警告解除:昨日4/9(土)時点で九州の放射能レベルに問題無し
先週来の一連の記事「警告:来週2011年4月6日(水)以降に放射能が九州全域を覆う恐れ」および「警告:2011年4月7日(木)の環境放射能水準が未発表」に関する続報をお送りする。
昨夜19時に文部科学省から発表されたデータ「環境放射能水準調査結果(都道府県別)[平成23年4月8日(金曜日)19時00分版] (PDF:193KB)」(念のためキャッシュ)によると、一昨日4/8(金)に福岡県内で降雨があった時間帯でも値は最大で0.048[μSv/h]と約30%上昇している程度であり、懸念されるレベル(0.6[μSv/h])に達してない。
※この値の上昇を引き起こした放射性物質の由来は福島第一原発ではなく中国から飛来した黄砂の可能性なども考えられるが、参照データがないため特定できない。
※データ詳細:
・4/7(木)夜(降雨前)までの値 0.036~0.037[μSv/h]。
・4/8(金)未明00:00~04:00(降雨中)の値 0.040~0.048[μSv/h]。
・4/8(金)日中08:00~16:00(降雨中)の値 0.038~0.048[μSv/h]。
・以上より、降雨前に比べて降雨中は最大で0.011[μSv/h](約30%)程度の値の上昇を確認できる。
まだ昨日分の水道水のデータは発表されていないが、上記のように降雨中の放射能レベルが低いことから、タイトルの通り昨日4/9(土)時点で九州の放射能レベルに問題無しと判断し、先週来の警告は解除する。
下図はノルウェー気象研究所が4/6(水)9時(日本時間同日0時)に発表した放射能汚染シミュレーション(4/10(日)00:00、日本時間4/9(土)15:00時点の放射能の予想分布)である。これによると放射能汚染は太平洋方面へ流れており、現時点で九州地方は警戒すべき状態ではない。
今回の放射能を警戒するため、我が家では「念のため」20リットルの小型タンクを準備して4/5(火)夜の時点で水道水を汲み置きし、飲料用・食事用の水は4/6(火)朝から昨日4/8(金)夜までこのタンクから使用していた。今日4/9(土)朝の時点でこの体制は解除し、残ったタンクの水は洗濯用に転用することにした。
引き続き、関連する最新情報は随時カテゴリ「放射能対策」にて報告する。
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