電力16.81
東京電力17.87
北陸電力16.92
中部電力17.05
関西電力19.05
中国電力19.66
四国電力18.59
九州電力16.10
沖縄電力21.86
平均18.22
標準偏差1.69



| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 19, 2011

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集 2011(南江堂)

※2015.10.02(金)14:25追記:
この5月に下記の最新版が出ている::

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集〈2015〉 単行本 – 2015/5/1
単行本: 284ページ
出版社: 南江堂 (2015/5/1)
ISBN-10: 4524257918
ISBN-13: 978-4524257911
発売日: 2015/5/1
商品パッケージの寸法: 25.6 x 18.2 x 1.8 cm


※2014.04.17(木)05:15追記:
この4月に下記の最新版が出ている:

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集 2014 [単行本]
単行本: 267ページ
出版社: 南江堂 (2014/04)
ISBN-10: 4524265759
ISBN-13: 978-4524265756
発売日: 2014/04
なお今日現在、アマゾンでは「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっている。

※2014.04.05(土)20:03追記:
この4月に最新版(2014年度版)が発売されるようだ。発行されたらこの記事に追記する予定。以下、南江堂ホームページより:

2014.2.3
医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集に関するお知らせ
「医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集2013」は現在品切れとなっております.南江堂オンラインショッピングではご購入いただけません.なお,「医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集2014」が2014年4月に発売予定です.医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集をお求めのお客様は,2014年版のご購入もご検討ください.

※2013.03.21(木)11:59追記:
この4月に下記の最新版が出ている:

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集2013 [単行本]
一般社団法人 日本医療情報学会 医療情報技師育成部会 (編集)
出版社: 南江堂 (2013/4/5)
ISBN-10: 4524267913
ISBN-13: 978-4524267910
発売日: 2013/4/5
なお今日現在、アマゾンでは「ただいま予約受付中です。」となっている。

※2012.04.11(水)03:15追記:
この4月に下記の最新版が出ている:

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集 2012
日本医療情報学会医療情報技師育成部会 (著)
出版社: 南江堂 (2012/04)
ISBN-10: 4524269894
ISBN-13: 978-4524269891
発売日: 2012/04
なお今日現在、アマゾンでは「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」となっている。

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集 2011(南江堂)
このところ医療情報技師の試験問題に関連したキーワード検索からのアクセスが多いのは本年度試験の出願期間中(4/1~6/30)に入っているせいだろうか。試験日(8/21)まであと3か月、受験者はそろそろ本格的に勉強を開始していることだろう。

多くの人がずっと勘違いしているようだが、最新の問題集の出版元は篠原出版新社ではなく南江堂である。まだ購入していない人は下記アマゾンからどうぞ:

なお、アマゾンから購入すると送料無料だが、通常在庫のある商品ではないため、取り寄せとなり納期が長くなるかもしれない。急ぎの場合、送料はかかるが出版社のサイトから購入した方が早く届くだろう。

以下、詳細情報を南江堂HPより抜粋:

(抜粋ここから)

医療情報技師能力検定試験過去問題・解答集2011
編集 : (社)日本医療情報学会医療情報技師育成部会
商品の詳細
定価 2,940円 (本体2,800円+税)
ISBN 978-4-524-26479-7
発行年月 2011年03月
判型 B5
ページ数 308

(医療情報技士をめざす人の登竜門となる)医療情報技士能力検定試験の過去問題・解答集.最新の問題を取り入れた年度版で,過去5年間(2006~2010年度)の試験問題ならびに解答を収載.保健医療福祉分野の専門職や,医療情報システムの企画・運営管理に従事することをめざす人のための能力検定試験対策本として必携の一冊である.

【主要目次】
日本医療情報学会 第8回医療情報技師能力検定試験(2010年度)問題・解答
日本医療情報学会 第7回医療情報技師能力検定試験(2009年度)問題・解答
日本医療情報学会 第6回医療情報技師能力検定試験(2008年度)問題・解答
日本医療情報学会 第5回医療情報技師能力検定試験(2007年度)問題・解答
日本医療情報学会 第4回医療情報技師能力検定試験(2006年度)問題・解答

http://www.nankodo.co.jp/wasyo/search/syo_syosai.asp?T_PRODUCTNO=2264791

(抜粋ここまで)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「RADEX RD1503」の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問

「RADEX RD1503」の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)について、本日未明、先月の記事のコメント欄に「放射線測定器販売者」さんから情報提供があった。

「RADEX RD1503」はアマゾンによる販売(下記)で現時点(5/19朝)の最低価格が98,000円であるのに対し、この事業者では53,000円(大量購入時の最安条件で1個25,300円)となっており、これが事実であれば社会的なインパクトが大きい。

以下、これについて簡単に紹介するとともに、事業者に対して公開質問を提示する。本来なら個別メールにて問合せても良いが、ブログ関連記事にキーワード検索から連日多数のアクセス(数百件~数千件程度)があるなど社会的な関心が非常に高い案件であるため、公開質問とした。

○事業者情報(公式HP「弊社について」より抜粋):
・屋号:ナノセンス・インフォメーション
・事業者:渡辺 晋也
・所在地:〒631-0823 奈良県奈良市西大寺国見町1-7-20
・電話:050-5532-3257
・電子メール:info@nanosense.info

○「RADEX RD1503」販売情報(公式HP「料金・ご購入方法」より抜粋):
※2011.05.19(木)朝の情報
・1個購入時の1個当たり価格52,000円(5月18日までに注文、5月28日頃の発送枠)→最高値
・200個購入時の1個当たり価格25,300円(6月8日までに注文、6月18日頃の発送枠)→最安値

(以下、ナノセンス・インフォメーションさんへの公開質問)

公開質問:

(1)「料金・ご購入方法」には送料その他の手数料について記載が無いが、表記されている価格の他に発生する費用はいくらぐらいになるか。
※参考:特定商取引法Q&A経済産業省ホームページ)

(2)「RD1503 仕様と保証」には「英語版」(メニュー画面の表示言語が英語)となっているが、4月の報道では、
 「5月末までに
 「日本語版」(画面に日本語でメニューが表示される)
 価格は「2万円前後
 「60万個程度
で発売の予定となっている。これとの関係はどうなっているのか。

(3)前回(4/11)の記者発表から1ヶ月以上経過している。一方、ジャーナリスの取材メモによると「総販売台数とその予定」について、「決まり次第もう一回会見を開く」「2~3週間以内には発表し、早急に販売できると考えている」とされている。これらについて、現状で何か情報は無いか。また、ナノセンス社(フランス)が責任ある事業者ならば、これらの事実関係について何らかの公式情報を出すべきだと思われるが、個別の問い合わせにも応答なく公式発表も無い。これについてどう考えるか。

以上

(公開質問ここまで)

※経緯をご存じ無い方は下記の関連記事を(コメント欄も含めて)ご覧ください:
仏企業、放射線計測器を日本で発売 価格は2万円未満(日本経済新聞 電子版)
仏企業が日本向け放射線測定器を販売へ(テレ朝ニュース)
ナノセンス社(フランス)会社情報
Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503(1週間前4/30にナノセンス社に英文メール問い合わせ→未だ応答無し)
放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社の謎(公式ホームページがドメインごと消失ほか)

