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Jul 02, 2008

熱射病死で元園長不起訴へ 北九州、保育士4人は起訴【6/24・共同通信】

中井保育園の北村寿和元園長不起訴になる見通しだ(08/06/24報道)。

1年近くかかったが、今回が司法によるはじめての判断だ。事件から早くも11ヶ月経っている。

不起訴の決定後にご遺族などが検察審査会(→Wikipedia)(本件は小倉検察審査会の管轄)に不起訴不当の異議申立を行わなければ刑事はこれで確定する。

報道によると「安全確保のマニュアルをつくっていないという過失はあったが、当時現場におらず、すべての状況を把握するのは困難」というのが不起訴の理由となっている。刑事責任の追及に必要な過失の立証が本件に関してはできなかったということだろう。あるいは(報道はされていないが)、保育園が閉園に追い込まれるなど一定の社会的制裁を受けているという判断もあったのだろうか。

本件の不起訴が今後の幼児保育にどのような影響を残すことになるか、推移を注視して行きたい。

(ここから引用)
熱射病死で元園長不起訴へ 北九州、保育士4人は起訴

 北九州市小倉北区で昨年7月、無認可の私立中井保育園(廃業)のワゴン車に放置された園児の浜崎暖人ちゃん=当時(2)=が熱射病死した事件で、業務上過失致死容疑で書類送検された北村寿和元園長(31)について、福岡地検小倉支部が起訴を見送る方向で最終検討していることが24日、分かった。
 同時に書類送検された当時の保育士ら女性4人は在宅起訴する方針で、今後地検本庁や福岡高検と協議、正式決定する。
 同支部は北村元園長について「安全確保のマニュアルをつくっていないという過失はあったが、当時現場におらず、すべての状況を把握するのは困難」として断念したとみられる。一方、4人については「人数確認をせずに放置し、発見後にも適切な対応をしなかった」と判断したもようだ。
 事件は昨年7月27日午後に起き、保育園近くの公園で遊んだ園児らがワゴン車で駐車場に戻った際、車内に暖人ちゃんが約4時間置き去りにされ、熱射病で死亡した。
 同日の最高気温は33・4度で、炎天下の車内は50度近くまで上昇したとみられる。

2008/06/24 13:30 【共同通信】
(ここまで引用)

※引用元: http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008062401000415.html
※太字の強調は筆者。


08.09.22(月)06:30追記:
その後、刑事・民事とも進展があり、どちらも先週に初公判が行われている。以下、あえて新規記事を起こさず、この記事に追記としてコメントする。

北村元園長はやはり刑事不起訴となった。民事では現在、北村元園長の管理責任と北九州市の監督責任について争われている。注目すべきは当事者の反論だ。

報道によると、『北村寿和元園長と運営会社「園長には園外保育から戻ってきたかどうかを確認する注意義務はなかった」と主張は「園の運営状況は調査していたが、このような事故が起こる切迫した危険性は認められなかった」と述べた。』(西日本新聞)とのことだ。

これらの主張は論理的には全く正しいと思う。しかし同時に、正鵠を得た反論にもなっていない

 北村元園長は、確かに、現場レベルのルーチンに対する直接責任を持つべきではないその代り、そのようなルーチンの事故が起こらないように普段から職員を指導・研修する責任、そしてその結果に対する責任があった管理者としての責任とはそういうものだ

 北村元園長は起業にあたって経営者として様々なことを学んでいるはずだが、その中でこのような事を学んだこともあったと思う。今後、経営者として事業を発展させるならば、このような管理責任について真剣に考える必要がある。そうでなければ、今後も同様の事故を起こす要因となりうる。北村元園長個人の利益のためにも、彼の仕事に関わる全ての人々のためにも、彼には今後の仕事のあり方を考え直し、経営者としての管理責任を真摯に受け止めて欲しいと思う。

 北九州市の主張する「このような事故が起こる切迫した危険性は認められなかった」というのは、実のところ「認める意思も能力も無かった」という背景によるものなので、この主張も論理的には全く正しい。しかし、これでは反論になっていない。

 「行政の監督によって今後の類似事故を積極的に防止する」という観点に立つならば、論点とすべきは「このような事故が起こる切迫した危険性を正す意思と能力があるか」だろう。

