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May 24, 2011

静岡県が「荒茶」検査を実施しない方針なので防衛のためお茶パック1年分まとめ買い(2011年5月)

お茶パック1年分まとめ買い(2011年5月)

先週、静岡県が「荒茶」の放射性物質の検査を実施しないという報道があったため、防衛手段として、昨日(5/23)、近所の量販店で家族用のお茶(伊藤園のティーパックタイプ・34袋入)を1年分(税込299円×30個=合計8,970円)ほどまとめ買いしてきた(上の写真)。貧乏な消費者にとって精一杯のささやかな抵抗である。なおアマゾン(下記)では今日現在368円と高め。今後、荒茶の検査について消費者の不信が高まれば、新茶出荷以降に暴落するかもしれない。しばらく価格動向を注視したい。

報道によると、静岡県に近い神奈川県西部で茶葉から放射性物質が検出されており、隣接する静岡県のお茶についても同様の汚染が懸念されることから、この検査を求める事は合理的である。その検査が実施されないとなると出荷されるお茶も信用することはできない。静岡茶は全国への影響が大きいブランドで、静岡茶の信用が下がれば国内のブレンド茶の信用も全般的に下がると思う。

来年の今頃はこの問題が解決していることを期待しているが、収穫された新茶が出回る今のタイミングが買いだめの最後のチャンスだろう。来年になっても解決していなければ、八女や嬉野といった近場に出向いて現地でブレンドされていないものを買うしかない。

下記はFNNニュース(5/19付)の動画からキャプチャしたものだが、事件のポイントと生産者の本音が垣間見えて分かりやすいので紹介する:
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)

※以上の動画のキャプチャ元:
茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める(05/19 18:47)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00199714.html


最後に出てくる生産者(大高茶園・大高一彦さん)のコメントが印象的だったのでキャプションをテキストに起こしてみた:

>(荒茶検査に)反対とは言わないが
消費者に正しく伝わるよう発表してほしい
>それが一番心配

消費者に正しく伝わるよう発表することが一番心配」だそうだ。要するに静岡県のお茶の生産者にとって「消費者に安全なお茶を届けることは二番以下ということだ。生産者の立場から見ると、自分たちの生活がかかっているから理解できる発言だ。これを私は非難できない

その代わり、私のような消費者の立場から見ると、家族の健康がかかっているから、冒頭のように買いだめや産地選別といった防衛策を取らざるを得ない。これを生産者は非難できない

本件は変化があれば続報を出したい。

以下、関連する報道を4件ほど引用する。

(引用ここから)

放射性物質:「荒茶」検査に静岡県が反発 要望書を提出
 茨城、神奈川両県産の一部の茶葉から放射性セシウムが検出されたことを受けて厚生労働省が自治体に依頼した「荒茶」の検査に、茶どころの静岡県が反発している。茶葉は暫定規制値を超えていないのに、加工段階だと超える可能性があるためだ。岩瀬洋一郎副知事らは17日同省を訪ね、細川律夫厚労相に荒茶を検査対象にしないよう求める要望書を提出した。
 厚労省は16日、生の茶葉に加え乾燥させた「荒茶」も検査し規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えるものが流通しないよう東北、関東などの14都県に通知した。加工工程でセシウムが5倍程度濃縮するので、安全管理のため検査が必要と判断したという。
 要望書は「荒茶は消費者が直接口にするものではない」「生葉と飲用茶で規制値を下回った茶葉が、荒茶で規制値を上回る矛盾が生じる」と指摘。生葉と飲用茶だけで検査するよう求めた。細川厚労相は「よく検討したい」と話したという。
 神奈川県も17日、黒岩祐治知事名で厚労相、農相あてに、生葉だけを検査するよう求める要望書を提出した。【佐々木洋、仲田力行、北川仁士】
毎日新聞 2011年5月17日 21時08分(最終更新 5月17日 23時15分)
放射性物質:「荒茶」検査に静岡県が反発 要望書を提出 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/science/news/20110518k0000m040096000c.html

「荒茶」検査、実施せず 県方針 厚労省の依頼に困惑 静岡
2011.5.19 01:58
 県境を接する神奈川県西部の茶の生葉から国の暫定基準値を超える放射性物質(セシウム)が検出されたことで、「県産茶は大丈夫か」との問い合わせが相次いでいる。県の検査では県内産の生葉と飲用茶のセシウムは暫定基準値を大きく下回っているが、国はさらに「荒茶」の検査を要求。茶の取引はこれから本格化するだけに、茶農家には動揺が広がっている。
 「今の状況は風評被害ではなく、降ってわいた想定外の人災だ」。18日の新茶PRイベントに参加した茶業関係者は、静かな口調の中に怒りをにじませた。
 JA南駿(沼津市)の職員も「私だけですでに10件以上、『沼津のお茶は安全ですか』という問い合わせを受けました」と、消費者の不安を実感している。
 県はこれまで、県内18カ所の生葉や飲用茶を検査し、すべて暫定基準値を大きく下回ることを確認。関係者は胸をなで下ろした。
 ところが厚生労働省が16日、本県をはじめ全国の茶どころに生葉を乾燥させた「荒茶」での検査を求め、波紋が広がった。生葉と飲用茶のセシウムは暫定基準値を下回っても、水分が抜けて成分が凝縮される荒茶で検査すれば、暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える懸念は捨てきれないからだ。実際、神奈川県南足柄市では、生葉の570ベクレルに対し、荒茶では5倍近い3000ベクレルのセシウムを検出している。
 このため、川勝平太知事は18日、「生葉の検査は空気中を浮遊したり土壌から吸い上げられる放射性物質を調べる意味があるし、消費者が実際に口にする飲用茶は調べた方がいい。しかし、製造の一過程である荒茶を調べることにどんな意味があるのか」と疑問を呈し、荒茶の検査を実施しない方針を明言した。
 県の担当者も「荒茶については現在、厚労省と農林水産省で調整中と聞いており、16日の検査依頼はフライングだ」との立場だ。ただ、荒茶の検査をめぐる騒動が長引けば、消費者の不安を増幅させる可能性も捨てきれず、関係者の困惑は尾を引きそうだ。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110519/szk11051901590002-n1.htm
「荒茶」検査、実施せず 県方針 厚労省の依頼に困惑 静岡 - MSN産経ニュース