※2011.05.19(木)11:40追記:
先ほど確認したところ「料金・ご購入方法」にて「重要なお知らせ」として参考価格の変動が掲載されていた。この「お知らせ」によると、
「想定外ではありますが、5月19日にナノセンスの提供価格が大幅に変動致しました。」
「日本時間5月19日午前0時より午前11時10分までにご注文頂いたお客様には変動した価格でのご案内をさせて頂きます。」
「ご購入検討者様に分かりやすい表示をするために5月20日までにこのページを更新する予定です。」
とのことなので、記事タイトルに掲げた「大量購入時の最安条件で1個25,300円」は大幅に変わることになりそうだ(おそらく大幅に値上げだろう)。

※追記:2011.05.19(木)15:30
本日午後、ナノセンス・インフォメーションの渡辺晋也様より電話があり、公開質問に対し口頭にてご返答を頂いた
※通話時間:2011.05.19(木)12:39~12:53、約14分間
以下に掲載する回答文は、
・中村が電話口で取ったメモを元に、
・中村が回答案を作成し、
・渡辺様にメール送信し確認・修正していただき、
・メールで返信されたもの(14:52受信)をそのまま転載
するものである。ご多忙の中、迅速かつ誠実にご対応いただいた渡辺様に深く感謝したい。

(メール転載ここから)

・報告:
本日朝、大幅な価格変動があった。社会情勢によって供給バランスが崩れる。2・3日前から注文が殺到した。メルトダウンを認めたことなどが影響しているのではないか。安価で安定した供給を目指しフランスの正規代理店を当たっている。すでにホームページに記載しているが、5/20にわかりやすいホームページを更新する。

・公開質問に対する回答:
(1)料金については送料込の値段。表記は参考価格で、実際にご請求する金額は参考価格表よりも若干安くした、ギリギリの金額を提示している。
(2)本体ディスプレイが日本語表記のものは提供できる体制にはないと各代理店からの回答。英語表記のみ。取扱説明書は日本語表記のもの。
(3)ナノセンス社は増産進めるなど、善意を持って対応していると思う。公表すべきことはあると思うが、時々刻々不安定供給下にあり、情報を出しにくいのではないか。

(メール転載ここまで)

※追記:2011.05.21(土)17:40
先ほど確認したところ「料金・ご購入方法」の内容が大幅に更新されており、「6月1日頃までにご注文頂いたお客様の枠組み」「6月20日頃の発送枠」が73,000円(大量購入時の最安価格は48,800円)となっている。
現時点で本記事タイトル
「「RADEX RD1503」53,000円(大量購入時の最安条件で1個25,300円)の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問」
に掲げた価格体系が大幅に変わっていること、今後も変動の可能性があることから、記事タイトルの価格表記部分を削除し、
「「RADEX RD1503」の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問」
に訂正する。
なお、アマゾンによる販売(下記)は現時点(5/21夕方)の最低価格が87,800円でまだ簡単に買える金額ではないが、2日前(5/19朝)の98,000円から1万円以上下落している。引き続き動向を注視したい。

※追記2011.05.27(金)05:55
先ほど確認したところ「料金・ご購入方法」の内容が更新されており、表示されている最高値は「6月7日頃までにご注文頂いたお客様の枠組み」「6月末頃の発送枠」が72,000円(先週より1,000円値下げ)、表示されている最安値は「7月中旬ごろの発送枠」「申込期日は無く、フランス側の都合もしくは注文があり次第終了」が31,800円(先週より6,500円値上げ)となっている。
また、今まで無かった「共同購入ではございません」という注意書きが追加されている。総注文数で価格が変動するということで大量購入条件が付帯しないということなのだろうか(そうだとしたら、そもそも初日の5/19(木)からそういう意図だったのだろうか)。この注意書きはわかりにくく、見ただけでは意図を図りかねる(電話で問い合わせろということだろうか)。

※追記2011.06.03(金)07:30
先ほど確認したところ「料金・ご購入方法」の内容が更新されており、表示されている最高値は「6月14日頃までにご注文頂いたお客様の枠組み」「7月中旬ごろの発送枠」が71,000円(先週より1,000円値下げ)となっている。最安値は先週のままだが「※受け付けは終了致しました。 6月4日に新しい枠を設定し、HPを更新する予定です。」とされていた。
この会社以外のものも全般に価格が下落する傾向にあることから、もう少し待てば一般に入手しやすくなり、一気に普及するだろう。各家庭にガイガーカウンターがあるなど、恐ろしい時代だ。

※2011.06.04(土)12:00追記:
関連記事「【震災後最安値?】RADEX/RD1503が19,800円【ナノセンス・インフォメーション】」を掲載した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 16, 2011

リンガーハットの主要野菜の原産地紹介

リンガーハットの主要野菜の原産地紹介

昨夜(5/15)近所のリンガーハット店舗に夕食を食べに行ったところ、入口に「主要野菜の原産地紹介」(上記画像)が掲げてあった。このような情報提供は放射能対策に非常に有用であり、リンガーハットの企業姿勢は高く評価したい。

311以降は全ての飲食物について徹底的に産地確認を行って来た。放射性物質による汚染を完全に排除することはできないと思うが、少しでもリスクを減らす努力を継続している。最近では製造所固有記号もかなり覚えた。そして当然ながら、産地確認のできない外食に行く機会は大幅に減ってしまった。今後、全ての外食産業がリンガーハットに倣い産地表示を行うよう強く希望する。

※関連記事:
「外食産業のゴキブリ」はいくらなんでも騒ぎすぎ

※2011.06.11(土)15:30追記:
主要商品の原産地情報:長崎ちゃんぽんリンガーハット」から当月の産地情報(PDF)が公開されている。
 キャッシュ:今月(2011年6月)の産地情報(PDF)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 14, 2011

ノルウェー気象研究所が放射能汚染予想サービスを終了

ノルウェー気象研究所が福島第一原発による放射能汚染シミュレーションのサービスを終了した。理由は「我々のシミュレーションの入力として用いるための発電所における現在の状況を反映した信頼できる放出量を参照できない現実に鑑み(中村訳)」(原文:This due to the fact that we do not have access to reliable release rates reflecting the current situation at the plant to be used as input to our simulations. )となっている。掲載日は「最終変更日時 2011年05月13日 11時26分(原文ママ)」(UTCかJSTか確認していない)となっているので昨日の話だ。これまでのノルウエー気象研究所のサービス提供に深く感謝したい。

以下、該当ページを引用する:

(引用ここから)

Fukushima
最終変更日時 2011年05月13日 11時26分

Thank you for your interest in the FLEXPART products for Fukushima. The Forecast system is no longer running.

We have discontinued our Flexpart forecast of the atmospheric dispersal of radionucleides from Fukushima. This due to the fact that we do not have access to reliable release rates reflecting the current situation at the plant to be used as input to our simulations. It is likely that the release of radioactive material is significantly reduced compared to the initial period, and that levels no longer pose a health risk at distance from the plant.