報道のような反論を繰り返している限り、北九州市はその意思も能力もないということであり、同様の事故は今後も防止できないということになる。いや、現時点ではっきり予言しておいてもいいだろう。行政がこのような体制で監督している限り、同様の事故はまた発生する。

以下、関連記事を3件ほど引用:

(ここから引用)

北九州・園児熱射病死:2元職員、起訴事実認める--地裁小倉初公判
 昨年7月に北九州市小倉北区の中井保育園(認可外、昨年10月閉園)で園児が送迎車内に置き去りにされ熱射病死した事件で、業務上過失致死罪に問われている元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)両被告の初公判が19日、福岡地裁小倉支部(三浦隆昭裁判官)であり、2人とも起訴事実を認めた
 検察側は冒頭陳述で「園児全員が降車したかを確認する注意義務を怠ったため、被害者が車に取り残されていることに気付かず、放置した」と指摘した。
 起訴状によると、両被告は昨年7月27日午後1時過ぎ、遠足から送迎車に乗せて園に戻った際や、その後も人数確認を怠るなどの過失により、浜崎暖人(はると)ちゃん(当時2歳)を約4時間にわたり車内に放置し、熱射病死させた。
 事件では、両被告と別の元職員2人、北村寿和元園長(32)の計5人が業務上過失致死容疑で福岡地検小倉支部に書類送検された。同支部は7月、別の元職員2人を略式起訴し、北村元園長を不起訴処分とした。【佐野優】
毎日新聞 2008年9月20日 西部朝刊
http://mainichi.jp/seibu/shakai/news/20080920ddp041040006000c.html


元園長ら賠償責任争う姿勢 車内放置の熱射病死初弁論
2008年09月16日
 北九州市の私立中井保育園(廃園)のワゴン車内に取り残されて熱射病死した男児の両親が、元園長ら元職員7人と運営会社、同市に計約5800万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が16日、福岡地裁小倉支部(青木亮裁判長)であった。
 被告側はいずれも請求棄却を求めたが、両親の代理人弁護士によると、刑事責任を問われている女性の元職員2人は、相当額の負担には応じる意向を示したという。
 答弁書で、北村寿和元園長と運営会社「園長には園外保育から戻ってきたかどうかを確認する注意義務はなかった」と主張は「園の運営状況は調査していたが、このような事故が起こる切迫した危険性は認められなかった」と述べた。
 訴状によると、昨年7月27日午後、ワゴン車で園外保育から戻った園児の浜崎暖人ちゃん=当時(2)=が炎天下で閉め切られた車内に約4時間放置され死亡した。(共同
http://kumanichi.com/news/kyodo/social/200809/20080916020.shtml

北九州市の園児熱射病死 市や園元代表を提訴へ 両親が指導監督責任問う
2008年7月21日 00:42 カテゴリー:社会 九州・山口 > 福岡
 北九州市小倉北区の認可外保育園「中井保育園」(閉園)で昨年7月、園児の浜崎暖人(はると)ちゃん=当時(2つ)=が遠足帰りの送迎車内に約4時間置き去りにされ熱射病で死亡した事故で、父健太郎さん(31)と母美香さん(25)=同区=は20日、北九州市と園を運営していた会社、園の北村寿和元代表(31)ら7人を相手に、計約5000万円の損害賠償を求めて提訴する考えを明らかにした。
 両親の弁護士によると25日にも福岡地裁小倉支部に提訴する。市には、園への指導監督責任を問うという。
 個人では、北村元代表と当時の保育士、保育従事者の女性ら、福岡県警が業務上過失致死容疑で書類送検した5人に、立件されなかった園幹部の男性(27)と音楽担当の女性保育従事者の2人も加えた。当時、園にいた関係者全員が対象となる。
 両親側は事故後、園側と示談を続けてきたが、不調に終わったという。
 昨年7月27日の事故から1年を前にした20日、同区の寺で暖人ちゃんの一周忌法要が営まれ、終了後、両親が報道陣の取材に応じた。法要には両親や親族25人が参列。北村元代表ら園関係者6人は寺の外から見守った。
2008/07/21付 西日本新聞朝刊
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/36031?c=210

(引用ここまで)


09.02.07(土)08:00追記:
先週(1/27)、刑事裁判の一審判決が出た。以下、(今回も)あえて新規記事を起こさないで、この記事に追記としてコメントする。

