グーグル新サービス批判 不穏当な場面 水着で日光浴、丸見え(Googleの新サービス "street view")
Googleの新サービス "street view" では上の写真のように街中でビキニ姿で日光浴する女性など、個人情報の問題になりかねないものが多々ある。さらに恐ろしいことに、その場所がどこか、ピンポイントで分かってしまう。リンク先を見ると、上の写真は街中の駐車場であることが分かり、その正確な住所までわかってしまう。ストリート・ビュー画面をクリックしてアクティブにすると、矢印キー(←↑↓→)によって視線を変化させることが出来るので、あたかもその場にいるかのように、あちこちぐるぐる見渡せる。さらに、道路の線に沿って移動することさえ出来る。操作に慣れるまで多少の練習がいるが、いながらにしてサンフランシスコを散策(もしくはドライブ)した気分になれる。
→元の記事:Request for Urban Street Sightings: Submit and Vote on the Best Urban Images Captured by New Google Maps Tool
この他、下の写真のように道路を通行中の普通の女性(自主規制で顔にモザイクを掛けたが、参照ページでは女性の顔がはっきり見えてしまっている)などもある。
→元の記事:Gallery of Interesting People, Places and Sightings in Google Street View
上記で紹介した英文記事を辿っていくと、アパートの中で飼っている猫の写真など、興味深いものが続々紹介されている。
これらのサービスのために、特殊なカメラ(The camera behind Google's Street View)を搭載した特殊な車両(Google's Street View Car: Take a look at the vehicle that's looking at you!)を使用しているそうだ。変な黒いボール(カメラ)を天井から突き出しながら走行している車が近づいてきたら要注意だ。※記事の末尾に追記あり。
確かに、「普通に街を歩いていて見るもの」なのだが、それがWeb上に見える形で保存されるインパクトは大きい。いずれ、日本でもサービスが始まるのだろうか。
以下、引用記事:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070602-00000031-san-bus_all
グーグル新サービス批判 不穏当な場面 水着で日光浴、丸見え
6月2日16時7分配信 産経新聞
【ロサンゼルス=松尾理也】ネット上の地図をクリックすると、その場所の周囲360度の風景が映し出されるという、インターネット検索最大手グーグルが新しく開始したサービス「ストリート・ビュー」をめぐり、プライバシーの侵害ではないかとの批判が強まっている。
「ストリート・ビュー」は、グーグルの地図サービスと連動した機能で、5月末に提供が始まった。現在、サンフランシスコやニューヨークなどの特定の都市が対象だが、グーグルは今後、範囲を広げていくとしている。
ところが、利用者がこのサービスで街角を精査してみると、穏当とはいえない場面や、プライバシーの侵害すれすれの場面が次々に見つかった。
サンフランシスコ中心部では、ビキニ姿で日光浴を楽しむ若い女性の姿も見つかった。
また、さくを乗り越えてアパートに入ろうとしている男が写っていた。ネット上では、このサービスで映し出された風景から面白い場面を拾い出したブログなども始まり、人気を集めている。
画像は、グーグルの撮影隊によって撮影されたもので、プライバシー侵害との批判を避けるため、公共の道路からの撮影に限定している。
しかし、公共の場といっても、芝生で日光浴している姿や、アダルトショップに出入りする姿を全世界に公開されてもしかたがないのか、という疑問が噴き出してきた。
最終更新:6月2日16時7分
追記:07.06.03(日)08:05
トップ15ランキング(Top 15 Google Street View Sightings)(英語)を見つけた。いくつか紹介する。
トップレスで日光浴する女性(5位)
引用したYahoo!ニュースでは冒頭の「ビキニで日光浴」が紹介されていたけれど、どう考えてもこちらの「トップレスで日光浴」の方がインパクトは大きいと思うんだが、やはりインパクトが大きすぎて記事にしなかった(自主規制)んではないかと下衆の勘繰り。
民家のフェンスをよじ登っている男性(2位)
(鍵を失くした家主か?空き巣か?)
などなど仰天映像満載。
→引用元:「Google Maps ストリートビュー」面白スポット・トップ15(トップ15個の写真を日本語で解説しているが、本文中に写真なし)
追記:07.06.02(日)10:25 実際には下の写真のような車両で走行しているらしい:
たまたまビルの窓に反射しているのが写っているGoogleの撮影車両(コントラスト補正してます):
Googleの撮影車両の別の写真(これもコントラスト補正してます):
カメラ・ユニットと思われる装置の拡大写真(やはりコントラスト補正)
追記:07.06.03(日)13:20
いろいろ「ドライブ」していたらアジア人のカップル(新婚旅行の日本人かも?)を発見。まさか自分達のスナップ写真が全世界に公開されているとは夢にも思っていないだろうな。なお、下の写真では顔はぼんやりしているが、リンク先で拡大操作をすればハッキリ見える(下の写真はコントラスト補正)。
このアジア人カップルを別アングルから見ると、なんとお土産の紙袋に「Bath & Body Works」と店名が書いてあることまで分かってしまう(下の写真はコントラスト補正)。
これはマジで恐ろしい!
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Comments
恐ろしい世の中になりました。画期的ではありますが。
Posted by: starness1223 | Jun 02, 2007 11:01 PM
starness1223 さん
コメントありがとうございます。利用する立場からは一方的にありがたいですが、いつ「被害者」になるか分からない怖さはありますね。
Posted by: 中村 友一 | Jun 02, 2007 11:04 PM
対象地域に入った時には、念のため用心します。
Posted by: starness1223 | Jun 02, 2007 11:08 PM
道路から見える範囲で変なことしなければ大丈夫。
Posted by: 中村 友一 | Jun 02, 2007 11:09 PM
気をつけます!
Posted by: starness1223 | Jun 02, 2007 11:17 PM
コメントありです。
うわぁ・・・この精度なのか--;;;
恐ろしい世の中になったもんですなぁ。
Posted by: らぶぴんきぃ | Jun 03, 2007 04:51 PM
一生懸命ドライブしたんですけど、見つけられませんでした。
記事中に中心部ってあったのでサンフランシスコ(もっと北西の)方を走りまくってました。。
けど印象としてはほんと拡大したときの画像の精度は予想以上ですよね。
一度撮影されると一定期間映り続けるので、印象的な映り方をすれば宣伝にもなりますねw
Posted by: zeroyui | Jun 03, 2007 04:55 PM
らぶぴんきぃ さん
従来のGoogole地図と比較するのが間違っているんでしょう。精度が上がったとか、量的な変化が質的な変化となると言う段階じゃないですね。
Posted by: 中村 友一 | Jun 03, 2007 05:14 PM
zeroyui さん
そりゃー独力で発見するにはすごい距離を走破することになるでしょうね。大きい都市の一部だけとはいえ、びっしり情報がありますから。私は英文記事で探しました。「アジア人のカップル(新婚旅行の日本人かも?)」は、自分で見つけました。
Posted by: 中村 友一 | Jun 03, 2007 05:20 PM
これまたすごい写真ですね。。。
鮮明です。
Posted by: starness1223 | Jun 03, 2007 06:50 PM