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Jul 27, 2007

「段ボール肉まん」騒動、やらせ報道で小規模店は客足激減(読売新聞)

中国当局の対応をニュース記事を引用しながら要約してみよう:

「段ボール肉まん」が存在する可能性を否定
市内で53種類の肉まんをサンプル検査した結果、すべて安全基準をクリアしていたとの結果も示した。
今回の報道が「やらせ」であると強調
  
当局の命令で居住地区全体の取り壊しが決まり、住民は家を追われた。
700人ぐらい住んでいたが、みんな追い出された。

(゜Д゜) ハア?

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何度読み返しても、同じ記事の中での対応がむちゃくちゃ矛盾しているんですが、、、

@nifty 投票:「段ボール肉まんはヤラセ」ならば問題の居住地区を取り壊すのは矛盾してないか?

過去の記事(下記参照)で何度もやったが、そもそも「段ボール肉まんがヤラセ」でかつ「市内の肉まんは安全」だったと言うことならば、当事者たる居住地区は何も悪くないのだから、取り壊したり住民を追い出したりするなんて考えられないことだ。この対応から逆算すると、「あー、やっぱ段ボール肉まんは本当だったのね」としか解釈のしようがない。

段ボール肉まんの記事はこれで6本目になる。ここまで長引く事件になるとは思わなかった。自分自身のメモとして、これまでの記事を整理しておく:

7/19(木)
捏造の捏造?:「段ボール肉まん」はやらせ、中国TVが謝罪(読売新聞)
過去に「段ボール肉まん」を食べたことがある・JNN元北京支局長・日下部正樹さん(07.07.12放映・TBSイブニング・ファイブ)

7/20(金)
実在する段ボール肉まん(告発番組も真実)

7/22(日)
これはおかしい!:段ボール肉まん事件関係者3人が解雇処分に、首謀者には刑事罰も(レコードチャイナ)

7/24(火)
中国:「あん」入り食品に規格…肉まん騒動受け(毎日新聞)

以下、引用記事:


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070726idw3.htm
「段ボール肉まん」騒動、やらせ報道で小規模店は客足激減

 【北京=牧野田亨】北京テレビが放映した「段ボール肉まん」の「やらせ報道」の余波が北京で広がっている。
 中国当局は「社会に重大な悪影響を与えた」と今回の報道を厳しく指弾、安心して肉まんを食べるよう呼びかけているが、小さな店では客が激減するなど、市民の不安は消えない。
 北京市街地の北東部で、「段ボール肉まん」製造工場とされた出稼ぎ労働者(民工)の居住地区を訪ねた。約10棟の長屋の窓ガラスは割られ、路地には新聞紙やがれき、古びた洗面器が散乱していた。
 「700人ぐらい住んでいたが、みんな追い出された。あの報道のせいだ」。近くの住人男性が怒りをあらわにした。
 中国各紙によると、長屋には民工が住み、肉まんや豆乳を売るなどして生活していた。だが、今月8日、北京テレビの番組「透明度」が、豚肉の代わりに段ボール紙を使った肉まんを製造している、と報じると、状況は一変した。
 地元当局関係者がすぐに立ち入り検査に入り、事実を厳しく追及した。報道機関も次々と取材に来た。間もなく、当局の命令で居住地区全体の取り壊しが決まり、住民は家を追われた。
 各紙が伝える「やらせ」の経緯はこうだ。同テレビの臨時職員は、「紙を入れた肉まんがある」との情報を市民から受け、6月に番組で取り上げるよう提案し、了承された。だが、いくら探しても現物を発見できないため、捏造(ねつぞう)を決意。長屋の住民4人に段ボールと豚肉を渡し、「犬のえさにする」と言って肉まんにするよう頼んだという。
 この臨時職員は、別のテレビ局から北京テレビに移ったばかり。有名になりたかったこと、ニュースが採用された際にもらえる報酬が目当てだったことが動機とされる。
 中国政府は今回の報道が「やらせ」であると強調した上で、「社会秩序を妨害し、メディアの権威を損なった」と厳しく批判。担当の番組ディレクターら3人が免職となり、編集局長ら幹部2人も処分を受けた。臨時職員については司法機関が捜査しており、法的処罰を受ける見通しだ。
 さらに、北京市政府は段ボール紙を混ぜた肉まんの製作実験を行い、紙の含有量が5%でも、見た目や味で異常に気付くという結果を公表。紙と肉の割合が6対4とされた「段ボール肉まん」が存在する可能性を否定してみせた。市内で53種類の肉まんをサンプル検査した結果、すべて安全基準をクリアしていたとの結果も示した。
 それでも、市民の不安感はぬぐい切れていない。肉まんを主力商品にする、ある小食堂関係者は「客足が3分の1に減った。報道がウソと分かった後も回復しない」と嘆いた。逆に、有名店では客が増える現象が起きている。北京の肉まんの老舗「慶豊包子舗」の支店から出てきた男性客は「ここは国営で信用できる。屋台など小さな店の肉まんは食べない」と話した。
(2007年7月26日23時1分 読売新聞)


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中華人民共和国(中国)の環境問題」カテゴリの記事

Comments

こんにちは。
TB承認ありがとうございます。当方にいただいたように関連度が低いように思われる内容にかかわらず、食品問題の「ヤラセ・捏造報道」つながりということでご理解いただきありがとうございます。
特に貴記事は、やらせ問題というだけでなく、当局の行動に疑念をいだいた洞察で、興味深く拝見しました。

Posted by: しぇんて | Jul 29, 2007 at 07:36 PM

しぇんてさん、コメントありがとうございます。

お褒めいただき光栄です。大したことはできませんが、分からないことを地道に積み上げているだけです。また良い記事を書くようがんばりますので時々見に来てください。

なお、URLが間違っていましたのでこちらで正しいURLに修正させていただきました。

Posted by: 中村 友一 | Jul 29, 2007 at 10:20 PM

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» 読売新聞 はちみつ記事で 「人工甘味料」との捏造報道を続ける [しぇんて的風来坊ブログ]
当ブログで指摘しているように(1報、2報)、今回のはちみつ不正表示問題で人工甘味料が見られた確たる証拠はないし、また異性化糖は人工甘味料ではない。 例えば、ウィキペディアで人工甘味料と示していない。ここではJAS規格も紹介している。 人工甘味料市場調査の書籍にも、異性化糖は取り上げられていない。 独立行政法人農畜産業振興機構で天然甘味料として紹介している。 有機野菜のサイトで使用を認める側に分類されている。 これらの点を踏まえれば、はちみつ不正表示を追及する記事を連発するのはまったくも... [Read More]

Tracked on Jul 29, 2007 at 08:26 AM

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