We thank you for your interest in our FLEXPART products.

http://transport.nilu.no/products/fukushima
画面キャプチャ
魚拓

(引用ここまで)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 13, 2011

今朝(2011.05.13)の5号機および6号機外観(福島第一原発・TBS/JNNライブ映像より)

先週5/6(金)の記事で紹介したTBS/JNNによる福島第一原発の映像ライブ配信ページで短時間だが5号機および6号機の外観が映し出された。画像で見る限り、現在のところ5号機および6号機に外観上の問題は見当たらない。今後、何らかの異常があった場合に備え、参照画像として掲載しておく。

この画像は08時32分44秒の画面キャプチャから切り出した原画に色調補正を施している。

TBS/JNNによる福島第一原発の映像ライブ配信ページは1号機~4号機にフレームを固定していることがほとんどであるが、時々、気まぐれにあちこちパンしたりズームしたりしているようだ。さきほどは「たまたま」フレームが変わっていたのであわてて画面キャプチャを取ったものだ。常時監視しているわけではないが、この他にも時々画面キャプチャを保存している。また特筆すべき画像があれば掲載する。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 11, 2011

メモ:引力はエントロピー増大で説明できるのか?

関連しそうな資料をWikipedia英語版から抜粋:

(引用ここから)
If the universe can be considered to have generally increasing entropy, then—as Roger Penrose has pointed out—gravity plays an important role in the increase because gravity causes dispersed matter to accumulate into stars, which collapse eventually into black holes. The entropy of a black hole is proportional to the surface area of the black hole's event horizon. Jacob Bekenstein and Stephen Hawking have shown that black holes have the maximum possible entropy of any object of equal size. This makes them likely end points of all entropy-increasing processes, if they are totally effective matter and energy traps. Hawking has, however, recently changed his stance on this aspect.
http://en.wikipedia.org/wiki/Entropy
(引用ここまで)

量子力学も天文物理学も専門外なので評価は保留。時間があればじっくり調査してみたい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 09, 2011

注意:フィリピンで9人死亡の台風1号が今週後半5/11(水)以降、日本へ接近(2011年5月)

※2011.05.22(日)08:30追記:
関連記事「注意:台風2号が発生(2011年5月)」を掲載しました。

注意:今週後半5/12(木)以降に台風1号が日本に接近(2011年5月)

放射性物質で汚染された地域に台風が上陸すると汚染が全国に拡散するおそれがある。現時点ではどう拡散するか想像もつかない。

上記画像と下記詳細はいずれも台風情報(日本気象協会)より引用:

(引用ここから)

台風1号.2011年5月9日10時00分発表 台風1号は、9日9時にはルソン島付近にあって、北北西へ毎時15kmで進んでいます。中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は23m/sです。この台風は、10日9時にはバシー海峡付近へ達した後、11日9時には先島諸島近海付近へ達するでしょう。12日9時には九州の南で熱帯低気圧に変わる見込みです。この方面の船舶は、十分な警戒が必要です。次回の台風情報は、5月9日16時30分の予定です。

2011年5月9日 12時0分現在

名称 アイレー 強さ ---
地域 ルソン島 方向・速さ 北北西に15km/h
緯度 北緯16度40分 中心気圧 992hPa
経度 東経122度10分 最大風速 23m/s
大きさ --- 最大瞬間風速 35m/s
台風の予報・実況は、3時間ごと(日本に接近した場合は1時間ごと)に発表されます
.※台風の中心は必ずしも予報円の中心を結ぶ線に沿って進むわけではありません

(引用ここまで)

NHKによるとこの台風によってフィリピンで大きな被害がでており、勢力は強そうだ。放射性物質の拡散に対する注意が必要だろう。

以下、NHKニュースを引用:

(引用ここから)

フィリピン 台風で9人死亡 NHKニュース
5月9日 12時58分
台風1号が通過しているフィリピンでは、強い雨と風で、これまでに9人が死亡するなど被害が広がっています。
フィリピンでは、東の海上で発生した台風1号が、8日からからルソン島を南から北に縦断しており、首都マニラを含む広い範囲で強い雨と風に見舞われています。国家災害調整局によりますと、ルソン島南部やレイテ島では、土砂崩れに巻き込まれたり、増水した川に転落したりして、これまでに生後8か月の女の子など子ども3人を含む9人が死亡し、1人の行方が分からなくなっています。また、住宅の浸水や倒壊などで1万1000人余りが避難しているということです。ルソン島では、旅客機やフェリーなどの交通機関で運休や大幅な遅れが出ており、影響が広がっています。フィリピン政府は、台風が通過する10日まで強い雨と風が続くとして、河川の氾濫や土砂災害などへの警戒を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110509/t10015767861000.html

(引用ここまで)

台風が5月中旬に上陸するという話は記憶に無い。Wikipediaの記録「上陸日時が(一年の中で)早い台風」(下記に引用)を見ると5月以前の上陸は過去48年間で3回しかなく、この時期の台風接近は大変珍しい。

順位 名称 国際名 上陸日時 上陸地点
1 昭和31年台風第3号 Thelma 1956年4月25日 7時30分 大隅半島南部
2 昭和40年台風第6号 Amy 1965年5月27日 12時 房総半島
3 平成15年台風第4号 Linfa 2003年5月31日 6時30分 宇和島市付近
4 昭和28年台風第2号 Judy 1953年6月7日 9時 八代市付近
5 平成16年台風第4号 Conson 2004年6月11日 16時 室戸市付近
6 昭和38年台風第3号 Rose 1963年6月13日 22時 宿毛市付近
7 平成9年台風第7号 Opal 1997年6月20日 11時30分 豊橋市付近
8 昭和53年台風第3号 Polly 1978年6月20日 18時 西彼杵半島
9 平成16年台風第6号 Dianmu 2004年6月21日 9時30分 室戸市付近
10 昭和56年台風第5号 June 1981年6月22日 20時 長崎県北部

※「史上最も早い台風の上陸(1917年) - 能天気Express(Hatena版)」によると、「1917年4月16日,台風が日本に上陸しました。これは観測史上最も早い上陸です。しかも記録上は同じ日に2つ上陸したことになっています。」「今の基準で考えれば,両“颱風”とも温帯低気圧だった可能性が高い」とされている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 08, 2011

放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社の謎(公式ホームページがドメインごと消失ほか)

放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社の謎(公式ホームページがドメインごと消失ほか)

先月、放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社だが、先ほど同社の英語圏向け公式ホームページにアクセスしてみると、英語圏向けページどころか、ドメイン(nanosense.fr)ごと消失しており、プロバイダのホームページにリダイレクトされる(上記の画像は2011年05月08日(日)09:44現在の画面キャプチャ)。

2009年2月2007年6月のアーカイブ(英語ページ注意:該当する日付をクリックするとその日のアーカイブが表示される)が残っている(少なくとも2年前4年前から活動していた形跡がある)ことから架空企業ということではないだろう。

whois情報でもNanoSense社の登録情報はまだ残っており、ホスティング料金の滞納など何らかの事情で一時的に利用停止になっているものと思われる。

今朝09:10に代表メールアドレス(infos@nano-sense.com)宛にメールを送信したが、いまのところ返信はなく、エラー等で戻ってきてもいない。

ところで、先月(4/11)の記者発表に参加したジャーナリストの取材メモには「総販売台数とその予定」について「2~3週間以内には発表し、早急に販売できると考えている。」とあったが、3週間以上経過した現時点で新たに記者発表などで発表されたという情報は入っていない。