・被告人の元職員両名とも執行猶予付き有罪判決となった。個人的には妥当な判決ではないかと感じる。

判決理由において「組織として園児を守る体制は全く整っていなかった」「末端の保育従事者である被告人両名にその責任を集約して重く処罰することは幾ばくかの違和感が残る」など園に対する管理責任を指摘している点は特筆に価する。一審の判決理由という形で組織としての管理責任が明確に示された意義はそれなりにあると思う。

・なおすでに「別の元職員2人が略式起訴され罰金40万円」(西日本新聞)の処分をうけており、今回判決を受けた元職員2名とあわせると、合計4名の元職員が刑事罰を受けたことになる。

以下、関連ニュース記事全12件を報道順に引用する。ネット上で拾える当日の報道はこれでほとんど網羅していると思う。すでにリンク切れのものもある。:

(ここから引用)

2歳男児熱射病死で2人に有罪
2009年 01月 27日 10:36 JST
 北九州市小倉北区で07年7月、園外保育の帰りに2歳の男児を炎天下の車内に残し、熱射病死させたとして、業務上過失致死罪に問われた私立中井保育園(廃園)元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)両被告の判決で、福岡地裁小倉支部は27日、それぞれ禁固1年、執行猶予3年(いずれも求刑禁固1年)を言い渡した。検察側は論告で「過失は重大」と指摘。弁護側は執行猶予の付いた判決を求めていた。
共同通信
http://jp.reuters.com/article/kyodoNationalNews/idJP2009012701000172

保育園元職員2人有罪 送迎車に置き去り熱射病死 福岡
2009年1月27日10時41分
 北九州市で07年7月、私立中井保育園(廃園)の園児、浜崎暖人(はると)ちゃん(当時2)が園の送迎用車に置き去りにされて熱射病で死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われた元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)両被告に対し、福岡地裁小倉支部は27日、いずれも禁固1年執行猶予3年(求刑禁固1年)の判決を言い渡した。三浦隆昭裁判官は「保育従事者としてのみならず、一般人の観点から考えても園児の確認という当然の注意義務に違反しており、過失の程度は重大」と理由を述べた。
 判決によると、両被告は07年7月27日午後1時過ぎ、近くの公園であった園外保育から戻った際、全員が車から降りたか確認し、その後も園内で人数確認をするなどの注意義務を怠り、暖人ちゃんを約4時間にわたり車内に放置し、熱射病で死なせた。
 この事件では、北村寿和元園長(32)について県警が業務上過失致死容疑で書類送検したが、地検は、関与が薄いとして嫌疑不十分で不起訴処分にしている。
http://www.asahi.com/national/update/0127/SEB200901270001.html?ref=goo

保育施設元職員2人に有罪=「園児の苦しみ、想像困難」-車内熱中症死事故・福岡
2009年1月27日(火)11:30
 北九州市で2007年7月、認可外保育施設「中井保育園」(廃園)の送迎車内に放置された園児浜崎暖人ちゃん=当時(2)=が熱中症で死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)両被告の判決公判が27日、福岡地裁小倉支部であった。三浦隆昭裁判官は「気温が上がる車内で助けを求めることもできずに、死に至った被害者の苦しみは想像も困難だ」として、いずれも禁固1年、執行猶予3年(求刑禁固1年)を言い渡した。
 判決によると、両被告は同月27日、園外保育から戻った園児らが車を降りる際やその後園内へ入ってからも、園児の人数確認を怠り、暖人ちゃんを車内に約4時間にわたり放置。熱中症で死亡させた。
 実況見分の結果、車内温度は50度近くになっていた可能性が高いことが判明した。
 三浦裁判官は「保育従事者としてのみならず、一般人の観点から考えても、子どもを預かる立場にある者として当然と思われる基本的な注意義務に違反し、過失の程度は重大だ」と批判した。
 事故では、北村寿和元園長(32)も業務上過失致死容疑で書類送検されたが、不起訴処分となった。同園は07年10月に廃園した。
 暖人ちゃんの両親は閉廷後、「中井保育園の関係者をこの命が果てても許すことはないと思います。行政には、すべての保育園が、働く親が安心して子どもを預けることができる施設になるよう、体制をつくっていただきたい」とするコメントを出した。
 北村元園長の話 責任者として再度、事の重大さを痛感している。暖人ちゃんや遺族に対し、今後ともできる限りの対応をしなければならないと考えている。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-090127X332.html

