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Nov 18, 2006

「いじめ自殺」対応手順の提案

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「いじめ自殺」リスクマップに基づき、「いじめ自殺」への対応手順を提案する。

【診断】
・被害者の心理状態(内的要因)といじめの深刻度(外的要因)を調査する。
・リスクマップ上でリスクを確認する。

【対応A】
※診断リスク「重度」の場合
・緊急かつ繊細な対応が必要。
・最初に外的要因を緩和する手を打つ必要がある。なぜならば、弱った心は回復はしにくいからだ。専門家を手配することが望ましいが、緊急の対応が必要な場合は「自殺と危機情報(Befrienders Worldwide)」が参考となるだろう。
最初に外的要因を緩和する手を打つ必要がある。なぜならば、弱った心は回復はしにくいからだ。
・外的要因を改善したら、専門家の助けを借りて内的要因を改善させるべきだろう。
外的要因を改善したら、専門家の助けを借りて内的要因を改善させるべきだろう。

【対応B】
※診断リスク「軽度」かついじめの深刻度「劣悪」の場合。
・心理的な支援により外的要因を自らの力で改善させる。毅然とした態度、意志表示の仕方など具体的な対応方法を提示し、自ら問題解決するよう導く。
心理的な支援により外的要因を自らの力で改善させる。

【対応C】
※診断リスク「軽度」かついじめの深刻度「境界」の場合。
・むやみに甘やかすべきではない。
・できるだけ心理的な支援により内的要因を改善させる。
できるだけ心理的な支援により内的要因を改善させる。
・状況が改善しない場合は様子を見ながら外的要因を少しづつ改善させる。

診断リスク「やや重度」の場合が最も難しい。安全を考えるならば、対応Aから優先的に検討すべきだろう。しかし、下記に示すように、慎重に判断するべきだと考える。

(1)危険な場合は専門家を手配する
自分で手に負えなほど危険な状況だと判断したら、一刻も早く専門家を手配するべきだ。専門家が無理ならば、少しでも対処能力の高い協力者を探すべきだ。危険な状態の子供は学校の先生や親で対処ができない場合も多い。無能な大人に囲まれた子供は不幸だ。
※「いじめ2.0=再帰的切断とWeb2.0=再帰的接続」において、本来支援してくれるはずの人と感覚を共有できず「再帰的切断」してしまうという見解が述べられているが、このようなケースは確かにある。こういった繊細なケースは素人がうかつに手を出すべきではない。

(2)できるだけ心のトレーニングを促せ
通常、親や先生が子供を一生見守ることはできない。緊急の場合を除き、できるだけ子供自身で問題解決させるよう、心のトレーニングを促すべきだ。「いじめ自殺」の背景には総じて子供たちが弱ってきていることがあるように感じる。いじめられる子供(被害者)はもともと痛みやすい心になっていて、少しのいじめで急激に心理状態が悪化しているのではないだろうか。また、いじめる子供(加害者)の心も弱く、いいじめに歯止めがないのではないだろうか。、

(3)内的要因と外的要因を区別せよ
いじめには内的要因と外的要因がある。被害者(内的要因)・加害者(外的要因)2つの独立した軸が要因になっているのに、表面に現れた「いじめ自殺」という(おそらくは氷山の一角に過ぎない)事件だけ見て対症療法が繰り返され、悪循環に陥っているように感じる。「いじめる方が悪い」「いじめられるほうが悪い」といった不毛な議論に陥るケースもある。先日の記事『「いじめ」と「自殺」は切り分けるべきだ』で述べたかったポイントもここにある。

※よく考えると、この「リスクマップ」は子供のいじめ自殺に限らず、大人のうつ自殺などにも応用が利くのではないだろうか。いずれ検討してみたい。

※「いじめ・自殺」問題が連続したテーマとなってきたため、新カテゴリ「いじめ・自殺」を設定した。

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