茶葉・牧草放射性物質検出問題 厚労省、新たに「荒茶」の検査求める
お茶の葉や牧草などから相次いで暫定規制値を超える放射性物質が検出されている問題で、生産者から悲鳴が上がる中、検査方法をめぐってお茶王国・静岡が待ったをかけた。
6月1日のアユ釣り解禁の前にもかかわらず、茨城・久慈川では、アユを捕獲するための投網が行われた。
そのわけは、アユの放射能検査。
各地で、食への放射能汚染への懸念が広がっている。
放射性セシウムが検出されたのは、宮城・丸森町の町営牧場。
140頭の牛を預かっているということだが、現在放牧は行われておらず、牧草地に牛の姿は見られない。
宮城・丸森町の町営牧場の牧草から検出されたのは、国の暫定規制値の5倍以上にあたる1,530ベクレル/kgの放射性セシウム。
同じ町内にある一條牧場の一條 薫さんは、「(被害額は?)全然、見当がつかない。(餌代は)25トンのコンテナ1台で120万~130万円しているのを、1年間で何本買うかですよね」と話した。
東北と関東の牧草から、相次いで検出される規制値を超える放射性セシウム。
宮城、福島、茨城、群馬の全域と、岩手、栃木、埼玉、千葉の一部で、肉牛と乳牛の放牧自粛要請が出ている。
千葉・印西市にある牧場では、つい10日ほど前に牛に食べさせる牧草を収穫したが、牧草を食べさせないようにとの自粛要請を受け、収穫した牧草は、牧場の隅に置かれたままとなっている。
この牧草が使えないと、餌を輸入飼料に変える必要があり、生産者には重い負担となる。
生産者は「収穫する時の燃料代や、ここまで運ぶ労働代を考えると、月50万円ぐらい負担が増えるかもしれない」と話した。
高い放射線量の牧草を食べた牛の肉や牛乳を摂取した場合の人体への影響について、首都大学東京の大谷准教授は「牛の排出機能などを含めると、原乳に含まれているセシウムは非常に小さな低い値になると思います。筋肉にたい積することにはなるんですけれども、セシウムの場合。牛の大きな体重の中でどんどん減っていきますので」と話した。
一方、お茶の葉をめぐっては、厚労省が新たに「荒茶」を検査するよう求めた。
荒茶とは、お茶の葉を製茶する工程の1つで、お茶の葉を蒸して乾燥させたもの。
重量が5分の1程度になるため、放射性物質も濃縮されることになる。
そのため、静岡県などの産地は、暫定規制値超えなどの懸念から、検査は行わないとしている。
大高茶園・大高一彦さんは「(荒茶検査に)反対とは言わないが、消費者に正しく伝わるように発表してもらいたい。ただそれが一番心配です」と話した。
(05/19 18:47)
FNNニュース 茶葉・牧草放射性物質...
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00199714.html

【群馬】放射能検査 「荒茶」は当面せず
2011年5月24日
 県は、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けたお茶の放射性物質検査のうち、厚生労働省が実施を求めた乾燥半加工の「荒茶」の検査を当面行わない方針を固めた。理由については「荒茶の検査の是非について、厚労省と農林水産省との間に見解の相違があるため」と説明している。生茶葉については二十四日に検体を採取し、二十五日以降に結果を確認する予定。 (中根政人)
 お茶に関する放射性セシウムの暫定規制値は、生茶葉、荒茶とも一キロ当たり五〇〇ベクレルに設定されている。だが、荒茶は生茶葉に比べて重量が五分の一程度となるため、生茶で規制値以下であっても荒茶では規制値超えとなる可能性がある。
 消費者保護の観点から、厚労省は十六日に本県を含む東日本の十四都県に荒茶を含めた検査を依頼したが、茶どころの静岡県などが拒否。生産者への影響を懸念する農水省も「消費者が実際に口にする飲用茶は、放射性セシウムの濃度が薄まる」としており、国の方針が定まっていない。
 一方、生茶葉については、福島、神奈川、茨城、栃木などの各県内で暫定規制値を超える放射性セシウムが相次いで検出されている。県は「群馬のお茶の生産量は他県に比べて少ないが、各地で出荷自粛が起きている現状も考慮しなければならない」として、生茶葉の検査に着手する。
 荒茶については「国の新たな規制基準が定まらない限り、検査を行っても結果の評価が困難」としている。
東京新聞放射能検査 「荒茶」は当面せず群馬(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110524/CK2011052402000088.html

(引用ここまで)

※2011.05.24(火)23:33追記:
関連記事「静岡県でツートンカラー(緑+黄)の茶葉が発見される」を掲載した。

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