他にも調査中だが、ナノセンス社には謎が多い。変化があれば続報を出す。

※経緯をご存じ無い方は下記の関連記事を(コメント欄も含めて)ご覧ください:
仏企業、放射線計測器を日本で発売 価格は2万円未満(日本経済新聞 電子版)
仏企業が日本向け放射線測定器を販売へ(テレ朝ニュース)
ナノセンス社(フランス)会社情報
Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503(1週間前4/30にナノセンス社に英文メール問い合わせ→未だ応答無し)

※2011.05.08(日)18:20追記:
アーカイブへのリンクが正常に表示されないので修正。また、最古のページが2009年2月ではなく2007年6月であったので関連する記述を抹消訂正。

※2011.05.09(月)04:25追記:
さきほど(04:20)確認するとホームページは正常にアクセスできるようになっている。技術上もしくは運営上のトラブルがあたものと考えられるが、詳細は分からない。

※2011.05.19(木)08:00追記:
関連記事「「RADEX RD1503」53,000円(大量購入時の最安条件で1個25,300円)の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問」を掲載した。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503(1週間前4/30にナノセンス社に英文メール問い合わせ→未だ応答無し)

※2011.05.08(日)10:55追記:
関連記事「放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社の謎(公式ホームページがドメインごと消失ほか)」を掲載した。

※2011.05.19(木)08:00追記:
関連記事「「RADEX RD1503」53,000円(大量購入時の最安条件で1個25,300円)の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問」を掲載した。

先月の記事のコメント欄に「えみ」さんが投稿したナノセンス社に関する情報を確認するため、1週間前4/30にナノセンス社に英文メールで問い合わせしていたが、未だ応答は無い。

※経緯をご存じ無い方は先に下記の関連記事を(コメント欄も含めて)ご覧ください:
仏企業、放射線計測器を日本で発売 価格は2万円未満(日本経済新聞 電子版)
仏企業が日本向け放射線測定器を販売へ(テレ朝ニュース)
ナノセンス社(フランス)会社情報

本来ならばナノセンス社からの応答を待ってそれなりに記事を書くつもりだったが、社会的な関心が高いと思われるので、途中経過として1週間前に送信した英文メールを「そのまま」掲載する。

(送信メールここから)

Subject:
Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503
From:
Tomokazu Nakamura
Date:
Sat, 30 Apr 2011 03:06:07 +0900
To:
infos@nano-sense.com

Dear Sir/Madam,

I’m very interested in your Japanese Sales of NanoSence RADEX RD1503
because there are some news article and TV news in Japanese. Would you
please kindly reply following three inquiry? It would be very grateful
for me because there is little reliable information about it in Japan.

1. According to news article of Nikkei newspaper on web on April 11th
and TV news of TV Asahi on April 21st, NanoSense will launch Japanese
version of RADEX RD1503. And they said its price is under or around
20000 Yen, and it is about only 166 Euro at the latest currency rate. Is
it correct price you are intended?

2. TV Asahi said that NanoSense will provide 600000 unit of RADEX RD1503
unless the end of this May, but, for me, it seems impossible number to
fabricate in such short period. Is it correct plan you are intended?

3. TV Asahi also said that NanoSence begin to talk about this sales
contract with Japanese Government, but it seems unnatural business
sequence. Is it correct news?

Please note that I have Japanese blog and I will disclose this inquiry
and your results on my Japanese blog. If you have some trouble to
disclose, please let me know.

I’m looking forward to hear from you reply soon. Thanks.

Sincerely,

(署名は省略)

(送信メールここまで)

返信が無い理由としては、
 (1)まともに対応する意思が無い
 (2)問合せ殺到で対応能力を超えた
 (3)迷惑メールに紛れた
といったあたりが推察され得る。一般の問い合わせなので優先度は低いと思うが、1週間も応答が無いとは意外だ。

ナノセンス社にはこの後、再度の確認メールを出したいと思う。また、他のルートからもナノセンス社に関して色々と情報が入っているが、不透明な点が多いので引き続き独自の調査を行いたいと思う。以降の遣り取りも含め、変化があれば続報を出す。

参考:
「RD1503」は(日本語版ではないが)現時点でもアマゾンから購入できる(下記)。先月4/15の価格が98,000円であったが、本日5/8の価格は78,000円となっている。実際に購入した人のレビューをネットで調べた範囲では、中にはハズレを引いた人もいるようだが、全体的な評判は悪くないようだ。

※2011.05.(日)10:50追記:
冒頭の4/30の問合せメールから2週間経過したが、いまだナノセンス社からの応答はない。先週の段階で再度の問合せを英文メールで出していたが、1週間経過しても未だ応答は無い。1週間前に送信した英文メールを同様に掲載する。

(送信メールここから)

Subject:
Re: Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503
From:
Tomokazu Nakamura
Date:
Sun, 08 May 2011 09:10:59 +0900
To:
infos@nano-sense.com

Dear Sir/Madam,

I sent e-mail below but I don’t receive any reply yet, so I disclosed
current situation on my Japanese blog. Please refer following URL if you
want to see this article:
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2011/05/inquiry-for-jap.html

Again, I and Japanese citizen are highly interested in your Japanese
sales. Please respond or please disclose your reply. Thanks.

Sincerely,

(前回メールの引用部分と署名は省略)

(送信メールここまで)

※一箇所だけ全角記号「’」を使ってしまったので先方では文字化けすると思われる。

ナノセンス社にメールを送っても返信が得られなかった事は残念だが、ナノセンス社が民間人からの問い合わせメールに応じる義務は無いと思う。これ以上の問合せメールは出さない予定だが、別の方法で引き続きナノセンス社の調査を進めてみたいと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 06, 2011

いまだ放射性物質(原子炉建屋から立ち上る水蒸気)による大気汚染が続く福島第一原発(ライブ映像あり)

いまだ放射性物質(原子炉建屋から立ち上る水蒸気)による大気汚染が続く福島第一原発
放射能汚染への対応は気にする人と気にしない人とで温度差が激しい。しかし、原発ライブ映像でいまだ放射性物質(原子炉建屋から立ち上る水蒸気)による大気汚染が続く様子を見て、それでもなお気にしない人は、1ヶ月以上続いた騒動に疲れ果て諦観しているか、感覚が完全に麻痺しているか、どちらかだろう。今の状態は明らかに尋常ではない。

冒頭のライブ映像の詳細:
・5/2(月)夜からスタートしている原発情報カメラの映像ライブ配信ページの今朝08時49分07秒のキャプチャ(下図)から切り出して色調補正した。
いまだ放射性物質(原子炉建屋から立ち上る水蒸気)による大気汚染が続く福島第一原発

・色調補正前の切り出し画像を下記に掲げる:
いまだ放射性物質(原子炉建屋から立ち上る水蒸気)による大気汚染が続く福島第一原発

関連情報メモ:
・YouTube - JNN 福島第一原発 情報カメラ (Live)
 http://www.youtube.com/watch?v=Ck_KEILBLlU
・YouTube - tbsnewsi さんのチャンネル#p-l
 http://www.youtube.com/user/tbsnewsi#p/l
・プレスリリース:(下記に引用)

(引用ここから)