園児熱射病死、元保育スタッフに有罪
 おととし7月、福岡で2歳の男の子が保育園の送迎車に取り残され、熱射病で死亡した事件の裁判で、裁判所は元保育スタッフの2人に、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
 判決を受けたのは、北九州市小倉北区の中井保育園の保育スタッフだった2人です。判決によりますと、2人はおととし7月、園外保育から戻った際、人数確認を怠るなどして、浜崎暖人ちゃん(当時2)を車の中に置き去りにし、熱射病で死亡させました。
 27日の判決で、三浦隆昭裁判官は、「過失の程度は重大」とする一方で、「保育園自体や代表者の責任も大きい」として、2人にいずれも禁固1年、執行猶予3年の判決を言い渡しました。
 判決について暖人ちゃんの両親は、「納得できるかどうかではなく、受け止めるしかない」とコメントしています。(27日11:44)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4047971.html

北九州の園児熱射病死事故、元保育士2人に猶予判決
 北九州市小倉北区で2007年7月、無認可保育所「中井保育園」(廃園)の園児浜崎暖人(はると)ちゃん(当時2歳)が園の車に放置され熱射病で死亡した事故で、業務上過失致死罪に問われた同園の元保育士上田麻貴(27)(北九州市小倉北区中津口)、同小林英美(29)(同市戸畑区福柳木)両被告の判決が27日、福岡地裁小倉支部であった。
 三浦隆昭裁判官は両被告に禁固1年、執行猶予3年の有罪判決(求刑はともに禁固1年)を言い渡した。
 判決によると、2人は07年7月27日、暖人ちゃんら園児7人を引率し、園外保育から送迎車で園に戻った際、点検を怠って暖人ちゃんを約4時間、車内に放置し、熱射病で死亡させた。
(2009年1月27日11時57分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090127-OYT1T00327.htm

園児熱射病死:元職員2人に有罪判決 福岡地裁支部
2009年1月27日 12時02分 更新:1月27日 12時12分
 北九州市小倉北区の中井保育園(認可外)で07年7月、送迎車に置き去りにされた園児が熱射病死した事件で、業務上過失致死罪に問われた元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)の両被告に対し、福岡地裁小倉支部は27日、それぞれ禁固1年、執行猶予3年(求刑・禁固1年)を言い渡した。三浦隆昭裁判官は「基本的な注意義務に反していた」と述べる一方、不起訴処分になった北村寿和元園長(32)について「道義的責任は大きい」と指摘した。
 判決などによると、両被告は07年7月27日午後1時過ぎに遠足から送迎車で園に戻ってから園児の人数確認を怠るなどして、浜崎暖人(はると)ちゃん(当時2歳)を約4時間車内に放置し、熱射病死させた。
 判決は、同園に安全管理マニュアルがなく、定期点呼もしていなかったことを指摘。そのうえで「組織として園児を守る体制はまったく整っておらず、本件は遅かれ早かれ起きた。両被告に責任を集約して重く処罰するには違和感が残る」と、保育園のずさんな体制を批判した。両被告は控訴しない方針
 事件では、08年2月に両被告と別の元職員2人、北村元園長の計5人が業務上過失致死容疑で福岡地検小倉支部に書類送検された。同支部は同7月に上田被告と小林被告を起訴、元職員2人を略式起訴したが、北村元園長については不起訴処分とした。園は07年10月に閉鎖された。
 暖人ちゃんの両親は北村元園長と元職員、園を指導・監督する立場の北九州市などに約5842万円の損害賠償を求めて同支部に提訴している。【佐野優
 ▽暖人ちゃんの父健太郎さんと母美香さんの話 どんなに重い罰が与えられても暖人が戻ってくることはなく、判決を受け止めるしかない。すべての保育園が、働く親が安心して子どもを預けることができる施設になるよう体制を作ってほしい。
 ▽北村元園長の話 判決で保育園の管理運営についても厳しい指摘を受けたと聞き、重大さを痛感している。暖人君や遺族に対し、今後ともできる限りの対応をしなければならないと考えている。
http://mainichi.jp/select/today/news/20090127k0000e040047000c.html

