「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(岩崎夏海)と「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)
つっこみどころ満載の「もし高校野球の女子マネージャーが、、、」だが、「ドラッカー入門書」という位置づけで昨年末から30万部以上は売れているようだ。
手厳しい批評(ドラッカー入門書としても、小説としても中途半端、など)もあるようだが、とっつきやすい構成なので、身近な人に対する啓蒙用に3冊ほど購入してみた。
ドラッカーをよく理解している人が今更この本を読んでも得るものはない。しかし、現代社会に独特の悩み(会社での人間関係など)を抱えており、かつ「ドラッカーって何?」という多くの人々にとっては貴重なアドバイスに満ち溢れた本だろう。また、ドラッカーを久しぶりに復習してみたい、という方にもお勧めできる。
3冊も買うくらいだから内容的には気に入っているのだが、残念なのは挿絵のタッチが硬すぎ、かつわざとらしすぎる点だ(萌え系のカバーイラストはまだ許せる)。「ここぞ!」という見せ場に2枚ほど挿入されてるが、本文の感動を殺いでいる。
この本を人に勧めるとき、これまた流行り物で恐縮だが「のだめカンタービレ」を引き合いに出すことがある。
「のだめ、、、」のストーリーは、どん底のオーケストラを千秋が引き立ててゆくと同時に、のだめが千秋の才能を引き立ててゆくという構成であるが、「マネジメント」を軸に考えると、実は「もし高校野球の女子マネージャーが、、、」と共通するところが多い、、、などと前振りをした上で「もし高校野球の女子マネージャーが、、、」を提示すると、割と興味を持ってもらいやすい。
ということで、興味を持った方はご一読あれ。
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2010.10.18(月)17:20追記:
NHKアニメ化決定!
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