原発情報カメラの映像ライブ配信について
TBS
2011年05月02日 23:06

TBSは、JNN系列のTUF(テレビユー福島)と協力し、東京電力福島第一原子力発電所の近くに、発電所の模様を定点でウオッチする情報カメラを新たに設置し、運用を開始したのに伴い、この映像の多くのユーザーにも供する為、webでライブ配信を開始いたしました。
ライブ配信は、Google社の運営する動画サイト「YouTube」にある「TBS News-i」チャンネル(http://www.youtube.com//tbsnewsi)で、2日午後9時より、無料にてご覧頂けます。

今回設置された情報カメラは、放送用の高感度HDカメラで、発電所を山側から24時間無人でウオッチし、映像を伝送してくるものです。

刻々と変化する原発の様子をチェックしたいという視聴者の要請や、日本の原発に世界的な関心が集まっている中で、TBSテレビ報道局は、こうした映像を多くの方々に供するのも報道機関の役割と判断し、公開に踏み切ることになりました。

なお、映像配信は、予告無く中断することがある他、気象状況やネットワークの状況で、見えにくくなる場合がありますが、予めご了承下さい。

TBSテレビ報道局

■□■TBS会社概要■□■
社名:株式会社東京放送ホールディングス
    (略称 TBS HD)
   TOKYO BROADCASTING SYSTEM HOLDINGS, INC.
本社所在地:〒107-8006 東京都港区赤坂5丁目3番6号
URL: http://www.tbs.co.jp/

出典:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000003065.html

(引用ここまで)

・ふくいちライブカメラ
従来、福島第一原発の状況を確認するには「ふくいちライブカメラ」しかなかった。しかしこれは、1時間ごとに静止画1枚のみの更新、肝心の原子炉建屋が良く見えない、夜間は休止、アクセスが殺到するとパンク、などなど、何かあった時にすぐに現状を確認できない。今朝09時00分45秒のふくいちライブカメラ画像を下記に掲げる:
ふくいちライブカメラ

(引用ここから)

ふくいちライブカメラ

展望台から見える発電所の風景を 一定間隔で撮影し、掲示しています。

福島第一原子力発電所構外の展望台では、福島第一の全景をはじめ、大熊町、双葉町、
さらには福島第二、広野火力も見渡すことができます。
※電波状態により画面が表示されない場合がありますが、ご了承願います。

展望台からの風景を5時~19時の間、1時間間隔で配信しています。
画像を更新したり、再度アクセスすることで最新の画像を見ることができます。
強い逆光のときや悪天候時は、画面が見づらい場合があります。
なお、都合により撮影を停止する場合があります。その場合、最後に撮影した画像を掲示します。

出典:http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/

(引用ここまで)

※2011.05.13(金)07:15追記:
常時監視している訳ではないので途中経過は分からないが、今朝(2011.05.13)の時点でまだ水蒸気が確認できる。下図は今朝06:44:59の画面キャプチャから切り出したものだ。今回は分かりやすいので補正無し原画像のまま掲載している。
今朝(2011.05.13)の時点でまだ水蒸気が確認できる。

この直後07:00:36のふくいちライブカメラ(下図)でも一部が確認できるが角度的に分かりにくいようだ。
今朝(2011.05.13)の時点でまだ水蒸気が確認できる。

※2011.05.13(金)08:52追記:
関連記事「今朝(2011.05.13)の5号機および6号機外観(福島第一原発・TBS/JNNライブ映像より)」を掲載。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 05, 2011

【架空】国際評価尺度(INES)に「レベル8」(極めて深刻な事故)を追加【現時点では】

現在、原子力発電所のトラブル評価尺度として用いられている「国際評価尺度(INES)」には「レベル7」(深刻な事故)までしか無い。図はこれに架空の「レベル8」(極めて深刻な事故)を追加したものである。九電ホームページ掲載の原画を改変している。現時点ではあくまで架空のものである。しかし、将来どうなるか定かではない。

解説:
現在、原子力発電所のトラブル評価尺度として用いられている「国際評価尺度(INES)」には「レベル7」(深刻な事故)までしか無い。図はこれに架空の「レベル8」(極めて深刻な事故)を追加したものである。九電ホームページ掲載の原画を改変している。現時点ではあくまで架空のものである。しかし、将来どうなるか定かではない。

詳細:
・改変日:2011.05.05
・改変者:中村友一 http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/
・改変図:http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/images/radioactive/syakudo-20110505.gif
・原画の出典ページ:九州電力 トラブル魚拓
・原画:http://www.kyuden.co.jp/library/swapimage/sendai/syakudo.gifキャッシュ魚拓
・改変内容:
[レベル]
 8 極めて深刻な事故
[基準1:所外への影響]
 ●放射性物質の甚大な外部放出
  (よう素131等価で、数億TBq相当以上の外部放出)
  旧日本国 福島第一(旧東京電力) 発電所事故 (2011年)

コメント:
・福島第一の事故がチェルノブイリをはるかに超える規模となりINESにレベル8が新設されるという想定である。
・「旧日本国」とは、チェルノブイリ事故が旧ソ連崩壊を招いた一因であることから類推し、日本国が今回の事故を一因として崩壊するかもしれないと考えたものである。
・「旧東電」とは、東京電力が今回の事故により解散すると考えたものである。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 03, 2011

メモ:国産の放射線測定器(堀場製作所・環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)、システムトークス・放射線測定器GC-SJ1)

国産の放射線測定器が先月から発売されていた。以下、概要メモ:

・メーカー:堀場製作所
・製品名:環境放射線モニタ PA-1000 Radi(ラディ)
   →製品ページ
・測定方式:固体シンチレータ
・測定範囲:0.001~9.999μSv/h(γ線)
教育目的の製品(一般防災用に使う場合は注意が必要だろう

※現時点でのネット価格は¥131,250、納期は8月末(下記アマゾンから購入予約可能):

※2011.05.04(水)13:50追記:
上記の他にも国産の放射線測定器が先月から発売されていた。タイトルにこの製品名を追記し、以下に概要メモを追記する:

・メーカー:システムトークス
・製品名:放射線測定器GC-SJ1
   →製品ページ
・測定方式:半導体式
・測定範囲:0.1 μSv/h~999.9 mSv/h(γ線、X線)、累積:9999mSv
業務目的の製品(検出精度が0.1μSv/hと粗く日常生活レベルには不向き

※現時点でのネット価格は¥68,000、納期は不明(下記アマゾンから予約注文可能/2011年6月14日から発売)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

May 01, 2011

緊急注意:下水汚泥から高濃度放射能=福島(時事ドットコム)

福島県郡山市の下水汚泥を他地域に搬送したり、ましてや焼却したりすると「放射線を発散させて人の生命等に危険を生じさせる行為」に該当するのではないだろうか。緊急に注意すべきだと思う。

以下、ニュース引用:

(引用ここから)

下水汚泥から高濃度放射能=福島

 福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で処理する下水汚泥から1キロ当たり2万6400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同県は降雨により多量の放射性物質が下水に流れ込んだためと推測している。
 汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キロ当たり33万4000ベクレルが検出された。(2011/05/01-17:42)

http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011050100134
(引用ここまで)

※2011.05.01(日)18:45追記:
引用ニュース中に「溶融スラグ」とあることから、問題の下水汚泥は間違いなくすでに焼却されている焼却の過程で相当量の放射性物質が大気中に放出されているのではないだろうか。行政は緊急に対応しなければならない。

