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Nov 16, 2006

「いじめ」と「自殺」は切り分けるべきだ

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自殺に至る深刻ないじめは自殺問題であり、軽度のいじめとはっきり区別すべきだ。「いじめ自殺」と複合した一つの問題にすると対応がより困難になる。

※追記:06.11.18(土) 関連記事『いじめ自殺」対応手順の提案』を掲載

自殺に関しては「自殺と危機情報(Befrienders Worldwide)」が重要なポイントをコンパクトにまとめていると思う。Yahoo!ニュースのリンクにあったのだが、自殺についてはこれ以上特に言うべきことはないと感じた。心理学的な面からよく考えられている。

自殺問題は非常に繊細なテーマであり、素人がうかつに深入りするのは危険だと思う。私もこの数日、このテーマでいくつか記事を掲載したが、今後は「自殺」に踏み込む記事はより慎重に扱うよう注意したいと思う。

「軽度のいじめ」については、参考になりそうなサイトがいくつかあった。たとえば、奈良インターネットしかせんべいが運営する「いじめ意見交換掲示板」を見ていたら、いじめっ子の両親に手紙を書く、という作戦で問題を解決した体験談(「小中学生のいじめを受けている子に捧げたい。」)があった。使い方に気をつければ効果的な対応だと感じた。同掲示板には、ほかにも生々しい体験談や批判記事が多数投稿されている。あくまで「軽度のいじめ」限定だが、悩んでいる人は参考になるかもしれない。


いじめが進行し自殺に至る「いじめ自殺」と、軽度のいじめをはっきり区別する「いじめ自殺」リスクマップを描いてみた。
「いじめ自殺」リスクマップ
マップしてみて気づいた事をいくつか列挙する:
「自殺に至るいじめ」という複合問題よりも、いじめ被害者がもともと持っている心理的な素質と、いじめの深刻さを分離して考えたほうが問題解決に資するところ大だと思う。
他の病気と同様、早期発見・早期治療がベストだと思う。軽度のうちに発見し、手を打つべきだ。放置すると悪化する。学校の先生や文部科学大臣や都知事の対応はこのあたりに重点を移すべきだ。
「いじめ自殺」となるような重度のケースは素人が手を出さないほうがいい。緊急に専門家のケアが必要な状態だ。学校の先生や文部科学大臣や都知事が直接対応すべき問題ではないと思う。
追加分析
・自殺する直前までいじめられた心の弱い人が立ち直る場合もある(例:石原都知事)。
「いじめ自殺」リスクマップ

・普通の人であっても、いじめが進行して心理的に弱り、自殺する心配が出てくる。
「いじめ自殺」リスクマップ


※関連記事: ・いじめ自殺予告手紙を書いた子へ自殺「脅迫」手紙自殺予告手紙を書いた子は自殺しない石原東京都知事をいじめる「いじめ自殺予告手紙」

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いじめ・自殺」カテゴリの記事

Comments

お久しぶりです。
お元気ですか?
いじめがあるから自殺をするという安易な今の報道はどうなんでしょうね。
それよりももっと簡単な意味で、「自ら死ぬことはいけないことなんだよ」という、当たり前のことが自殺していく子供には欠けているんじゃないでしょうかね。
前に、正確な数字は忘れましたが、アンケートで「死んだらまたすぐに違った人間に生まれ変われる」と答えた子供がかなりの大多数を占めていたことがありました。
もしかしたら、今の命がつまらないから、死んでリセットしてもう一度やり直せると思ってるのかもしれません。
死や命というものが軽んじられている。それは最近に始まったことじゃないですけどね。
自殺していく子たちは本当に辛かったとは思いますが、ズボンを下ろされたとか、小額のお金を要求されたとか、傍から見るといじめの度合いが小さい。ズボンの下ろしあいっこなんて、僕らの子供時代は当たり前だったし、下ろしてなんぼ、見せてなんぼだった。それで死んでいたら、僕らの同級生は全員死亡してる。
人間なんて元々は弱いものを征服して登りつめていくことに快感を覚える生き物。いじめはなくなる事はないと思う。かと言っていじめを容認するわけでもないけど、あえて思うのは、安易に命を絶つ小さな命たちが多いことに悲しく思う今日この頃でした。
困難や辛いことや思い通りに行かないことが、あって当たり前だという意識がないのかな。

