プールの排水口事故を予防するCG(子どもの事故予防工学カウンシル(CIPEC))
子どもの事故予防工学カウンシル(CIPEC: Childhood Injury Prevention Engineering Council) が作成したCGコンテンツで、子供がプールの排水口に吸い込まれる事故を予防するために作成された。
CGを見るために必要なダウンロード・ファイル「PoolCIPEC.exe」(19.4MB)はちょっと重いが、下記からダウンロードできる:
「プールの排水口事故予防コンテンツ」
http://www.dh.aist.go.jp/projects/child/ISPS.html
ただし、これは一般の方はしばらく開かないほうがいい。プログラムの使い勝手がイマイチだからだ。なんせ、DOSのバッチファイルで起動し、1024x768の画面が現れ、画面サイズの調整を許さないからだ。1024x768の画面で使用しているとフルスクリーンの画面となり、タスクバー(普通は画面下に設定されている)の部分が欠けてしまうし、終了させようにもウィンドウ右上の閉じるボタンも欠けていて終了できない。この辺は中級以上のPC操作スキルのある方でないと大きな混乱を招く。
単に一般に普及させるだけなら、もっと簡易なビデオにして配信するとか、普通のWebコンテンツとして公開すればいいはずだ。なぜこんな凝った作りになっているか理解に苦しむ。推測だが、利用者アンケートなどの情報収集を何が何でもやりたいという制作者の意図があり、確実にできる作りにしたのだろうと思う。また、高解像度のCGを見せることで緊迫感を出すという意図もあるかもしれない。が、それにしても他に方法はあるはずだ。
そうは言っても、コンテンツそのものは良質だ。CGとはいえ、子供の表情が貼り付けてあってそうとう生々しい。吸い込まれてすぐあぶくを出すが、時間が経過するとやがて子供はあぶくを出さなくなり、全く動かなくなる。ちょっとした「衝撃映像」になっているかもしれない。
事故発生に関する工学的な分析や対策もすばらしい。使い勝手が改良され、一般に普及すれば、事故防止効果はあると思う。
考えてみれば、子供のころ、確かにプールの排水口でよく遊んでいた記憶がある。水が吸い込まれる感覚が面白くて、子供はついつい興味を持って近寄ってしまうものだと思う。
この手の事故が少しでも減ることを願いつつ。
※使い勝手の悪さについては CIPEC の「お問い合わせ」に一報を入れておいた。返信があればこちらでお知らせしたい。
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