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Jul 23, 2007

飼い犬のおかげで中越沖地震から奇跡的に一家の命が助かった?(復旧中の青海川駅の土砂崩れ現場の海岸)(フジテレビ・7/22夕方のニュース)

山古志村のマリと三匹の子犬」のような美談を期待したが、実は訳が分からないニュースだった。

問題の映像は昨日(7/22)夕方(17:30~)フジテレビのニュースで約1分10秒の短いレポート(レポーター名は無し)として放映された。

中越沖地震発生時、飼い犬がほえて知らせてくれたため、バーベキューの準備をしていた一家8人が地震による土砂崩れ(復旧中の青海川駅の土砂崩れ現場の海岸)から奇跡的に逃れることができた、という内容だ。

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訳が分からないのは次の5点だ:
(1)なぜバーベキューセットが岩場で土砂崩れに埋没したの?
(2)なぜバーベキュー準備中なのに飼い犬の様子を一家8人総出で見に戻ったの?
(3)なぜ「駅に避難」というキャプション出ているの?
(4)なぜ「本当に爆弾でも落ちて」と映像にはない発言がキャプションになっているの?
(5)なぜ朝の10:13に一家8人総出で岩場でバーベキューの準備をやるの?

以下、フジテレビの画面キャプチャと音声の書き起こしテキストを元に説明する。

※なお、問題のレポートは「柏崎小学校に爆弾脅迫の(いたずら)電話があった」というニュースに続いて紹介されたものだ。冒頭で女性キャスターが「こうした中」と発言しているのはこの爆弾騒ぎをさしているのだが、レポートする内容は地震直後の出来事で爆弾騒ぎはその日の午前中と発生時点が違っており、全然「こうした中」ではないが、これは些細なミスということで見逃してもよいだろう。

アナウンサー:はい、えー、こうした中、柏崎市青海川地区で起きた、大規模な土砂崩れから、奇跡的に難を逃れた一家がいます。一家を救ったのは3匹のゴールデンリトリバーでした。(フジテレビの画面キャプチャ)

女性アナウンサー:はい、えー、こうした中、柏崎市青海川地区で起きた、大規模な土砂崩れから、奇跡的に難を逃れた一家がいます。一家を救ったのは3匹のゴールデンリトリバーでした。


足立金五さん:あの岩場の下にね、うちのバーベキューセットあるんです。あの土砂の下に。(フジテレビの画面キャプチャ)

足立金五さん:あの岩場の下にね、うちのバーベキューセットあるんです。あの土砂の下に。


NA:3匹の愛犬を連れた足立さん一家。地震発生の16日は、海岸でバーベキューをしようと、青海川駅の下で準備をしていた。(フジテレビの画面キャプチャ)

NA:3匹の愛犬を連れた足立さん一家。地震発生の16日は、海岸でバーベキューをしようと、青海川駅の下で準備をしていた。


足立金五さん:10分くらい前から狂ったように鳴いてて、3匹で。もう、すっごいほえ方でね。帰ってきて犬を放したらもう1分もしないでドンッ!ってあのへんの土砂が崩れて。レポーター:はぁ。(フジテレビの画面キャプチャ)

足立金五さん:10分くらい前から狂ったように鳴いてて、3匹で。もう、すっごいほえ方でね。帰ってきて犬を放したらもう1分もしないでドンッ!ってあのへんの土砂が崩れて。

レポーターはぁ


NA:震度6強の地震とともに、山の斜面が崩れ線路を覆った。愛犬のおかげて一家は、直前に避難し一命を取り留めた。(フジテレビの画面キャプチャ)

NA:震度6強の地震とともに、山の斜面が崩れ線路を覆った。愛犬のおかげて一家は、直前に避難し一命を取り留めた。


足立金五さん:で、何が起きたか分かんなくてこの世の終わりだと思いましたよ。まるっきり犬ですね。犬がなかったら、ほえなかったら、うちの家族全部あの土砂の下でしたよね。(フジテレビの画面キャプチャ)

足立金五さん:で、何が起きたか分かんなくてこの世の終わりだと思いましたよ。まるっきり犬ですね。犬がなかったら、ほえなかったら、うちの家族全部あの土砂の下でしたよね。

