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Sep 01, 2007

搬送妊婦受け入れ拒否、奈良県立医大病院がHPで経緯説明(9/1・読売新聞)

読売新聞の報道では「HPで経緯説明」ということで概略のみ報じられているだけだが、問題のHPを見てみた。

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報道された経緯説明は奈良県立医科大学附属病院ホームページ

  今般の妊婦救急搬送事案について(2007/08/31)NEW

(PDF/148KB)として掲載されていた。

下記がその本文(1ページ目)だ:


今般の妊婦救急搬送事案について

 去る8月29日、救急搬送中の妊婦さんが不幸にも死産に至りましたことについて、誠に遺憾に感じております。
 今回の事案につきましては、マスコミを通じて、様々な報道がなされているところでありますが、当病院の産婦人科における8月28日から29日にかけての当直医師の勤務状況や当病院と救急隊とのやり取りについて調査しましたので、その結果を公表いたします。
 緊急患者を受け入れるためには、患者様の診察や治療に対応できる医師の有無が重要な要素でありますが、産婦人科の当直医は、別紙に記載したような過酷な勤務状況でありました。
 なお、産婦人科に限らず、救急科、脳神経外科、心臓血管外科、麻酔科等の医師も同様の状況であることを付け加えておきます。
 当病院は奈良県の中核病院として、医師等の不足の中、各部門が一丸となって、日々約2,600人(外来1,800人、入院800人)の患者様の診療に努めているところであり、今後とも県民の皆様の健康と命を守るため、質の高い医療の提供に努めて参りますので、引き続きご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

平成19年8月31日
奈良県立医科大学附属病院長  榊 壽右


以上が本文だ。


そして、以下の内容は(PDFではそのまま次のページになっているが)上記で述べられている「別紙」のようだ:


平成19年8月28日の当直日誌記録より
(産婦人科当直者 2名)

日時
対応内容

8月28日(火)

19:06
前回帝王切開した患者A(妊娠36週)が出血のため来院
診察終了後、患者A帰宅

19:45
重症患者B(妊娠32週) 妊娠高血圧のため搬送入院、病状管理に努める

23:00
重症患者Cの手術終了(9:00~手術開始)
医師一人が術後の経過観察を実施

23:30
患者B 早剥のため手術室へ搬送、緊急帝王切開実施(00:08終了)

8月29日(水)

00:32
患者Bが病室に帰室
重症であったため、医師一人が朝まで術後の処置等におわれながら、他の患者への処置等を応援
当直外の医師1名も、重症患者の処置応援にあたり2:30頃まで勤務

02:54
患者D(妊娠39週) 陣痛のため緊急入院、処置

02:55
救急隊から1回目の入電(医大事務当直より連絡があり、当直医一人が事務に返答)
「お産の診察中で、後にしてほしい」

03:32
患者E(妊娠40週) 破水のため緊急入院、処置
(患者Eの入院により、産科病棟満床となる)

04:00
開業医から、分娩後に大量出血の患者Fに関する入電があり、搬送依頼あるが、部屋がないため他の病棟に交渉を開始

04:00頃
上記の直後に救急隊から2回目の入電(医大事務が説明したところ電話が切れる)
「今、医師が、急患搬送を希望している他医療機関医師と話をしているので後で電話をしてほしい」

05:30
産科満床のため、患者Fを他病棟に緊急収容

05:55
患者Dの出産に立ち会う
その後も、患者Fの対応におわれる

08:30
当直者2名は一睡もしないまま、1名は外来など通常業務につき、他1名は代務先の医療機関において24時間勤務に従事

以上が「別紙」だ。

確かに、これを読むと「緊急帝王切開」「大量出血」など搬送患者の緊迫した状況が、また「当直者2名は一睡もしないまま」など病院の過酷な勤務状況が、それぞれ良く分かる。病院としてはこれで説明責任を果たそうということなのだろう。

今回、妊娠3ヶ月の女性が流産したという事件がここまで大きく報道されているが、同じ基準で見るとこの病院の日常の方がもっと大きく報道すべき内容に感じる。病院側のコメントは出されていないが、おそらくそういう主張を暗に行っているのだろう。

こういうのがネットの正しい使い方なんだろうな、と感心した。


以下、引用記事:


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070901i102.htm
搬送妊婦受け入れ拒否、奈良県立医大病院がHPで経緯説明

 奈良県橿原(かしはら)市の妊娠中の女性(38)が相次いで病院に受け入れを断られ、死産した問題で、3度の受け入れ要請があった県立医大病院(橿原市)は31日、病院のホームページ(HP)に、救急隊とのやりとりや産婦人科の当直医2人の勤務状況を公表、院長名で「誠に遺憾」とした上で、「当直医は過酷な勤務状況だった」とする文書を掲載した。
 HPには、病院の対応状況を分単位で記載。最初の受け入れ要請があった際、当直医が「お産の診察中で、後にしてほしい」と事務員に返答したことや、緊急入院の患者が相次いでいた状況、当直医2人が一睡もしなかったことなどを説明している。

(2007年9月1日9時11分 読売新聞)


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