Posted by: yon | Nov 17, 2006 at 02:53 PM

yonさん

コメントありがとうございます。ご無沙汰しております。なんとか頑張ってやっております。

総じて子供たちが弱ってきていることが「いじめ自殺」の背景になっているように感じます。いじめられる子供(被害者)は、少しのいじめで急激に心理状態が悪化しているのではないでしょうか。また、いじめる子供(加害者)の弱さが、歯止めのないいじめを引き起こしているのではないでしょうか。被害者(内的要因)・加害者(外的要因)2つの独立した軸が要因になっているのに、表面に現れた「いじめ自殺」という(おそらくは氷山の一角に過ぎない)事件だけ見て対症療法が繰り返され、悪循環に陥っているように考えています。

このテーマで引き続き記事を書きます。またご覧下さい。

Posted by: 技術コンサルタント:中村 友一 | Nov 17, 2006 at 10:29 PM

TBありがとうございます。案の定、自殺者が出ていますね。予告にあったような「土曜に死にます、日曜…」こそなかったようですが、そもそも大人達が訴えている「命の尊さ」…普段ちゃんと教えていれば、こうはならなかったのではと。不当な扱いを受けた時にどう対応するかということも。
と言うより、まず個々の「イジメ」を除去することが最優先事項の筈なのに、親も学校もそれをきちんとしていたとは思えない。いくら大臣が「見捨ててはいない」と呼びかけたって、説得力ないですよ。

昔は教師・学校がわざわざそこまでしなくても子供達自身がちゃんと自分で学んでいたように思いますが、もしそれができなければ手助けをするのが大人の務めの筈。
いじめる側にしても、昔の「ガキ大将」とかはそれなりのカリスマ性なり責任感なりがあったような。今はそういうのないでしょ。オウムや某国の将軍様と同じで。

それと、イジメに限らず「不当な何かを受けても耐えろ」という考え方。それは日本人の美徳かもしれませんが、戦後の教育現場でそれが行き過ぎた結果の、これは歪みとは言えないでしょうか?
まずは個々の事案をどう実効的に解決するかですが、結局は教育基本法、日教組、いや憲法も含め、「子供達ありき」で教育の在り方を白紙のつもりで見直すべきだと思います。

Posted by: 中谷 裕 | Nov 18, 2006 at 09:03 AM

中谷裕さん

コメント有難うございます。「不当な何かを受けても耐えろ」という感覚は確かに日本人に染み付いると思います。国土が狭く、そういう慣習で成り立ってきた国家だからでしょう。一定の範囲であれば「美徳」として認める価値があると思いますが、限度を越えると「歪み」ですね。

また関連テーマを続けますので時々ご覧下さい。

Posted by: 技術コンサルタント:中村 友一 | Nov 20, 2006 at 12:51 PM

イジメの内容にもよるんじゃな~い♪ 例えば私の同級生なんか小学生のクセにAVに出演してたんだよ~☆ うちのクラスの男子が目撃したんだって。でね、学校中の噂になったこの淫売女、ムカつくからイジメてやったんだ。あたしら正義の味方? まあイジメる側にも、それなりの理由があるってワケ。でもね、ソイツ中学上がる一週間前に自殺しちゃったんだよねぇ。何も死ぬ事ないのに・・・。後から聞いたけど親にエンコーさせられてて?先生には相談したらしいんだけど案の定「親を悪く言うもんじゃない」って説教されたらしい。この日のホームルームその先公「親の大事さ、命の尊さ」について長々と演説してたね。とばっちりだよホント。まあ悪いのはこの先生って事で☆

Posted by: 私はサイコパス? | Dec 22, 2010 at 01:34 AM

私はサイコパス?さん:
記事のテーマに鑑み、真摯な議論をお願いします。いじめを助長するコメントには管理者としてそれなりの対応をせざるを得ません。もしあなたがまたここにコメントする時はご注意ください。

その上で、、、

興味深い事例提供ありがとうございます。書かれた通り全て真実だとすると、最も大きな責任があるのは親でしょう。


>あたしら正義の味方? まあイジメる側にも、それなりの理由がある

いじめる「理由」にはなりますが、それは「正当な理由」ではないでしょう。少なくとも私には正義には見えません。


>何も死ぬ事ないのに

これは当事者でなければ容易には図りえないことで、専門家でも中々困難です。同級生のあなたや学校の先生が理解できなくとも仕方ないことかもしれません。

Posted by: 中村友一 | Dec 22, 2010 at 06:26 AM

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