※2011.05.01(日)18:55追記:
引用ニュースの画面キャプチャを掲載する:

※2011.05.01(日)19:43追記:
NHKニュースでも報道があった。すでに他地域へセメント材料として流出している。このセメントが建築物に利用されれば恐怖の放射能ビルとなる。下水処理、輸送、建築、すべての作業に関わった人の健康被害が懸念される

(引用ここから)

下水汚泥に高濃度放射性物質
5月1日 19時2分

福島県郡山市にある下水処理施設の汚泥などから、比較的高い濃度の放射性物質が福島県の調査で検出されました。処理された汚泥は県外に運ばれて、セメントの材料として再利用されていたということで、福島県では追跡調査を行っています。

放射性物質が検出されたのは、福島県郡山市日和田町にある県の下水処理施設「県中浄化センター」です。福島県が先月30日まで行った調査の結果、汚泥からは1キロ当たり2万6400ベクレル、汚泥を焼き固めた「溶融スラグ」からは33万4000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。このうち、溶融スラグから検出されたセシウムは、原発事故の前に処理されたものと比べると、およそ1300倍に達するということです。福島県では「地面の放射性物質が雨で下水に流れ込み、処理の過程で濃縮されたのではないか」とみています。この浄化センターから出る汚泥は、県外に運ばれてセメントの材料として再利用されていたということで、県では、当面の間、再利用を見合わせるとともに、原発事故のあとで搬出された汚泥がどのように使われているのか、追跡調査を行っています。また、県内の同様の施設でも汚泥などの調査を行うほか、作業員の健康に影響がないか調べるとともに、作業員の安全確保や、放射性物質を含んだ汚泥の処理などについて、早急に方針を示すよう国に求めています。この問題を受けて、国土交通省は、原子力安全・保安院に報告したうえで、環境省など関係機関と調整を図って、汚泥を安全に処理する方法などを検討することにしています。汚泥は、対応が決まるまで浄化施設に保管するしかなく、国土交通省は「このままでは汚泥がたまっていくことになる。これまでにないケースなので、どのように処理するのか不明な点が多いが、できるだけ速やかに対応を決めたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110501/t10015660021000.html(リンク

(引用ここまで)

※2011.05.01(日)19:55追記:
NHKニュースは福島県ローカル版もあった。ほぼ同内容だが微妙に内容が異なる。比較のため下記に引用しておく。

(引用ここから)

下水汚泥から高濃度放射性物質

福島県郡山市にある下水処理施設の汚泥などから、比較的濃度の高い放射性物質が福島県の調査で検出されました。
処理された汚泥は県外に運ばれて、セメントの材料として再利用されていたということで、福島県では追跡調査を行っています。
比較的濃度の高い放射性物質が検出されたのは、郡山市日和田町にある下水処理施設「県中浄化センター」です。
福島県が先月30日まで行った調査の結果、▼汚泥からは1キロあたり2万6400ベクレル、▼汚泥を焼きかためた「溶融スラグ」からは33万4000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。
このうち、「溶融スラグ」から検出されたセシウムは、原発事故の前に処理されたものと比べると、およそ1300倍の濃度だということです。
県では「地面の放射性物質が雨で下水に流れ込み、処理の過程で濃縮されたのではないか」としています。
この浄化センターから出る汚泥は、県外に運ばれてセメントの材料として再利用されていたということで、県では当面の間、再利用を見合わせるとともに、原発事故のあとで搬出された汚泥がどのように使われているのか、追跡調査を行っているということです。
また、県内の同様の施設でも汚泥などの調査を行うほか、作業員の健康に影響がないか調べるとともに、作業員の安全確保や放射性物質を含んだ汚泥の処理などについて、早急に方針を示すよう国に求めています。

05月01日 18時36分

http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055658391.html(リンク

(引用ここまで)

※2011.05.01(日)20:25追記:
時事ドットコムのニュースは続報が入っている。すでに500トンもの汚泥が外部に流出した状態で、これだけあれば本当に恐怖の放射能ビルが出来ていても不思議ではない。以下、続報を引用:

(引用ここから)

下水汚泥から高濃度放射能=再利用停止、降雨で流入か-福島

 福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で発生した下水汚泥から1キロ当たり2万6400ベクレルの高濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。県は、福島第1原発事故で外部に放出された大量の放射性物質が降雨により下水に流れ込んだと推測している。
 汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キロ当たり33万4000ベクレルが検出されたという。原発事故前に処理したスラグから検出されたのは246ベクレルだった。
 同センターでは毎日80トンの汚泥が発生し、うち10トンを再利用のため県外のセメント会社に搬送しているが、県は1日付で再利用を停止。事故発生以降にセメント会社に運ばれた汚泥は計500トンとみられ、実際に再利用されたかなどついては今後調べるという。(2011/05/01-18:48)

http://www.jiji.co.jp/jc/eqa?g=eqa&k=2011050100134(リンク

(引用ここまで)

※2011.05.02(日)08:43追記:
共同通信、読売新聞、朝日新聞からも報道されている。基本的に同内容だが、「溶融スラグは1日に2トン発生」(共同通信)、「敷地周辺で測定した放射線量は毎時1.8~3.4マイクロシーベルト」(朝日新聞)など新たに具体的な数値も出ている。以下、比較のために記事4件を引用しておく:

(引用ここから)

郡山市の浄化センターで高濃度セシウム検出
福島県郡山市の県中浄化センターで、汚泥を焼却処理した溶融スラグから高濃度のセシウムを検出。 2011/05/01 17:35 【共同通信】
速報 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/news/flashnews/


福島の汚泥から高濃度セシウム 郡山市の下水処理場
 福島県は1日、同県郡山市の下水処理場「県中浄化センター」で、汚泥と汚泥を焼却処理した溶融スラグから高濃度の放射性セシウムを検出したと発表した。県は、降雨により地表の放射性物質が混入したとみている。
 県によると、汚泥からセシウムを1キログラム当たり2万6400ベクレル、溶融スラグから同じく33万4千ベクレルを検出した。原発事故前の溶融スラグは同246ベクレルだった。
 1日に80トン出る汚泥のうち、70トンは溶融炉で処理し、10トンは県外のセメント会社が再利用している。溶融スラグは1日に2トン発生する。
 県は1日からセメント会社への搬出を停止したが、事故以降に500トンが運び出された。溶融スラグも道路の砂利などとして利用しているが、同センターは事故以来出荷していなかった。
 県の担当者は「溶融スラグの濃度が高いのは、焼却などの下水処理の過程で濃縮されたためとみられる」と話した。
2011/05/01 18:50 【共同通信】
福島の汚泥から高濃度セシウム 郡山市の下水処理場 - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011050101000577.html


福島県の下水汚泥など、高濃度の放射性物質検出
 東京電力福島第一原発事故を巡り、福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で処理した下水汚泥と、汚泥を焼却して乾燥させた溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出されたと発表した。
 県は放射性物質を含む雨水が大量に流れ込んだためとみている。汚泥の一部は再利用目的で県外のセメント会社に搬送されており、県は追跡調査を行う。また、放射性物質を含む汚泥の取り扱い方には国の基準がなく、県は同日、処理方法や作業員の安全確保の方針などを定めるよう国に要請した。
 県によると、4月22日に溶融炉周辺の放射線量を測った際、郡山市中心部の数値の数倍に達したため、28日に汚泥とスラグの濃度を測定。汚泥は放射性セシウムが1キロ・グラムあたり2万6400ベクレル、スラグは同33万4000ベクレルが検出された。事故前に処理したスラグの1300倍以上の濃度となっている。
(2011年5月2日02時34分 読売新聞)
福島県の下水汚泥など、高濃度の放射性物質検出 社会 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110501-OYT1T00537.htm