2歳児熱射病死、保育園の元職員2人有罪
 北九州市小倉北区で2007年7月、園外保育の帰りに2歳の男児を車内に残して熱射病死させたとして、業務上過失致死罪に問われた私立中井保育園(廃園)元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)両被告の判決で、福岡地裁小倉支部は27日、それぞれ禁固1年、執行猶予3年(いずれも求刑禁固1年)を言い渡した。
 判決理由で三浦隆昭裁判官は「徐々に気温が上がっていく車内で、どのような思いで死に至ったのか、その苦しみは想像も困難。園児の確認という極めて基本的な注意義務に違反しており、過失は重大だ」と2人の責任を指摘した。
 一方で、(1)園長に保育知識はなく、子どもを預かる重責を理解していたとは到底いえない(2)保育内容・安全管理のマニュアルもなかった-などとずさんな保育体制を厳しく批判。「組織として園児を守る体制は全く整っていなかった」と執行猶予の理由を述べた。
 判決によると、両被告は07年7月27日午後、近くの公園からワゴン車で連れ帰った全園児の降車確認や帰園後の点呼を怠り、気温が30度を超える炎天下、閉め切った車内に浜崎暖人ちゃんを約4時間放置し、熱射病で死亡させた。
 この事件では、暖人ちゃんの両親が元園長らに計約5800万円の損害賠償を求める訴訟を起こし、同支部で係争中。(共同
 [2009年1月27日12時9分]
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20090127-454364.html

園児熱射病死の保育園に判決 01/27 12:13
 一昨年7月、北九州市で、2歳の男の子が保育園の送迎車に取り残され熱射病で死亡した事件の裁判で、裁判所は元・保育スタッフの2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
 判決を受けたのは、北九州市小倉北区の中井保育園の保育スタッフだった2人です。
 判決によりますと2人は一昨年7月、園外保育から戻った際、人数確認を怠るなどして浜崎暖人ちゃんを車の中に置き去りにし、熱射病で死亡させました。
 きょうの判決で三浦隆昭裁判官は、「過失の程度は重大」とする一方で「保育園自体や代表者の責任も大きい」として、2人にいずれも禁固1年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
 判決について暖人ちゃんの両親は、「納得できるかどうかではなく受け止めるしかない」とコメントしています。
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/011506.html

園児熱射病死 元園職員2人に有罪 地裁小倉支部判決 「ずさんな体制」
2009年1月27日 13:37
 北九州市小倉北区の中井保育園(閉園)で2007年7月、送迎車内に放置された園児の浜崎暖人(はると)ちゃん=当時(2つ)=が熱射病死した事故で、福岡地裁小倉支部(三浦隆昭裁判官)は27日、業務上過失致死罪で元同園職員上田麻貴被告(27)=同区=と、同小林英美被告(29)=同市戸畑区=に、それぞれ禁固1年、執行猶予3年(求刑禁固1年)を言い渡した。
 判決理由で三浦裁判官は両被告の過失を「基本的な注意義務に違反し重大」と認定した上で、「場当たり的に保育に従事し、組織として園児を守る体制はまったく整ってなかった。道義的には園代表にも大きな責任がある」と同園のずさんな管理体制を指弾した。
 判決後、上田被告は弁護士を通して「判決を真摯(しんし)に受け止めております」とコメントした。弁護側は控訴しない方針。園の北村寿和元代表は「責任者として再度、事の重大さを痛感しております。遺族に対し、できる限りの対応をしなければならないと考えております」との文書を出した。
 また、暖人ちゃんの両親は「どんなに重い罰が与えられても暖人が戻ってくるものではない。行政にはすべての親が安心して子どもを預けることができるよう、体制をつくってもらいたい」との談話を出した。
 判決によると、両被告は07年7月27日午後、遠足帰りの送迎車内の点検や人数確認などの注意義務を怠り、暖人ちゃんを約4時間車中に放置して熱射病死させた。
 事故をめぐっては、同罪で別の元職員2人が略式起訴され罰金40万円の命令を受けた。北村元代表も同容疑で書類送検されたが、関与は薄いとして不起訴になった。
=2009/01/27付 西日本新聞夕刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/73650

