仏企業が日本向け放射線測定器を販売へ(テレ朝ニュース)
※2011.04.30(金)03:49追記:
関連記事「ナノセンス社(フランス)会社情報」を掲載した。
※2011.05.08(日)08:50追記:
関連記事「Inquiry for Japanese Sales of NanoSense RADEX RD1503(1週間前4/30にナノセンス社に英文メール問い合わせ→未だ応答無し)」を掲載した。
※2011.05.08(日)10:55追記:
関連記事「放射線計測器を2万円未満で発売すると報道された仏企業ナノセンス社の謎(公式ホームページがドメインごと消失ほか)」を掲載した。
※2011.05.19(木)08:00追記:
関連記事「「RADEX RD1503」53,000円(大量購入時の最安条件で1個25,300円)の販売事業者(ナノセンス・インフォメーション)の紹介と公開質問」を掲載した。
※2011.06.04(土)12:00追記:
関連記事「【震災後最安値?】RADEX/RD1503が19,800円【ナノセンス・インフォメーション】」を掲載した。
先週の記事「仏企業、放射線計測器を日本で発売 価格は2万円未満(日本経済新聞 電子版)」の続報が入った。
テレ朝ニュースによると画面表示を日本語にした製品のようだ。これで2万円未満なら売れるだろう。
以下、テレ朝ニュースの記事と画面キャプチャ:
(引用ここから)
【原発】仏企業が日本向け放射線測定器を販売へ(04/21 05:50)
フランスの企業が、日本向けの放射線測定器の販売に乗り出しました。
このメーカーは、ロシアなどで販売していた放射線測定器の表示を日本語に改め、日本政府と販売に向けた交渉も始めています。
ナノセンス社・マルチモール社長:「(Q.なぜ需要が高まったのか)与えられた情報に人々が疑問を持っているからでは。例えば、情報がリアルタイムではなく24時間前のものだったり、身を守るためにはすぐに対処せねばならない」
価格は2万円前後、5月末をめどに60万個を出荷したい考えで、異常を検出した場合に備え、日本にコールセンターも設立する予定です。
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210421002.html
(引用ここまで)
●一連の報道にはいくつか疑問がある:
・来月末に60万個を出荷するということであるが、単純に日割りすると1日1万個も生産するということだが、本当にそれだけの生産能力があるのか疑問だ。5月末に間に合うのはおそらく一桁少ない数万個がいいところで、予約を受け付けたはいいが、納期が延びに延びて、詫びをいれながらごまかし、行き渡るのは1年後くらい、ということではないのだろうか。
・「日本政府と販売に向けた交渉」ということなのだが、国内電機メーカーとか商社などと交渉しないのはなぜだろうか。先の日経の記事では「一般消費者向け」「大手家電量販店などを通じて販売」となっていた。政府が市場に出さないつもりなのだろうか。
・ニュースではあくまで「フランス製」としているが、調べてみるとこの「RADEX RD1503」はロシア製(QUARTA-RAD社)で、ナノセンス社は商社か販売代理店のようだ。このあたりは報道に出てこないが、実際関係はどうなっているのだろうか。
これらの疑問は製品そのものの品質とは関係ないと思うが、なんとなく嫌な予感はする(具体的に何かと言えないがあくまで「なんとなく」)。
最後に、英語版製品の操作方法を説明したビデオがあったので紹介する:
ガイガーカウンターRADEX RD1503操作方法
http://www.youtube.com/watch?v=kMm4i-3H5bc
「放射能対策」カテゴリの記事
- スイス・メテオメディア社のシミュレーション画像に「カラーバー」混入(2012年08月26日)(2012.08.27)
- 肺がん症例の16%はラドンガスの可能性(カナダ保健省の研究/2012年8月17日付け「ナショナル・ポスト紙」より)(2012.08.17)
- チェルノブイリ由来か?日食プレミアムピュアオートミールから1キログラム当たり7ベクレルのセシウム137を検出(2012年8月1日/香港食物環境衛生署食物安全センター)(2012.08.02)
- 警告:明後日2012年5月23日(水)未明に放射能が九州北部に到達の恐れ(2012.05.21)
- 北九州市長・北橋健治様:出席督促書に不服です/家庭での内部被曝を放置して「食育」を主張する教育委員会から2回目の出席督促書(2012年03月13日付け)(2012.03.15)
The comments to this entry are closed.
Comments