下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質 福島・郡山
2011年5月2日3時1分
 福島県郡山市にある下水処理施設の下水汚泥と、汚泥を燃やしてできる砂状の「溶融スラグ」から高濃度の放射性セシウムが検出された。県が1日発表した。施設周辺の大気からは、市内の別の地点より高い放射線量が計測された。県は、汚泥の焼却時に放射性物質が拡散するかどうかについて「調査中」としている。
 下水汚泥が高濃度の放射性物質を含む場合、その処理に関する国の指針やマニュアルはない。このため、下水処理施設を所管する国土交通省は2日、どのように処理していくか、原子力安全・保安院と対応を緊急に協議する方針。また東日本の自治体に対し、汚泥中の放射性物質濃度を計測するよう求める見通しだ。
 施設は郡山市日和田町高倉の県中浄化センター。県によると、4月30日に調査したところ、汚泥から1キロあたり2万6400ベクレル、スラグから同33万4千ベクレルの放射性セシウムが検出された。スラグの数値は、福島第一原発事故の前の約1400倍だった。
 県は、地表面の放射性物質が雨などによって流れ込み、下水処理の過程で濃縮されたとみている。
 県によると、汚泥は1日80トン発生し、70トンは施設内の溶融炉で燃やすことでスラグ2トンになる。残り10トンはセメントの材料としてセメント会社に送るという。
 原発事故後、計約500トンの汚泥がセメント会社に搬出されたといい、県が追跡調査をしている。スラグは施設内でビニールシートをかぶせて保管している。
 県はセンターの作業員に放射線量計を持たせるとともに、セメント会社への搬出を当面の間休止。県内の別の22施設についても同様の調査をするという。
 県が1日にセンターの敷地周辺で測定した放射線量は毎時1.8~3.4マイクロシーベルトと、約10キロ離れた郡山合同庁舎付近の約1.6マイクロシーベルトより高かった。
 現行の下水道法は、汚泥は積極的に再利用するよう全国の自治体に求めている。国交省によると、全国で発生する汚泥の8割は建材などに再利用され、残り2割ほどが埋め立て廃棄されているという。(矢崎慶一、北川慧一)
asahi.com(朝日新聞社):下水処理施設の汚泥から高濃度の放射性物質 福島・郡山 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0501/TKY201105010383.html

(引用ここまで)

※2011.05.04(水)06:40追記:
NHKで「道路などの建設資材として使われた可能性が高い」と続報があった。こういう場合は過小報道されることが多いので、おそらく「道路など」の「道路」はカモフラージュであり、「など」の方が重要と見るべきだろう。道路を全面に出すことで、住宅建材として使われている可能性を印象付け無いようにしているのではないだろうか。すなわち「行間を読む」と、こうなる。

行間に書いてあること(推測):
高濃度放射能を含むセメントを使用した恐怖の放射能ビルが既に施工されてしまった可能性がある!

また、今後は基準値として「1キログラム当たり100ベクレル」を採用するとの見通しだが、食品並みの基準で本当にいいのか早急に議論が必要だろう。

以下、NHKニュース(2件)を引用する:

(引用ここから)

下水汚泥 建設資材に使用か
5月3日 17時40分
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出された問題で、この処理施設から出た汚泥が栃木県にあるセメント工場に運ばれ、すでに道路などの建設資材として使われた可能性が高いことが分かりました。
この問題は、郡山市にある県の下水処理施設「県中浄化センター」の汚泥などから放射性セシウムが検出されたものです。この処理施設から出た汚泥は、栃木県佐野市にある「住友大阪セメント」の工場で、セメントの材料として再利用されていましたが、住友大阪セメントによりますと、震災翌日の3月12日から先月30日までに928トンの汚泥が運びこまれ、多くが加工して出荷されて、栃木県や周辺の県で道路やビル、橋などの資材として使われた可能性が高いということです。住友大阪セメントは、当面、栃木工場からのセメントの出荷を停止するとともに、工場にあるサンプルを調べて、すでに出荷したセメントにどの程度の放射性物質が含まれていたか調べることにしています。
下水汚泥 建設資材に使用か NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110503/t10015689931000.html


汚泥問題 分析後に対応策判断
5月4日 4時57分
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出され、セメントの材料として再利用されていた問題で、経済産業省の原子力安全・保安院は、福島県が行っているセメントに含まれる放射性物質の濃度の調査結果を待って、今後の対応策について判断することにしています。
この問題は、郡山市にある福島県の下水処理施設「県中浄化センター」の汚泥などから、放射性セシウムが検出され、この汚泥が栃木県佐野市にある「住友大阪セメント」の工場で再利用されていたものです。会社や原子力安全・保安院によりますと、再利用されたセメントはすでに出荷され、道路や橋などの資材として使われた可能性があり、会社側が追跡調査を進める一方、福島県が工場に残されていたセメントを採取して放射性物質の濃度を調べています。これについて、原子力安全・保安院は、福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質が下水に流れ込んだとみていますが、今回のようなケースは想定がなく、関係する省庁と対応を協議しています。具体的には、原子力発電所から出る放射性廃棄物の処理について定めた国の規則を参考にする方向で、放射性物質として扱わなくてもよいとされる放射性セシウムの濃度の、1キログラム当たり100ベクレルが今後の対応策を決めるうえでの1つの目安になるとしています。原子力安全・保安院は、福島県の調査結果を待って、最終的な判断をすることにしています。
汚泥問題 分析後に対応策判断 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110504/k10015694991000.html

(引用ここまで)

※2011.05.08(日)15:50追記:
群馬県内の下水汚泥からも放射性物質されたようだ(東京新聞)。調査が進めば新たな汚染が見つかるだろう。
また、そのほかに建設業界紙でも関連記事の報道があった。内容はほぼ既報で新たな情報はほとんどない。なお、報道されていないものの、建材関連企業に動きがあるので、別途記事にしたい。

以下、ニュース2件を引用する:

(引用ここから)

【群馬】
県内の処理施設3カ所 下水汚泥からも検出 「外部への影響なし」
2011年5月7日
 県下水環境課は、県内の下水処理施設三カ所で採取した下水汚泥から放射性物質を検出したと発表した。同課は「福島第一原発事故の影響は否定できない」と説明した上で、「半減期の長い放射性セシウムについては、福島県郡山市で検出された量の百分の一以下であり、外部への大きな影響はない」としている。
 同課によると、県が管理する下水処理施設六カ所のうち、一日に西邑楽水質浄化センター(千代田町)、三日に県央水質浄化センター(玉村町)と桐生水質浄化センター(桐生市)で汚泥を採取。一キロ当たりの放射性物質を測定した結果、半減期が約三十年と長いセシウム137を一一〇~二二〇ベクレル検出。さらに、ヨウ素131(半減期約八日)を八六~一〇〇ベクレル、セシウム134(同約二年)を一〇〇~一九〇ベクレル検出した。
 下水汚泥については、暫定規制値など放射性物質の危険度を判断する指標はない。同課は「放射性物質が検出された汚泥については、処理方法に関する国の指針が出るまで、施設内などに保管する」と説明している。 (中根政人)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110507/CK2011050702000058.html県内の処理施設3カ所 下水汚泥からも検出 「外部への影響なし」群馬(TOKYO Web)