園児委、車内放置で熱射病死 元職員2人に有罪判決 福岡地裁支部
2009年1月27日(火)15:55
 北九州市小倉北区で平成19年7月、園外保育の帰りに2歳の男児を車内に残して熱射病死させたとして、業務上過失致死罪に問われた私立中井保育園(廃園)元職員の上田麻貴(27)、小林英美(29)両被告の判決で、福岡地裁小倉支部は27日、それぞれ禁固1年、執行猶予3年(いずれも求刑禁固1年)を言い渡した。
 判決理由で三浦隆昭裁判官は「徐々に気温が上がっていく車内で、どのような思いで死に至ったのか、その苦しみは想像も困難。極めて基本的な注意義務に違反しており、過失は重大だ」と2人の責任を指摘した。
 一方で、(1)園長に保育知識はなく、子供を預かる重責を理解していたとは到底いえない(2)保育内容・安全管理のマニュアルもなかった-などとずさんな保育体制を厳しく批判。「組織として園児を守る体制は全く整っていなかった」と執行猶予の理由を述べた。
 判決によると、両被告は19年7月27日午後、公園からワゴン車で連れ帰った全園児の降車確認や帰園後の点呼を怠り、気温が30度を超える炎天下、車内に浜崎暖人ちゃんを約4時間放置し、熱射病で死亡させた。
 この事件では、暖人ちゃんの両親が元園長らに計約5800万円の損害賠償を求める訴訟を起こし、同支部で係争中。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/e20090127048.html
※ブログ管理者注釈:見出しの「園児委」は意味不明でタイプミスだと思われるが原文ママで引用。2/7現在も訂正されていない。良く見ると日刊スポーツの記事とほとんど同じ(共同の配信記事で若干表現を直しているだけかな?)なので独自取材もしていないと思われる。大丈夫か産経新聞?(→魚拓

元保育スタッフ2人 執行猶予判決 01/27 16:38
 一昨年7月、北九州市で2歳の男の子が保育園の送迎車に取り残されて、熱射病で死亡した事件の裁判で、裁判所は元保育スタッフの2人に、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
 判決を受けたのは、北九州市小倉北区の中井保育園で保育スタッフだった2人です。
 判決によると、2人は一昨年7月、園外保育から戻ったときに人数の確認を怠るなどして、浜崎暖人ちゃんを車の中に置き去りにして熱射病で死亡させました。
 きょうの判決で福岡地裁小倉支部の三浦隆昭裁判官は、「過失の程度は重大」とする一方で、「保育園自体や代表者の責任も大きい」として、2人にいずれも禁固1年・執行猶予3年の判決を言い渡しました。
 判決について暖人ちゃんの両親は、「納得できるかどうかではなく受け止めるしかない」とコメントしています。
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/011507.html

「保育園の体制がずさん」 01/27 19:45
 おととし、北九州市で、2歳の男の子が保育園の送迎車に取り残され、熱射病で死亡した事件の裁判です。
 裁判所は、「保育園の体制がずさんだった」と述べ、元保育スタッフ2人に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
 おととし7月、保育園の送迎車の中に取り残され、熱射病で死亡した浜崎暖人ちゃん。
 警察による検証の結果、車内の温度は50度近くにまで上がっていたとみられています。
 きょうは、車を降りる際に人数確認を怠ったなどとして、業務上過失致死の罪に問われた元保育スタッフ2人に判決が言い渡されました。
 判決で三浦隆昭裁判官は、「園児が保育園に帰っているかどうかを確認するという、子どもを預かる立場にある者として、極めて基本的な注意義務に違反したのであって、過失の程度は重大」と述べました。
 しかし、その一方で、事故が起きた背景にはずさんな保育体制があったと指摘しました。
 その上で、「末端の保育従事者である被告人両名にその責任を集約して重く処罰することは幾ばくかの違和感が残る」として、執行猶予付きの判決としました。
 判決で厳しい指摘を受けた北村寿和代表は、業務上過失致死容疑で書類送検されたものの、「園外保育への関与が薄い」などとして不起訴となり、現在は人材派遣会社を経営しています。
 判決後、北村代表は文書で、「責任者として、再度、事の重大さを痛感しております」とコメントしました。
 一方、暖人ちゃんの両親は次のように話しています。
 また、控訴するかどうかについては、「検察の判断に任せる」としています。
 この事件をめぐっては、暖人ちゃんの両親が北村代表らに対して、損害賠償を求める民事訴訟を起こしています。
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/011513.html

(引用ここまで)

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Comments

昨日、元保育士二名の初公判があったようですね。
私としては北村元園長が不起訴になった事がとても納得できません。
他二名の元保育士についても罰金40万円とゆう処方がなされたのに、責任者であるはずの元園長には何のお咎めもないなんて!
体よく元保育士達に罪をきせ、逃げたとしか思えません。

