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May 06, 2005

ボウリング大会

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JR西日本の社員が脱線事故を知りながらボウリング大会を行い、3次会まで行ったと、ニュースを賑わせている。ほとんどの一般人は「ひどいなぁ」と思っているのだろうが、人間はごく特殊なケースを除いて、多かれ少なかれ、ボウリングに行ったJR西日本の社員と同様な気質を抱えている。心理学でもしばしば出てくる()。

優れたリーダーシップがあれば、緊急事態にあっても「傍観者」は減る。脱線の事故現場でもきっと、高い危機管理能力を持ち、優れたリーダーシップを発揮した人々がいたはずだ。そして、JR西日本では、いまだにリーダーシップが発揮されていないように感じる。事故現場からの物理的な距離を言い訳にする可能性もあるが、現場にいた運転士はそのまま出勤した。まさに他人ごとだ。そして、この瞬間にも世界中でたくさんの惨事が進行しているが、ほとんどの日本人にとっては他人事だ。

コンサルティングの現場で私は、同様の問題にたびたび直面する。職場のすぐ隣人が大変なトラブルを起こすことを予見しても、係わり合いを避けるため傍観する、というケースは多い。身に覚えのある方が多いだろう。

もちろん、個人の特性の問題でもあるが、組織風土の影響がやはり大きい。時間をかけて社内の風土改善、社員の意識改革を進めるのは大変な作業だが、私のクライアントには地道な支援を続けている。

私が今、JR西日本からコンサルティングを頼まれたら引き受けられるだろうか?

緊急事態に陥った人に対して傍観者が援助をする傾向を減少させる条件は下記の3つ:
 (1)混乱していること。
 (2)人が多いこと。
 (3)交友関係が低調なこと。
これら3つとも都市環境の特徴であり、田舎より顕著になる。
参照:ロバート・B・チャルディーニ:影響力の武器、誠信書房、1991。

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