日刊建設工業新聞 - 今日のニュース
5月6日
福島原発事故、建材にも影響波及/下水汚泥から放射性物質/国交省ら対応検討
 東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏れ事故の影響が、建設資材にも波及してきた。福島県内で発生した下水汚泥を処理してできる溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出された。汚泥はセメント会社が再生利用しており、事故発生後に計約500トンの汚泥が運搬されたとみられており、県が実際に再利用されたかなどの追跡調査に乗りだした。県の要請を受け、国土交通省と経済産業省原子力安全・保安院の検討チームも発足。関係機関と調整を図りながら対応していく。
 福島原発では、放射能漏れを防ぐために原子炉冷却機能の回復に向けた復旧作業が連日行われているが、収束の見通しは立っていない。放射能による汚染の問題は、食品や飲料水など人体に直接的被害を及ぼす分野を中心に、風評被害も含めて深刻化している。そうした中で今回新たに、福島県郡山市にある県中浄化センターで発生した下水汚泥と溶融スラグから高濃度の放射性物質が検出されたことが明らかになった。
 汚泥の再生利用品である溶融スラグから1キログラム当たり33万4000ベクレルの放射性セシウムが検出された。原発事故が起きる前の通常のスラグでは246ベクレル程度だったという。県の災害対策本部は今回の調査結果を4月30日に確認し、高濃度汚染の原因を「降雨で地表面の放射性物質が混入し、下水処理過程で濃縮されたこと」と推定している。
 同センターでは1日当たり80トンの下水汚泥が発生し、うち10トンをセメント会社に持ち込み、残り70トンを溶融炉で処理して溶融スラグ2トンを再生利用している。溶融スラグについては同センター場内のストックヤードに保管し、バリケードで立ち入りを制限した。セメント会社での再利用は1日に休止しているが、これまでに県外のセメント会社に約500トンの汚泥が搬送されたとみられており、県が追跡調査を実施している。県は県内の他の下水関連施設を含めて放射線量の調査を行う方針だ。県災害対策本部の要請を受け、国交省と原子力安全・保安院が中心となって検討チームも設置した。
http://www.decn.co.jp/decn/modules/dailynews/news.php/?storyid=201105060103001

(引用ここまで)

※2011.05.08(日)21:45追記:
一昨日の下野新聞で「セシウム検出汚泥、使用は1%未満」という微妙な状態であることが報道されている。均一に混ざっているとしたら危険性は薄まるが、集中していたらと思うとぞっとする。また、さきほどのNHKの報道によると、さらに高濃度のケースがあったようだが、これは建物によっては「当たり外れ」があるという恐るべき状態にあると考えられる。

以下、ニュース2件を引用する:

(引用ここから)

セシウム検出汚泥、使用は1%未満 安全性判断は保留 住友大阪セメント栃木工場
(5月6日 18:02)
 福島県郡山市の下水処理施設「県中浄化センター」の下水汚泥から高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、この汚泥をセメントの原料としていた住友大阪セメント栃木工場(佐野市)は6日、対応について第2報を発表した。
 同社の発表によると、汚泥はセメントの原料となる粘土源の代替として使用しており、「その量は生産したセメントに対して1%未満」としている。原料の8割は石灰石が占め、ケイ石、鉄原料などと調合・粉砕した上で、1450度で熱してセメントを生産しているという。
 生産したセメントの安全性については、「福島県による検査結果および関係機関からの見解も踏まえて判断する予定」などとした。
 一方で操業停止に伴い受け入れできない汚泥は、あらかじめ福島県の許可で他の処理事業者に受け入れてもらっているといい、その数量は307トンに上るとみられる。この汚泥は外部に搬出されず受け入れ施設内にとどまっている、としている。
 2日発表の第1報によると、3月12日~4月30日までに928トンの汚泥が使用された。製造したセメントの一部が県内や周辺地域に出荷されており、ビルや道路に使われた可能性があるという。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/accident/news/20110506/512340
セシウム検出汚泥、使用は1%未満 安全性判断は保留 住友大阪セメント栃木工場 |下野新聞「SOON」


福島市の施設で放射性物質検出
5月8日 21時4分
福島県郡山市の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出された問題で、福島県が、ほかの施設も調査したところ、福島市の施設から、さらに高い濃度の放射性物質が検出されました。
この問題は、郡山市にある下水処理施設で汚泥などから比較的濃度の高い放射性物質が検出されたもので、福島県は、今月2日から県内の19の下水処理施設で汚泥などを調査してきました。その結果、福島市の「堀河町終末処理場」の汚泥から、1キロ当たり44万6000ベクレルと、先に明らかになった郡山市の施設の汚泥を上回る放射性セシウムが検出されるなど、新たに4つの施設の汚泥などから1キロ当たり1万ベクレルを超える放射性セシウムが検出されました。ただ、放射性物質が検出された施設の周辺では、大気中の放射線量が増加する傾向は見られないということで、福島県は「外部の環境には影響を与えていないのではないか」と話しています。一方で、福島県によりますと、一部の施設の汚泥はセメントの材料などとして運び出された可能性もあるということで、追跡調査を行うことにしています。福島県は、放射性物質を含んだ汚泥の処理などについて、国に基準を示すよう求めていて、7日に福島県を訪れた大畠国土交通大臣は、今週半ばまでに基準を示すという考えを県に伝えています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110508/t10015758741000.html
福島市の施設で放射性物質検出 NHKニュース

(引用ここまで)

※2011.05.08(日)21:55追記:
昨日の毎日新聞によると新潟でも汚染が確認されたようだ。しかし、ここまでの対応はあまりに遅すぎる気がする。調査が進めば汚染はもっと広範囲で明らかになる。

以下、ニュースを引用する:

(引用ここから)

毎日新聞 2011年5月7日 地方版
東日本大震災:福島第1原発事故 下水処理施設の泥に放射性物質--新潟 /新潟

 県下水道課は6日、新潟市東区下山3にある下水処理施設「新潟浄化センター」の汚泥から、放射性セシウム134と137が1キロあたり、それぞれ23ベクレル検出されたと発表した。同施設の汚泥に同セシウムの規制値は定められていないが、同200ベクレルとなっている飲料水の規制値と比べ数値が低く、人体に影響はないという。
 調査は、福島県郡山市の同施設で、汚泥を高熱で処理して建設資材に再利用する「溶融スラグ」から高濃度の放射性セシウムが検出されたことを受け、県内で初めて実施した。同課によると、福島第1原発の事故の影響とみられるという。【畠山哲郎】

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20110507ddlk15040208000c.html
東日本大震災:福島第1原発事故 下水処理施設の泥に放射性物質--新潟 /新潟 - 毎日jp(毎日新聞)

(引用ここまで)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« April 2011 | Main | June 2011 »