Posted by: | Sep 20, 2008 03:04 AM

コメントありがとうございます。

初公判について、本文に追記でコメントしました。ご参照下さい。

Posted by: 中村友一 | Sep 22, 2008 06:33 AM

公の機関がが捜査して不起訴になったのなら、そういう事なのかなと思います。

北村元園長が体よく保育士に罪を着せるなんて不可能ですよ。

刑事罰は不起訴になったとは言え、民事裁判はは彼が払いきれないぐらいの償いをしなければならないのは事実としてあります。

もちろん、北村元園長に問題はあります。
賠償責任保険に入っていなかった事。
事故対応マニュアルを備えていなかった事。
ありもしない救命関係の資格者がいるといっていた事。

でもね、殺人保育士の管理者として連帯責任を負わされていると私は感じるのです。
(もちろん責任を負う立場なのですが)

保育士というのは父母や地域から「先生」と呼ばれる職業なんですよ。

皆さんは、どのようにあるべきだと感じますか?
私が感じるものをあげます。

子どもの安全を守るための責任感
子どもの健やかな成長を見守る観察力
それを実行する為の専門知識と行動力
高い職業倫理と向上心

このような能力を有するべきだと私は思います。
しかし、そんな保育士は10人中1人位じゃないかと思うのです。

私の園は賠償責任保険にも入っていますし、事故時のマニュアルも備え付けてありますし、私は応急手当普及員の資格も取っています。

しかし、SIDS防止の午睡チェックひとつ取っていても「きちんとやっていなくて園児が無くなったら刑事責任を問われますよ」と言っても、監視していないとやらないのです。

出かけている時に園児が骨折した時も「園長先生どうしましょう?」って電話してきて聞く以前に医者に連れて行けよ。と思いました。

園児を殺した保育士は、発見後にすぐに救急車を呼ばず、もたもたと保身を考えて痛んだと思います。
保育士こそ懲役にすればよいと思うし、保育士試験に免許更新を導入して、定期的に学ばせる必要があると思うのです。

Posted by: N園長 | Oct 10, 2008 05:39 PM

N園長さん、貴重なご意見ありがとうございます。

以下、論点のずれについて、率直に返信させていただきます。


>公の機関がが捜査して不起訴になったのなら、そういう事なのかなと思います。

「そいういう事」というのはどういう事でしょうか?


>北村元園長が体よく保育士に罪を着せるなんて不可能ですよ。

私の記事のどこかに「保育士に罪を着せる」という主張があったのでしょうか?


>刑事罰は不起訴になったとは言え、民事裁判はは彼が払いきれないぐらいの償いをしなければならないのは事実としてあります。

民事裁判は始まったばかりで、かつ、北村元園長は賠償責任を争う姿勢を見せておりますので、「償いをしなければならない」かどうかは未定です。


>でもね、殺人保育士の管理者として連帯責任を負わされていると私は感じるのです。
>(もちろん責任を負う立場なのですが)

「殺人」というのは中傷だと思います。

北村元園長は「経営者」「管理者」です。
「連帯責任」ではなく「管理責任」を負わなければなりません。


>保育士というのは父母や地域から「先生」と呼ばれる職業なんですよ。

>皆さんは、どのようにあるべきだと感じますか?

北村元園長は保育士ではありません。私は保育士そのものを議論していません。

このブログでは、(保育に限らず)人の命を預かるあらゆる業務の管理者に要求される「安全管理責任」「安全を確保するための具体策」などを議論しています。


>私の園は賠償責任保険にも入っていますし、事故時のマニュアルも備え付けてありますし、私は応急手当普及員の資格も取っています。

安全はそのような断片を並べても確保されません。この意味が分からないのであれば、是非一度、安全管理についてお調べください。このブログの同一カテゴリー(北九州市「中井保育園」園児熱射病死)のこれまでの記事にも概略を書いていますのでご覧下さい。


>しかし、SIDS防止の午睡チェックひとつ取っていても「きちんとやっていなくて園児が無くなったら刑事責任を問われますよ」と言っても、監視していないとやらないのです。

「監視していないとやらない」保育士を雇用し続け、園を運営し続ける以上、そこに管理者としての責任が問われます。安全を確保する意思と能力がないならば、管理者を続けるべきではない。