※このときキャプションは「本当に爆弾でも落ちて」と入っていたが放映された映像の中ではそんなことは言っていない


以上がレポートの引用だ。

地震直前に飼い犬がほえて飼い主を地震から救うなんて、実にいい話だ。マンガ「ブラック・ジャック」に登場する「ラルゴ」くらいしか聞いたことがない(ラルゴの場合、ほえたのではなくて、宝石をくわえて逃げげたところをブラック・ジャックが追いかけて家を飛び出して、その直後に地震が来て家が全壊。助かった~!って筋だったかな)。

犬などの動物が地震が発生する前に鳴いたり暴れたりするというのは「宏観異常現象」(Wikipedia)と呼ばれる現象の一つだ。近年の大震災をきっかけに科学的な研究も進んでおり、今回の報道もそういった事例として価値があるのかもしれない。

※参考:
神戸新聞ニュース総合-2002.02.10-「地震感知犬」を生み出せ 関西の産官学が研究
■ P-WELL REPORT-地震予知と動物たち

私も最初はこういった観点から意義を感じ、この犬たちは一体どういう状況で地震を予知したのか、どうやって飼い主一家を救ったのか、といった点に非常に興味を持ち、ちょっと調べてみようと考えた。

しかし残念ながら、下記(1)~(5)に示す通り、今回の報道は訳が分からないものだった。


(1)なぜバーベキューセットが岩場で土砂崩れに埋没したの?

これは、もう、ビデオを何度見直してもさっぱり分からない。

足立金五さんの証言に基づき、バーベキューセットが埋没した場所を確認してみたのが下の画像だ。

足立金五さんの証言に基づき、バーベキューセットが埋没した場所を確認

※上の画像の引用元は次の通り:
左上1段目
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 地震・JR信越線の土砂崩れ現場(時事通信社)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000040-jijp-soci.view-000
(すでにリンク切れ)
左上2段目
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 地震・JR信越線の土砂崩れ現場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000019-jijp-soci.view-000
(これも、すでにリンク切れ)
右上〕および〔
遜色列車 4月の青海川駅
http://nasuno165.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/4_2b5c.html

証言どおりなら、バーベキューセットはこの画像の黄線内に埋没しているものと思われる。画像を見ればわかるが、この場所は一家8人でバーベキューセットを広げる場所にしては狭すぎる。しかも岩場なので飲食をするには落ち着かない場所だ。普通に考えると、海岸でバーベキューをやるなら広々とした砂浜(青線内)が自然なのではないだろうか?

仮に岩場でやるとして、写真の状態のような潮位ではそもそも出入りが大変であり、バーベキューをやる場所としては不自然に感じる。

念のため、地震発生時の潮位を確認したところ、下のようになった。

※潮位グラフの出典:
気象庁 潮汐・海面水位のデータ 潮位表より、地震発生場所である柏崎市に最も近い観測地点「佐渡」を選択したもの。

地震発生当時、現地の海岸は満潮に向かっているところで満潮時より10cmくらい低い潮位であり、また、写真で見る限り現地は遠浅の地形でない。よって、地震発生時の波打ち際は上の画像よりわずかに広くなる程度だと考えられ、黄線内より奥の岩場でバーベキューを行うというのはやはり不自然に感じる。

では、なぜ「岩場」にバーベキューセットが埋没したのだろうか?

バーベキューをやるという前提でいろいろ推測してみたが、証言どおりの場所にバーベキューセットが埋没する合理的な状況を思い浮かべることができない。


(2)なぜバーベキュー準備中なのに飼い犬の様子を一家8人総出で見に戻ったの?

地震発生10分前の足立金五さんと飼い犬のそれぞれの位置が分かる情報は「10分くらい前から狂ったように鳴いてて、3匹で。もう、すっごいほえ方でね。帰ってきて犬を放したらもう1分もしないでドンッ!ってあのへんの土砂が崩れて。」という証言だ。

足立金五さんはそのとき岩場にいたはず。

飼い犬は岩場まで鳴き声が届く場所にいたはず。

しかし、ここから先は、やはり理解しがたい。最も考えられる推測はこうだ。

【推測】
1.足立金五さんの自宅は海岸のすぐそば。
2.足立金五さん一家8人総出で岩場にいた。
3.飼い犬は自宅にいてほえた。
4.飼い犬がほえるのを聞いて足立金五さん一家8人総出で岩場から自宅に戻った。
5.飼い犬の首輪の紐を解いた。
6.地震が発生した。

やはりおかしい。飼い犬がほえているのが気になったとしても、バーベキューの準備をしている一家8人総出で飼い犬の様子を見に行く理由が分からない。何人か様子を見に行って、残りはバーベキューの準備をするのではないだろうか?


