マーガリン小実験(641日目)
最近、検索語「マーガリン」からのアクセスが増えているので、久々に撮影してみた。
経緯はカテゴリ「マーガリン小実験」に書いてある。
実験開始から1年9ヶ月経過している。ほぼ同じ環境で放置していた。
腐りもせず、カビも生えず、虫も寄らない。
本体はすっかり蒸発してしまい、薄皮のような残留物が残っているようだ。
周囲のラップには部屋の白いホコリがうっすら積もっている。
マーガリンの中に見える黒い小さなものはやはり部屋に舞ったなんらかのホコリが入ったものだと思う。
鼻を近づけると、マーガリンの香料の香りがまだほんのりする。
参照元の検索結果を辿っていると、気になる記事があった。引用して検討してみよう:
・フードファディズム(2) 油脂(1) - A Study around Super Heroes
「虫やカビが、食品の安全性の指標になるなら、オリーブ油も、塩もコショウも、有害食品といえてしまう。」
「トランス酸に健康被害があるかどうかと、虫がたかるかどうかは、問題の次元がまるで異なる。」
・マーガリンやめました。(できる範囲で・・・健康オタク)|とんとんとん日記☆楽しい生活の知恵袋のコメント欄
「では単刀直入に申し上げますと、「此れはエセ科学だから信じない方が良い」という事です。最近はこの手の悪徳業者や勘違い人間がしたり顔で話しかけてくるので、どうか末永い人生、他人に騙されぬようお気をつけ下さい。」
引用記事で指摘されているように、この小実験は、マーガリンが健康に問題とされている原因のトランス脂肪酸の危険性との因果関係が全く検証されないのは明らかだ。当初の動機は『フレッド・ローが行った「マーガリン大実験」』を検証する(「腐敗したり虫がついたりしないか確認する。」)という点にあり、厳密に何かを示すつもりはなかった。
そもそも、『フレッド・ローが行った「マーガリン大実験」』をよく読んでみると、フレッド・ロー自身、研究者でも専門家でもなく、「オーガニック・マーケティングという自然食品業界のためのコンサルティング会社を経営」ということなので、本質は「販売促進のためのデモンストレーション」であり、「実験」と呼ぶのもおこがましい(ましてやどこが「大実験」なのか?)。
さて、安易に模倣して「小実験」を公開している者として責任を感じるので、キッチリ落とし前をつけておきたいのだが、現時点では確定的な情報が足りない。
色々と調査した上で「マーガリンが腐敗したり虫がついたりしない」のはなぜなのか、あらためて報告したい(乞うご期待)。
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