>出かけている時に園児が骨折した時も「園長先生どうしましょう?」って電話してきて聞く以前に医者に連れて行けよ。と思いました。

「思う」だけではなく、そのように指導してください。次回からは全ての保育士があなたの思ったように行動するよう、組織化してください。組織化するつもりがないなら、管理する意思が無いということです。組織化する方法が分からないならば、あなたは管理する能力がないということです。どちらが欠けていても、管理者を続けるべきではありません。


>園児を殺した保育士は、発見後にすぐに救急車を呼ばず、もたもたと保身を考えて痛んだと思います。

上でも書いていますが、「殺した」というのは中傷です。起訴された罪名は「業務上過失致死罪」であって「殺人罪」ではないのです。心情は分かりますが事実ではありません。

保身を考えていた可能性はありますが、それは安全管理を議論する上では副次的です。救命より保身を優先するような環境・雰囲気の職場を作り出した管理者の責任こそ最も問われるべきです。「トカゲのしっぽ切り」は安全管理の役に立ちません。


>保育士こそ懲役にすればよいと思うし、保育士試験に免許更新を導入して、定期的に学ばせる必要があると思うのです。

免許更新制度は検討の価値があると思います。


以上、N園長さんが安全管理について何かを感じていただければと思い、かなり手厳しい事を申し上げました。反論・異論はいつでもお待ちしています。建設的な議論であれば、長文歓迎です。

Posted by: 中村友一 | Oct 11, 2008 12:21 AM

N園長 業務中何か起こった責任を個人でとってたら それは個人経営者であり従業員ではないですよ

Posted by: | Nov 16, 2008 04:18 PM

1ヶ月遅れの返信で恐縮ですが、、、

>個人経営者であり従業員ではない

中井保育園に関しては、実際に保育士を個人事業者としていた形跡があります。

参考:
業務請負で保育士(見習い)の求人?!
http://techpr.cocolog-nifty.com/nakamura/2007/08/post_0116.html

Posted by: 中村友一 | Dec 09, 2008 05:14 AM

個人経営者と従業員の大きな差は何でしょうか???
指揮命令が在るか無いかだと思います。
この保育園は指揮命令がなかったのでしょうか??

Posted by: | Jan 06, 2009 08:24 AM

コメントありがとうございます。

個人事業者の保育士というのは無理があります。実体としては指揮命令があったのでしょう。

Posted by: 中村友一 | Jan 06, 2009 08:50 AM

判決が出ましたね。禁固一年で執行猶予が付いたようです。二人のうち一人は既婚者で 暖人くんと同年代の子供がいるそうです。毎日成長していく我が子をみていて被害者を重ねることはあるのでしょうか?命の大切さを改めて噛み締めて欲しいですね

Posted by: ウータン | Jan 27, 2009 06:28 PM

禁固と懲役の違いはなんですか元園長の管理責任はもう問えないのですかね新聞報道に「自分達が軽くなることばかり考えていて、反省の素振りがなかった」「判決後はご両親を見ずに形式だけの一礼で退席した」と
書かれているのを見かけました。ご両親のお気持ちはまた 騒いだのでしょうね。

Posted by: ウータン | Feb 03, 2009 05:25 PM

ウータンさん

コメントありがとうございます。先週1/27の判決については、この記事の本文に追記を書きました。ご覧下さい。

>禁固と懲役の違いはなんですか

禁固は拘置されるだけ、懲役は拘置された上に労働の義務があります。
※参考:
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/
       qa/question_detail/q1312389058


>元園長の管理責任はもう問えないのですかね

社会的制裁という意味では問えます。マスコミ各社の報道、1/27一審の判決理由、私がこのブログで行ってること、ウータンさんのコメントなどがそうです。今も問われ続けています。

民事賠償については係争中です。

刑事罰を受ける可能性は(この記事の冒頭に書いたようにご遺族などが検察審査会に不起訴不当の異議申立を行わなければ)ありません。


>新聞報道に「自分達が軽くなることばかり考えていて、反省の素振りがなかった」「判決後はご両親を見ずに形式だけの一礼で退席した」と書かれているのを見かけました。ご両親のお気持ちはまた 騒いだのでしょうね。

なかなか整理が付くものではないと思います。

Posted by: 中村友一 | Feb 07, 2009 09:04 AM

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