ノートパソコンにコーヒー
ノートパソコンにコーヒーなどの水分が掛かった場合、直ちにWindowsを終了させ、電源ケーブルとバッテリーユニットを外さなければならない。通電カットし回路ショートを防ぐということだ。通電カットが早ければ汚損箇所を洗浄・乾燥して復旧することが多い。携帯電話を水洗トイレに落としたような場合も同様で、すぐバッテリーパックを外せば復旧する可能性は高い。
通電カット後は水分による汚損箇所を洗浄・乾燥させる。内部の風通しを良くするため、ドライブユニットやメモリパネルなどを取り外す(ただし、無理に分解するとかえって復旧が困難になることもある)。糖分が高くねばねばが残る場合、水道水でジャブジャブ洗うこともある。ねばねばがなければできるだけ自然乾燥に持ち込むべきだ。
コーヒーなどの水分がパソコン内部にしみ込むほど掛かった場合、私の経験では復旧率は半々。糖分が高いか、すぐ通電カットできたか、といった点が成否を分ける。デスクトップPCであれば最悪でもキーボードを交換すればOKだが、ノートPCはそうもいかない。通電状態でファン・電源ユニット・マザーボードなどがショートすれば復旧は絶望的だ。修理するくらいなら新品を買ったほうがマシ、ということが多い。
今週、あるクライアントから「ノートパソコンにコーヒーをこぼしたら起動しなくなった」と相談があった。相談の電話が掛かった時点ですでに30分経過していたとのことで、「あー、だめかなー」と思ったが、「電源を抜いてバッテリーパックを外す」旨を伝え、本体の回収に出向いた。回収後、分解して洗浄できるところは洗浄し、開放状態で一晩自然乾燥させたら翌朝には復旧した。多少のコーヒー臭は残ったが無理な分解洗浄は避け作業完了とした。
同じ状況に陥ったらとにかく「通電カット」が最優先だ。ノートパソコンを使っている場合、普段からバッテリーパックの外し方を確認しておくことをお勧めする。
※ノートパソコンにコーヒーをこぼしてお困りの方はご相談下さい(→ご相談・ご連絡先)。ご相談の前に通電カットをやっておいて下さい。
追記:
06.01.12(木): この記事を読んだ方からご相談を受けた。
※06.07.05(水)追記: 関連記事「ノートパソコンに子供が嘔吐」を掲載しました。
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