(3)なぜ「駅に避難」というキャプション出ているの?

地震発生時、土砂崩れの現場に近い海岸にいたとすると、そこから駅に避難するためには砂浜をぐるりと回って線路をくぐり坂を上っていかなければならないようだ(土砂崩れの現場と駅の位置関係は下の画像のようになっている)。

Yahoo!ニュース - 時事通信 - 地震・JR信越線の土砂崩れ現場(時事通信社)

※この画像(すでに上で引用したものと同じ写真)の引用元:
Yahoo!ニュース - 時事通信 - 地震・JR信越線の土砂崩れ現場(時事通信社)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070716-00000040-jijp-soci.view-000
(すでにリンク切れ)

上の写真のうち、証言でバーベキューセットが埋没したとされる現場は線路の右側、駅は線路左側の水色の屋根の建物。

よって、地震直後に土砂崩れを避けて駅に避難するという意味が全く分からない。もしそういう瞬時の避難ではなく、家が倒壊していたために避難所として駅舎に身を寄せたということであれば、「一家は一命を取り留めた」という説明シーンとは無関係なのではないだろうか。


(4)なぜ「本当に爆弾でも落ちて」と映像にはない発言がキャプションになっているの?

これは一体なんだろうか?放映されていないが取材時にはそのシーンの前後でそう発言されたということだろうか?たとえそうだとしても、キャプションとしては不適切ではないのか?(言っている内容と不一致)


(5)なぜ朝の10:13に一家8人総出で岩場でバーベキューの準備をやるの?

朝の10:13はバーベキューをやる時間にしては不自然に早いのではないだろうか?近所の海岸で「一家8人総出」で準備するのだから、11時すぎくらいにわいわいとバーベキューセットを運び始めてお昼前から焼き始めるくらいが自然だと思う。「いや、うちは朝からやるんだ」ということかもしれないので断言はしないが、やはり不自然だと感じる。


以上で説明本文は終了だ。

わずか1分10秒ほどの映像なのに、どうしてこんなに訳の分からないレポートになるんだろうか?(いやいや、良心的に考えると、短いからこそ訳が分からなくなったのかな?)

深く考えずに見ていたら「あー、いい話だな」で終わるかもしれないのだが、もしかして制作者もそれを狙って制作に当たっているのだろうか?

全国放送でこの状態というと「もう少し裏を取ったら?」と突っ込まざるをえない。

このレポートに真実が含まれているとして、本当に飼い犬がほえる事で飼い主の命を救ったのでれば、社会的にも非常に意義のある事例だと思う。こんな中途半端な構成ではなくてしっかり取材してドキュメンタリーにして欲しいと思う。


最後に、このレポートに出てくる足立金五さんは別の報道(07.07.26追記:この「別の報道」がリンク切れになっていたので、リンクを削除するとともに、原文をこの記事の末尾に引用した)によると「自宅が全壊。ペットの犬3匹を避難所に連れていけず、今も車内や屋外で寝ている」と厳しい避難生活を余儀なくされている被災者のようだ。一刻も早く生活が復旧されるよう、心よりお見舞い申し上げたい。


以下、引用記事:


新潟県中越沖地震 地震当日バーベキューをしていた一家、飼い犬のおかげで難逃れる
(Yahoo!動画 - ニュース・天気 NEWS・WEATHER - 最新ニュース)
http://streaming.yahoo.co.jp/newsflash/list/fnn/imp/tc/photo/fnn0707220824_0001.html
→すでにリンク切れ→Googleキャッシュ

新潟県中越沖地震の影響で、柏崎市青海川地区で起きた大規模な土砂崩れから、奇跡的に難を逃れた一家がいる。一家を救ったのは、3匹のゴールデンリトリバーだった。飼い犬に助けられた足立金五さんは「あの岩場の下にね、うちのバーベキューセットがあるんですよ。あの土砂の下に」と話した。 3匹の愛犬を連れた足立さん一家は、地震が起きた16日、海岸でバーベキューをしようと、青海川駅の下で準備をしていた。足立さんは「10分ぐらい前から、狂ったように鳴いてて、3匹で。もう、すごいほえ方でね、帰ってきて犬を放したら、もう1分もしないでドーンと、あの土砂が崩れて」と話した。震度6強の地震とともに山の斜面が崩れ、線路を覆ったが、愛犬のおかげで一家は直前に避難し、一命を取りとめた。足立さんは「何が起きたかわからなくて、この世の終わりだと思いましたよ。まるっきり、犬ですね。犬がなかったら、ほえなかったら、うちの家族は全部、あの土砂の下でしたよね」と話した。
[ 22日18時2分 ]


07.07.26追記:
「別の報道」がリンク切れになっているので下記に引用しておく
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20070722k0000m040117000c.html
→リンク切れになっている→Googleキャッシュ
中越沖地震:生活の質は以前の4割 被災者聞き取り調査

 新潟県中越沖地震の被災者35人を対象にした毎日新聞の聞き取り調査で、平均すると、生活の質が地震前のほぼ4割程度にまで落ち込んでいると実感していることが分かった。今月19~21日に記者が面談して聞いた。地震前のレベルに戻るには、住宅補修・再建費用への支援が必要だと20人が訴えた。地震から明日で1週間。生活再建への不安が大きくなっている現状が浮き彫りになった。
 柏崎市32人、刈羽村3人に聞いた。男性16人、女性19人、31~86歳で平均59歳。20人は避難所や車庫など自宅以外で暮らしている。
 生活の質は、地震前を100として、0以上の数で聞いた。回答は0から80まであり、50が最多で、平均は44だった。
 「0」と答えた同村の理髪店勤務、相沢光典さん(48)は、木造2階建て借家が全壊し、82歳の母を含む家族5人で避難した。相沢さんは一度も着替えていない。手元に現金もなく、歯ブラシを買う金も借りている。水が出ず、市内の理髪店は再開できない。当面は「1万円でもいいから現金支給を」と切望する。
 もう一人、「0」とした柏崎市の花屋経営、中村美佐子さん(64)は、貸し店舗が傾いた。しかも立ち入り禁止区域にあり、無収入だ。立ち退きを求められたが、移転のあてはない。「2、3日は片付けで手いっぱいだったが、日がたつごとに将来の不安でもやもやしてきた」と悲観する。
 同市の青果卸業、足立金五さん(50)は自宅が全壊。ペットの犬3匹を避難所に連れていけず、今も車内や屋外で寝ている。「5」とした。
 同じく飲食店のパート従業員、中沢奈々さん(31)は、2歳2カ月の次女が一緒にいないと泣くようになった。家では不安がり、夜泣きするため困っている。「50」とした。
 同市の公務員、三井田光子さん(56)は自宅を解体し始めた。「自宅はなくなったが、目に見えないもの(家族のきずな)はある」として「30」と答えた。
 1カ月以内に必要な支援を尋ねると、ほぼ半数の16人が水道などライフラインの復旧と答えた。このほか「8歳、13歳の孫の精神的ケアをする相談員」(62歳の女性会社員)、「片付けボランティア」(42歳の主婦ら6人)、「集落内か近くに仮設住宅を建設(76歳の無職男性ら6人)」などの回答があった。
 長期的な支援として20人が住宅補修・再建への金銭的支援を求めた。
 一方、トラブルの相次いだ東京電力の柏崎刈羽原発については▽25人が「もともと不安だったが、不安が増した」▽3人が「安心していたが、不安になった」と回答し、多くが深刻に受け止めていた。「原発のおかげで(地元が)潤っているのも分かる。しかし安全に関する情報を隠ぺいされるのが許せない」と複雑な心情を明らかにした無職男性(76)もいた。
 逆に、男女1人ずつが「安心感は変わらない」として、「今回もよくやった」などと感想を話した。3人は無回答だった。

毎日新聞 2007年7月22日 6時30分


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平成19年新潟県中越沖地震」カテゴリの記事

Comments

足立金五さん、同じ人?

http://www.shinshu-liveon.jp/www/topics/node_181112

Posted by: | Apr 15, 2012 at 08:28 AM

信濃毎日新聞、
2012.04.15記事の足立金五さん

二度の倒産
妻の自殺と保険金4000万
悲劇と困難を乗り越える
野沢温泉の民宿経営の女性と再婚
現在、株式会社大日宮ノ盛 代表取締役
またNPO設立し講演活動。

Posted by: | Apr 15, 2012 at 04:38 PM

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